概要
『ヤンキーくん』編(2、3巻)に登場するキーパーソンの1人。
暴走族集団「愛沢連合」の総長。
主人公・丑嶋馨の宿敵の1人であり、滑皮秀信・鰐戸三蔵と肩を並べ「逆らってはいけない3人のうちの1人」と言われていたほどの凶悪な人物であるが、肉蝮などを含めて比較すると1枚落ちる。
人物
妻子持ちだが、先述の凶悪さから強姦・強盗・殺人などに手を染めることも辞さない。
一方、中学卒業後に進学するなど学問を捨てていたわけではないが、結局中退してしまう。本人曰く「日本中のバカが集まる高校」とのこと。
滑皮に恐喝され、バイクを壊したマサルをリンチし、カウカウファイナンスへの強盗を目論むも、マサルの機転により失敗し、丑嶋・滑皮に当たり屋をやらされる破目になった。
その後、『フリーエージェントくん』編で再登場するも、かつての凶悪さは鳴りを潜め、廃人同然の状態になっていた。しかし身体障がい者になった事で、これをビジネスにしようと目論んでいる模様。
続編
スピンオフ『らーめん滑皮さん』で再登場。
廃人状態から悲惨なリバヒリを乗り越えて社会復帰。本編では完全な詐欺だった天生メソッドでまさかの大金をゲットし、インスパイア系ラーメン店「ラーメン爆走族・愛」を出店する。
ラーメンの才能だけは本物で、看板メニュー「愛沢スペシャル」は戌亥も認める絶品の味。順調に人気店となっていく。
しかし、人気が出すぎて滑皮に発見されたのが運の尽き。水が悪いと難癖をつけられて法外な高額でミネラルウォーターを買わされた上、親切ごかしにチェーン展開を強いられ、わけのわからない契約で雁字搦めになっていく。
店の出資者である嫁にも頭が上がらず、本編とあべこべに殴り倒される始末。
なお本編では「誰の子供かわからない」と危惧していた一人息子「絶弐(ぜっツー)」も、順調に瓜二つの醜男に育ちつつある。
さらに当たり屋としてトラックに飛び込まされる直前に西成暴動などが起きた混沌とした90年代の大阪にタイムスリップしたというスピンオフの『浪花タイムリープ愛沢くん』が連載されている。
演者くん
実写版:中尾明慶