概要
都内某所(おそらく新宿)の雑居ビル内にあったが、「ギャル汚くん編」にて丑嶋が逮捕されたことで別の場所に移転している。
金利はトゴ(10日で5割)というとんでもない暴利で融資している他、パチンコ中毒者の主婦をはじめとした債務者・通称奴隷くんの場合はヒサン(1日3割)で店のツケや他の同業者の回収代行業を行っている。
普段は名簿屋から禁治産者(現:成年被後見人)や多重債務者の名簿を買い、手当たり次第にダイレクトメールを送り付けている。DMでは即日融資や100万円まで融資可能等と宣伝しているが、それらはすべて嘘で初見の相手には何かしら理由をつけ、5万円しか貸さない。これは少額ならば回収しやすいのと最終手段として自治体から生活福祉金5万円を借りることができる為、確実に回収できる額として認識している。
返済が滞り、「奴隷くん」へと転落するとタコ部屋労働に売り飛ばされたり、他の「奴隷くん」から取り立てるための手駒にされたりする運命が待つ。取り立てには一切の容赦はないが、宇津井優一のように成長が見込めた場合は借金を軽減することもある。
また、経営にダメージを与えるようなミスをした社員に対しては厳しく制裁する時もあるが、基本的に社員の結束力が強く、仕事が無い日は和気藹々としている。
彼らのバックには金主という占い師の老婆がおり、ヤクザ経由で資金を提供している代わりに1ヶ月15%の金利の返済を要求している。ドラマ版では大原正一という中年男性が金主のポジションとなっている。
所属者
シシック
ある意味カウカウファイナンスの前身にあたる闇金業者。
10年前に丑嶋・榎崎・加納が勤務していた闇金業者でもあるが、当時の社長であった獅子谷鉄也の方針で社員達が暴力で支配されており、ノルマを達成できなかった者に対しては耳を切り落とす等の拷問を加える地獄のようなブラック職場であった。更にはたとえノルマを達成したとしても獅子谷の気まぐれ次第で遅かれ早かれ拷問される運命であり、そのような意味ではカウカウファイナンスのアンチテーゼとも言える。
当然ながら自浄作用もなく社員達の反感を育てる事となり、裏切り者による売上金強奪事件を皮切りに獅子谷がなりふり構わず社員達をぞんざいに扱った結果、反旗を翻した幹部達が獅子谷を殺害。それと同時に丑嶋達がシシックを見限る形で逃走してカウカウファイナンスを設立する事となった。