概要
うさぎ耳と同じく、薄く細長いのが特徴である。
色は毛色に基づく。
馬は視覚聴覚に優れ、優れた速度で身を守る草食動物であるが、中でも耳は感情表現にも使われる器官である。基本的に顔の方向に耳を立てて向けている場合は興味を持ったり喜びの感情を表し、後ろに伏せている場合は機嫌が悪く、怒っているような状態を表し、横に倒している場合は主にリラックス状態を表す。
音について敏感で草食動物であるために臆病な性質が強く、軍馬の育成などでは騒音に慣れさせる事も行われていた。競馬の際にメンコ(覆面)を被せる場合、多くは耳栓をして歓声に興奮しないようにしている。
ことわざとしては「馬耳東風」(≒「馬の耳に念仏」)に含まれている。
「王様の耳はロバの耳」ではない。
なおロバの場合馬に比べてより長く、兎の耳に近い。尻尾の形も馬とはかなり異なる。