ボリクリ耳
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ぼりくりみみ
競走馬「シンボリクリスエス」の耳と似た耳のこと。
先端がやや細くなり反り返った大きな耳で、「米粒型」「先で何か挟めそう」「クワガタムシ」などと言われる。
父のクリスエスから受け継いだ遺伝的形質だが、日本ではクリスエス系といえばシンボリクリスエスの子孫が圧倒的なため、彼の愛称ボリクリから通称がついた。
シンボリクリスエスの子、孫、曾孫の世代にまで遺伝しており、ボリクリ耳のことを知っていれば一目でわかる程度には特徴的な外見となっている。(レースの際は、メンコなどを装着していてわかりにくい場合もある)
シンボリクリスエスは種牡馬として優秀な成績を収め、息子としてエピファネイア、孫としてオジュウチョウサンやデアリングタクトを代表として様々な名馬が生まれており、元号が令和になっても競馬シーンではよく見かけるタイプの耳となった。
クリスエスの血に由来するものではなく、プリンスキロとその父プリンスローズが大元。
クリスエスと血縁関係がないのにボリクリ耳の馬がいる場合、血統表を遡るとたいていプリンスキロやプリンスローズがいる。
- 例えば、父ゴールドシップ・母父サドラーズウェルズのイロゴルシ号はファミリーライン(血統表の一番下にある母系)を辿っていくとプリンスキロがいる