概要
かつて製作した鎧の魔剣や鎧の魔槍と同様強力な武器であり、使用者の鎧化の声に反応して優れた魔法防御力を誇る鎧となる。
バーンパレスでの最終決戦に於いてハドラー親衛騎団の女王アルビナスとの戦闘で初披露。
使用者であるマァムが体術をメインとした武闘家である事を考慮した設計がされていて、魔剣や魔槍のように鎧が服の上から身体全体を覆うのではなく、使用者の額、右肩、左腕、左胸、右膝、左脚のみをピンポイントで覆う構造で素早さを両立させている。
マァムが使用した際は、上半身は武闘着の上をそのまま鎧が覆ったが下半身は左足全体を鎧が覆うため武闘着のスカート部分が邪魔にならないよう自動的に折り畳まれた。なので鎧化状態のマァムはパンモロの状態になっている。マァムはパンツが見えても気にしない男勝りな性格だからいいものの、もし普通の女性が使う際は注意が必要と言えるかもしれない…。
なお、道着の下がパンツなのは滝での修行シーンや新装彩録版17巻の表紙で確認できる。
ロン・ベルクから手渡された際『利き腕じゃない方に着けておいた方が便利だぞ』と予め説明されていた通り、装着した半身の方が重点的に鎧が展開され防御力が高くなり戦闘で防御を行う際はこちら側を使う。
鎧部分は魔法に対して完全な防御性能を誇り本体部分や左足の鎧部分を使ってアルビナスの放ったサウザンドボール(ベギラゴンの塊)を難なく弾いている。装備していない利き手の方には、左肩に内蔵されたベアナックル『メタルフィスト』を装備することで、武闘家に鞍替えした上で高い身体能力と拳速が上乗せされ、オリハルコンを粉砕する比類なき破壊力を生み出す。
また切り札にしている武神流奥義『猛虎破砕拳』は強大な威力を誇る反面、剰りの衝撃に使用者がダメージを受ける為、甲拳の鎧で防御力を高めた状態で始めて使用した。
決戦中にポップのブラックロッドは天地魔闘の構えで破壊され、ダイの剣は持ち主のダイが行方不明になるなど勇者一行が使用した殆どの武具は使用不可能になった。だが、これだけは左胸の鎧を砕いたものの、本体は無傷で破壊を免れている。
最終話でポップやメルルと旅に出ている際に彼女は装備していなかったが、それはこの武器が余りにも強力すぎる為にダイの捜索時は封印していたのではないか?とファンの間では推測されている。
関連タグ
鎧の魔剣 鎧の魔槍:ロン・ベルクが製作した武具で、魔甲拳と同じく鎧化できる。
ブラックロッド、グレイトアックス:こちらもロン・ベルクが製作した武具で魔甲拳と共にダイ達の手に届いたが、これらは鎧化の能力は備えていない。