概要
CV:岸野幸正
陵南高校3年、主将。身長202cm、体重90kgという日本人離れした巨漢であり、“ビッグ・ジュン”の異名をもつ。赤木剛憲の最大のライバル。 県内で一番でかい中学生として鳴り物入りで陵南に入学するも、当初は基礎練習にもついていけず、監督の田岡茂一に毎日怒鳴られてチームメイトからは「フットワーク程度でへばっててどうするんだよ。とんだ期待の新人だぜ」と言った具合にナメられていたため、一時は退部を本気で考えたが、田岡に巨体は立派な才能であると諭され、陵南の厳しい練習に耐え抜き主将の座へと上り詰めた努力家でもある。
プレースタイル
赤木が自らガンガン攻めて行く主役型センターであるのに対し、魚住はチームメイトを活かす為に自らを日陰に置く脇役型のセンター。しかしパワーが無いわけではなく、身体能力的には赤木とほぼ互角。顔も猿系。県内で唯一赤木に真正面から対抗できる男。
ただ赤木に比べて、自身のオフェンス能力が劣っているのを自覚しており、チームの中での自分の在り方を「俺は主役じゃなくて良い」と達観するに至った。フリースローはヘタ。
作中では
試合中やや直情的になってしまう一面もあり、IH予選での海南戦ではブロックしながらも放たれた清田のダンクに怒りを燃やす、敢えてファウルを重ねさせる海南の作戦で審判に思わず「立ってただけだぜ!?なんでオレのファウルなんだよ!!ちゃんと見てくれよ!!」と思わず猛抗議をしてしまい追加でテクニカルファウルを取られ、原作では桜木花道以外で唯一退場シーンが描かれてしまったキャラでもある(※)。この失態により魚住が抜けてしまった穴は大きく陵南は不利になってしまい、観戦していた赤木も「あのバカめ!!キャプテン失格だ!審判とケンカして退場とは愚の骨頂だ!!」と呆れ返っていた。
赤木と違って砕けた面を持ち、『湘北と翔陽どちらが勝つか』という軽い賭けを海南とした際には「10点差で翔陽」という牧に対し「はらたいらさんに3000点」と返すなど相手の言葉にジョークで返す事がある。
(※劇場版『全国制覇だ!桜木花道』では赤木のかつてのチームメイトである津久武の伍代が『ディスクォリファイングファウル(ファウルの数に関わらず一発退場になってしまう)』による退場。また、愛知県のインターハイ予選では名朋工業の森重寛が『テクニカルファウルを主とした5ファウル』での退場がダイジェストでそれぞれ描写されている)
引退後は仙道彰に主将の座を譲り、家業である板前の道に進む。また、山王戦の観戦に(タクシーが道に迷って遅れたが)訪れていて、河田雅史とのマッチアップを過剰に意識し過ぎて無様なプレーをする赤木を見かねて観客席から降りて、(何故か持ってきていた)板前姿で大根のかつらむきしながらゴール下でシュート失敗で倒れる赤木の前に現れる。無論、湘北と海南以外の面々からは刃物持った不審者でしかなく、すぐに警備スタッフに連行されるが、去る前に河田を「華麗な技を持つ河田は鯛」と評し、赤木に対して「お前に華麗なんて言葉が似合うと思うか赤木」「お前は鰈だ 泥にまみれろよ」と告げて意図に気付かせて立ち直らせ、自身が田岡に教えられた巨体の使い方を説いた。
その後、(逮捕はされなかったものの)観客席に戻されて左右を警備スタッフに挟まれながら観戦していた。その後は清田と共に熱くなったり、最終盤に赤木が河田に一矢報いるシーンが描写された。
ちなみに、河田からは老け顔と身体の大きさから「赤木の親父か……」と勘違いされた(桜木に後ろから「ちがうぞ」とツッコまれている)。また、会場に入る時に重寛とすれ違い、彼から自分よりもでかい高校生がいると注目されるが、監督のじっちゃんには「ありゃ高校生じゃねー」と否定された(無論、じっちゃんの勘違い)。
最終回の十日後を描いた黒板漫画では、引退後もちょくちょく部の様子を見に来ているようだが、練習をしょっちゅうサボって海釣りに興じている仙道には頭を痛めており、「そんなに魚が好きならオレと代われ!」と叱りつけていた。
アニメ版の終盤で行われた湘北vs陵南&翔陽混成チームの練習試合に悩んだ末に参加を決意。主将の重圧から解放されたこともあって思う存分に活躍、試合そのものは湘北の勝利に終わるも悔いのない試合ができたことに満足していた。
pixivでは名字の「魚住」だけでタグ登録されている場合もある。