概要
ハワイにその人ありと謳われた超人プリンス・カメハメが考案した技。
48の殺人技と合わせ、カメハメ殺法100手とも呼ばれる。
「関節技」と銘打たれてはいるものの、その実態は「48の殺人技よりも高度なテクニックが要求される技」の総称。
カメハメはキン肉マンにカメハメ殺法100手を全て教えるつもりでいたが、アメリカ遠征編当時、ジェシー・メイビアとのタイトル防衛戦を間近に控えて時間が足りなかったこと、何よりキン肉マンの性格上、地味な技は積極的に覚えたがらないだろうと判断したことにより、48の殺人技のみを伝授。
しかし「夢の超人タッグ編」中盤、ニュー・マシンガンズの代わりにサンシャインの呪いのローラーの直撃を受けて瀕死の重傷を負ったカメハメはそのまま帰らぬ人となり、52の関節技の伝授も叶わぬ夢となってしまう。
その後、「キン肉星王位争奪編」の終盤にてオメガマン(オメガマン・ディクシア)の身体を依り代に現世へ舞い戻ったカメハメは、この機を利用し改めて52の関節技の伝授を行うのだった。
主な52の関節技
- カメハメ仏壇落とし
正面から組んだ相手の両腕をかんぬきに極めた状態で大ジャンプ。背面から逆さまに落下しつつ自分の両脚を相手の膝裏に絡ませ、動きを封じたまま脳天を地面に叩きつける。
相手を放り投げられるだけのパワーと瞬時に両手両足を極める高度なテクニックが要求される。
- キャプチュード(捕獲投げ)
「究極のスープレックス」とも称される大技。向かい合った相手の右腿を左手で内側から抱え込み、相手の左肩の上に右腕を引っ掛けて、体をブリッジさせる勢いで相手を後方へと反り投げて背中を叩きつける。
- 脇固め(スーパー・アームロック)
単なるアームロックだが、カメハメ殺法100手を修めた超人が繰り出すと「腕に電波が走る」ほどの威力となる。
- 地獄卍固め
作中世界における卍固めの原型とされる技で、あまりの難技ゆえに使い手がいなくなったとされる。
ストロング・ザ・武道/ザ・マンの使う「無欠雁字搦め」との関連は不明。
- トリプル・ビーフ・ケーキ(三つの肉の爆弾)
52の関節技の中でも最高の難技にして最強の大技。ボー・バック・ブリーカー、ゴリー・エスペシャル、バックフリップからなる。
特にバックフリップは、かつて天狗になっていたキン肉マンを7秒で倒したという経緯から、長らく彼にとって最も嫌な技として印象に残っていた。
- グローバル・プレーン・スピン
カメハメがキン肉マンを完全無欠の超人にするための卒業試験として、一番苦手なバックフリップを繰り出した際、そこから脱出するためにキン肉マンが出した答え。
相手の頭に体操競技の「鞍馬」に乗っかるような体勢で両手を軸に回転し、相手が自分を支えられなくなったらボティ・アタックを仕掛けるというアクロバティックな技。
もちろん、人間に使えばセットアップの時点で首が折れて死ぬ。
関連タグ
プリンス・カメハメ:考案者