概要
ゆうきまさみの漫画、『究極超人あ~る』において、R・田中一郎が、当時やっていた某コンビニのCMパロをやって見せた際に鳥坂先輩が言ったセリフ。いわゆるメタ発言であるが、実際に単行本として発行された際は風化したので「ほら、風化した」とその旨が書かれている。
なおほぼ同時期かちょい前に、とり・みきが作品中、「ウェイビーボーイのCMパロ」を行って、同様の意見を(コマの間の「間白」と呼ばれるところで)述べているが、えーあのー 後に―
アリス探偵局とやらと、鬼灯の冷徹のアニメとやらで、「某CM」やらかしていたりする。
なおこれ以前に江口寿史の「すすめ!!パイレーツ」で、「当時の巨人軍の選手が主人公の前で、自分の宣伝している商品を見せびらかしながら通り過ぎる」というものがあった。
実際、流行りというものは本物なのか一過性の代物なのかは、数年経ってみないとわからないものでもあり、何年経っても残り続けている(風化しない)ものもある。有名な「そうだ京都行こう」(JR東海が1993年に作ったキャッチコピーで、今もアレンジを加え使い続けている)、やクレヨンしんちゃんでも口癖のように使用されていた「うまいんだな、これがっ」(元電通社員佐藤雅彦制作による、サントリーモルツCMの台詞)、更にはボンカレーの「三分間待つのだぞ」、オリエンタルカレーの「ハヤシもあるでよ」などは誕生から50年以上経っているのに、今も忘れられず(派生ネタ、パロディにしやすいのもある)に残っている。
CMネタや時事ネタは、当時のギャグ漫画においてけっこう流行ったのだが、こういうことも普通に起きうるので安易に使うべきではないという、一種の戒めなのかも知れない(実際、時事ネタをタイトルに使ったせいで、今となってはとんでもなく恥ずかしい過去を生んでしまった例も)。