概要
Cubeliaとは、『beatmaniaIIDX』の楽曲「天空の夜明け」「Last Dance」及び、『BeatStream アニムトライヴ』の楽曲「Sky High」のムービーに登場するキャラクターの名称。
元ネタはフリギア(現代のトルコ中西部に相当)で崇拝され、古代ローマやギリシアにも信仰が広まった地母神「キュベレー」。
キャラクター設定
BEMANIシリーズのキャラクターの設定では他宗派での悪魔とされ、かつて魔界を統べた七大悪魔「STN(サタヌ)」の祖母とされている。ちなみに娘の名前は「リリト」でサタヌの母。
祖母というわりに少女のような見た目なのは『この世界での悪魔における娘や孫は力の優位性を表し、肉体的な概念を越えた事象のようなもの。人間でいう「老い」とは無縁な存在であり、いつまでも若々しく無垢なまま』だからとの事。
とても長い時を生きているため(大半は寝ていたらしいが)、目新しい文化や新しい事をする時以外は、大抵のことには興味をなくしているので引きこもりがち。
元は大悪魔の「大母神」だったが(当時は黒髪で角があり、白いボディスーツに赤いラインが入ったコスチュームを着用していた。形状は色が違うだけでほぼ同じ)、神格の「大地母神」にクラスチェンジして現在の水色髪と白に水色のラインの入った姿になった。
クラスチェンジした理由は、新しい事に興味があった事、天界からの巨額の経費や信者からのお布施などをもらってダラダラと過ごしたかったかららしい。
自分で飛ぶのもめんどくさいため、ひょんな事から知りあった死者の国へと誘う女神見習い「トゥオネタル(愛称:トゥオ)」を呼んで空飛ぶスクーターのような乗り物で移動するなど、基本はグータラでお気楽に過ごしているようだ。
経費を使って様々な物(無用な健康グッズ、安眠まくら、アニメのブルーレイ、マンガ、昔のレアフィギュア、お菓子、各地の名産品、乗らない車やバイク、日本全国城プラモデル、フライドチキン屋のおじさんの等身大レプリカ、行かないリゾート地の無人島の権利書など)を通販で購入しており、曰く「私が消費する事でこの国の景気が良くなる」との事。
天界財務省の監査の手から逃れるために魔界へ帰省していたが、「ヒマなのでリンクル王国が欲しい」とのたまったのが、後述の「Lincle Kingdom」事件のきっかけとなった。魔界でも浪費癖は変わらず財政を圧迫しており、サタヌの悩みの種となっているらしい。
ゲームにおいて
『beatmaniaIIDX 19 Lincle』にて開催されていた楽曲解禁イベント、「Lincle Kingdom」にて最後に解禁する曲「天空の夜明け」で登場。
背中に翼が生えた白い天使のようなロボットの中に入っている。最初はロボットが戦闘している描写だが、曲の終盤になるとコックピットが開き、姿を現して攻撃してくる。曲の最後にはロボットが爆発して脱出し、天に昇って行くような描写で終わる。
当初は今よりもサイバーなイメージのロボットだったが、曲のイメージと違うという事で、急遽中の人をでっち上げたとの事。
『beatmaniaIIDX21 SPADA』にて「Last Dance」という楽曲で再登場。
白いロボットのコックピットから飛び出して剣を放つというムービーが展開される。曲の最後ではロボットが爆発して脱出し、デフォルメ体型になり、飛んできたトゥオの乗り物で去っていく。
公式サイトによれば、「新調したキュベレーアーマーに乗って、快適に居眠りしながらトゥオの所に遊びに行くところで運悪く「勇者クプロ(プレイヤーの分身)」に出くわしてしまう。なかなかキュベリアが来ないことにしびれを切らしたトゥオが迎えに来てみればなぜか勇者と戦ってる。負けたみたいだから回収して遊びへGO!」というストーリーだそうな。
『BeatStream アニムトライヴ』での再々登場ではデフォルメ絵でギャグ漫画風のストーリー仕立てのムービーとなり、過去の設定も明かされた。また、キャラクター名の正式な綴りも画面に表示された。
冒頭は天界の大地母神の使途不明金(前述の浪費が原因)、さらに七大悪魔と繋がっているという疑惑を糾弾するスポーツ紙とゴシップ系雑誌の記事のような絵、記者会見を開いて釈明するキュベリアのニュース映像から始まる。
その後シーンは変わり、トゥオの乗り物で一緒に空を飛んでいるキュベリア。キュベリアを信仰する民の救いを求める声を聞いて地上に降臨。「山に居座って人々を脅かす悪魔を退治してほしい」という民の願いを聞き入れる。
悪魔は魔界のナンバー2、「アザゼル」であった。アザゼルとの戦いになるが、全ての攻撃をひらりとかわすキュベリア。戦いのさなか、口から光線を吐くアザゼル、キュベリアはそれも難なくかわすが流れ弾の先には民の姿が。だが、すんでのところでトゥオがバリアを張って光線を防ぐ。
その後キュベリアをたしなめるトゥオ。戦いに水を差されて憤慨するアザゼルだったが、キュベリアの正体を知らされて驚愕する。目の前にいる謎の天使は、魔界のナンバー1である「魔王サタヌ」の上位に君臨する「女帝リリト」のさらに上、魔界の元・頂点の「大母神キュベリア」であった。よくよく見てみれば確かに本人と気づき、アザゼルは降参。アザゼルが起こしていた火山の噴火もキュベリアによってあっさりと解決。村には平和が戻った。
その後、悪魔を撃退した事を報じるスポーツ紙の記事よって(対外的には)疑惑が晴れるのであった。
なお、ムービーでは尺の都合上カットされているが、アザゼルが山にいた理由は七大悪魔の1人であるおっさん(「Mamonis(マモニス) 」の事と思われる)とバーベキューをしていたから。後でキュベリアにバレて危うくおっさんバーベキューにされそうになったとの事。
名前の綴りについて
キュベレーの綴りが「Cybele」であったり、曲名表示のフォントが判別しづらいものであったりしたために、
「Cubelia」は誤表記…と、思われていたが、『BeatStream アニムトライヴ』の公式サイトの
MOVIEコーナーから見られる当キャラクターが登場する楽曲「Sky High」の解説によると、
楽曲のアーティスト名が「Cuvelia」であり、キャラクター名の綴りは「Cubelia」が正しい事が判明している。
なお、公式の解説が出る前からイラストが投稿されており、前述のように「Cubelia」は誤表記と思われていた為、pixiv上では「Cuvelia」のタグが付いたイラストが多い。記事には関連情報もあり、イラストも見つけやすいため、そちらの記事も参照。
関連タグ
beatmaniaIIDX BeatStream Lincle djTAKA GOLI Cuvelia