歌手及び作詞:中島美嘉
作曲:Lori Fine
編曲:島健
概要
テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の第4クール及び『スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙』のエンディングテーマで、中島美嘉にとっては初のアニソンのタイアップとなった。
歌詞は語り掛けるような優しい口調であり、曲調も雄大なものとなっている。
本編でも迷い傷付いていたキラ達とリンクした内容になっている。
EDアニメ
SEEDという一つの物語を締め括るような内容となっている。
今回は上へ上へとスクロールしていく。
先ず、ジャスティスガンダムを背景に手を繋ぐアスラン・ザラとカガリ・ユラ・アスハ。
ぶつかり合い、涙した2人も、一つの「壁」を越えて分かり合えた。
SEEDのテーマである『ナチュラルとコーディネイターの和解と共生』を、この2人は示したのだ。
続いて、本編に登場したキャラクター達が多く登場。
中にはニコル・アマルフィやトール・ケーニヒ、ミゲル・アイマンといった既に故人となった者達もいる。
フレイ・アルスターとナタル・バジルール、連合トリオも、本編終盤でその命を散らした。
時折飛び交うのは、ボロボロになったMS。
戦争の爪痕を残していったそれ等には、「もう、武器は要らない」ということを示しているのだろうか?
そしてラストカットでは、フリーダムガンダムと地球を背景にキラ・ヤマトとラクス・クラインが手を取り合う。
その頭上では、トリィが2人を祝福するように飛んでいる。まるで、キラの長かった戦いの日々に終わりを告げるかのように……。
余談
・CDの付録では『ガンダムウォー』専用カードが付いてきた。
・スーパーロボット大戦Wでは、何とこの曲がエピローグで流れる。
フレイも生存するし、正にハッピーエンドに相応しい曲とも言える。ニコル&トールを生存させたら、もっと幸せになれること間違いなし。
また、無印種最終話のシナリオ名に「進んだ道の先」というこの曲を意識したものがある。
・中島美嘉はこの楽曲の後、大ヒット曲となる「雪の華」を発表した。
・HDリマスター版では映像自体は出だし以外同じだが、エンディングテーマがFictionJunctionが歌う「distance」に差し替えられている。
この新EDは、本来「RIVER」が流れるはずだった第3クールから採用されており、第4クールも引き続き使われている。
「あんなに一緒だったのに」が第2クールまで流れたのに合わせ、後期EDも2クール流す形に変更され、それに伴い曲が変更された。
しかし、本放送時にロングバージョンで流れた44話(本放送時46話)、そしてフルバージョンで流れた最終回にて特殊エンディングとして本曲が採用され、復活を果たした。どちらもフルバージョンで流れており、確実に採用回数が少ない割には破格とも言える待遇を受けている。