北米大陸の軍産複合体を前身とする巨大企業で、環太平洋経済圏においては最大規模の企業である。食料、エネルギー資源に強い企業で、それをめぐってアルゼブラ、インテリオル・ユニオンと対立関係にある。かつてはヨーロッパに支社を持っていたが(GAE)、新兵器開発を巡り、反乱分子として本社から粛清されたため、関係を解消している。このため作中で単にGAと言えば、普通GAアメリカを指す。
恐らく元ネタは実在するアメリカの大企業GE(General Electric)やかつて存在したイギリスのGEC(General Electric company)と思われる。
技術
ノーマルAC、パワードスーツ開発において主導的役割を果たしており、実戦的で安定した兵器を作り出している。ネクストにおいてもそれは同様で、防御力、特に実弾防御に優れたフレーム、ガトリングガン、バズーカなどの実弾重火器などを開発している。反面精密機器やコジマ技術は不得意で、前者は頭部パーツのシステムリカバリーやカメラ性能に、後者はジェネレーターのKP出力やフレームパーツの整波性能に現れている。精密機器に関してはグループ企業(後述)によって補えているが、コジマ技術に関してはそれらを持つオーメル、インテリオルと不仲である為、未だに後塵を拝している。(特にオーメルはローゼンタールやイクバールと結託してGA要人暗殺をやらかすという暴挙をやらかした為、完全に対立した。)
またいずれのパーツも他社製品に比べて重く、特にジェネレーターではそれが顕著である。その他では、インテリオルと同様に、クレイドルの建造も行なっている。
関係の深い組織
GAE
元ヨーロッパ支社。前述の通りAC4作中にて本社から独立する。後にGAEは、かつて提携関係にあり、リンクス戦争により壊滅したアクアビットの技術者を迎え入れることで、トーラスとして生まれ変わっている。
MSACインターナショナル
電算機、センサーなどの電子技術を得意とする、GAのグループ企業。GAの弱点を補い、同社の企業価値の一端を担う重要なパートナーである。ACパーツについてはミサイル、FCS、レーダーなどを開発している。特にミサイルについては圧倒的なシェアを持つ。
クーガー
ネクスト用ブースターパーツを生産しているGAのグループ企業。ロケットエンジン技術に高い専門性を持つが、コジマ技術についてはやや苦手であったため、半ば強引な技術者の引き抜きによってそれを補っているらしい。
有澤重工
炸薬、及び軍用車両に高い技術を発揮している、GAグループと深い関係を持つ企業。詳しくは当該項目にて解説。
BFF
かつてはレイレナードグループに属していたが、リンクス戦争により本社を失い大打撃を受ける。その後GAの支援により復興、同グループに組み入れられている。詳しくは当該項目にて解説。
フレーム
GAN01-SUNSHINE
GAを象徴する、重量二脚機。AC4時代における同社の標準機である。高い対実弾防御、火力を誇るが、反面PA性能、対エネルギー防御、機動性は低い。特にレーザーは、エネルギー属性、高い弾速、優れたPA貫通能力を兼ね備える為、本機にとっては脅威となる。とはいえ厚い装甲と重火器による高い火力は、それを活かすために煩雑な操作を必要としないので、扱いやすい機体の一つである。同社のコンセプト、すなわち実戦的な安定性をわかりやすく体現している。
GAN01-SUNSHINE-L
SUNSHINEの腕部と脚部を換装、基本的な防御力を維持したまま機動力を高めた機体。SUNSHINEほどの防御力、高火力は望めないものの、戦術にある程度幅を持たせられるようになった。但しエネルギー防御はSUNSHINEよりも悪い。高まった機動力を活かし、致命傷を避けられるかが鍵。
GAN01-SUNSHINE-E
SUNSHINE-Lの腕部を腕部一体型のバズーカに換装した機体。特にネクストを相手にした際の攻撃能力に優れる。反面弾数の少なさに由来する、経戦能力の低さがネック。
GAN02-NEW-SUNSHINE
ACfA時代の新標準機。素養の低い搭乗者でも十分な戦力を発揮できるよう、より扱いやすい機体を開発することで、ネクスト戦力の充実を図る計画、通称NSS計画によって設計された機体。SUNSHINE-Lよりもさらに扱い易く、防御力と機動性をより高い次元で両立。適切な内装および武装を装備すれば、標準機としては非常に強力な機体となる。相も変わらずエネルギー防御は低いので要注意。