概要
GolzyDee氏が作ったコミックで、本家とは異なる独自の設定も多くある。キャラクター達の姿も少しずつ違う。
キャラクター
モンスター
Ganz(サンズ)
パピルスの兄であり、ガスターの子ども。ファーの多い青のパーカーを着て、目からは4本の模様が顔に走っている。
幼少期からガスターに虐待紛いの実験をされていた為、精神的に不安定で余裕がなく、自分の感情、行動がコントロールできない事が多い。ガスターの事は死んでしまえばいいと言いつつ、同時に家族として愛情も持っていた。
勇気、忍耐、不屈、誠実、恐らくこの4つのタマシイの決意の力を抽出したそれぞれの薬を毎週飲まされていた。薬を飲む度に激痛が走って死にかけた事さえあり、その為Ganzのタマシイにはヒビが入り、一部が黒く変色している。
ガスターが消え、パピルスさえもその存在を忘れてしまった時には激しく動揺し、パピルスの胸を骨で貫いてしまった。パピルス以外にも、衝動的に誰かを傷つけたり殺したりしていて、深い罪悪感に苛まれている。人間に協力した反逆者として追われ、トリエルとアンダインと共にいせきに隠れていたのだが…。
右手を歪で大きな刃物に変えることができる。
Melancholy Ganz
Ganzの中にいるもう一つの人格。Ganzにしか見えない。姿はGanzそっくりだが、赤黒いパーカーを着て、目から走る模様が溢れ出した液体のように見える。
幽霊のように浮き、Ganzに憑き纏う。同じモンスターなのだが、Ganzに対して「はははは!滑稽だ!」「お前がアホだからだよ。よく自分を見ろよクソが」など、上記のGanzと違って毒のある話し方をする。暴走してトリエルを殺しかけたGanzを止めた事から、決して悪いモンスターではないのだが、助言に従わないGanzに痛みを与える事も。
Ganzが過去に犯した、間違いの光景を宿した木を管理している。Ganzが間違いを犯す度に木の実が増えていくのを眺め続けるのはもううんざりだと吐き捨て、なんでお前はまだ生きてんだよ、などと罵りさえしている。
暗闇と孤独が弱点。
心優しきモンスター…だったのだが、暴走したGanzに攻撃され、タマシイの半分が砕けてから豹変。アズゴアに忠実な兵士となり、非常に高い攻撃性とUnderfellにも劣らない残虐性を発揮している。
元々王国騎士団になる事に並々ならぬ思いを抱いており、アンダインが優しい彼を心配して騎士団に入れる事を先伸ばそうとした時には、突然攻撃を仕掛けてアンダインをボロボロにしてしまう。その後すぐに我に返って彼女の家に運び込むが、そこでフラウィに、アンダインが立場を追われる事を恐れて君を騎士団員にしないんだと吹き込まれ、それを信じてしまった。その後タマシイを砕かれ、アズゴアに直談判してアンダインの代わりに王国騎士団の団長となった。
Ganzと共に親切のソウルを持つニンゲンを守ろうとしたアンダインを罪人として処刑しようとしたり、それを止めようとしたGanzを爪で切り裂いて大怪我を追わせたり、以前の面影は消え失せてしまっている。
アズゴアやアンダインをあっという間に打ち負かす程の強さを持っている。因みにふじみのアンダインのパピルス版、Papyrus_the_Parlousという形態もある。
サンズとパピルスの父であり、王直属の科学者だった。人間のタマシイを集めようとするアズゴアの為に強い兵士を作ろうとしたのか、長い間Ganzに決意の力を抽出した薬を無理矢理飲ませ、強制的にトレーニングを課してGanzを追い込んでしまう。
しかし親子としての愛情がなかった訳ではなく、コアが異常を起こした際、Ganzを助けて溶けてしまった。自分のせいでGanzがおかしくなり、時間軸も滅茶苦茶になってしまった事を悲しみつつ、それが自分のせいだと認められない。
物語の開始時点では王国騎士団の団長だったのだが、パピルスにその座を奪われ、正義のタマシイを持つニンゲンに負けた事もあり、モンスター達の信用を失ってしまった。その結果Ganzと行動を共にせざるを得なくなる。
パピルスとは小さい頃からの知り合いで、トレーニングに付き合う事もよくあったのだが、パピルスが豹変してからは殺されかける事も。
いせきに避難してからも、皆からの信用を取り戻したいと渇望していたところ、7人目のニンゲン、フリスクがやってきて…。
喋る花。ガスターと戦った事もあり、そのせいか花弁がボロボロ。パピルスに嘘を教えたり、ガスターを精神的に追い詰めてみたり、Ganzにちょっかいを出して怒らせたり、非常に性格が悪く場を引っ掻き回す。
原作よりも冷徹に見える。王国騎士団員になりたいというパピルスの申し出を快諾し、直接戦って強さを知り、騎士団団長に据える。
現王国直属の科学者。アズゴアの命令でタマシイの力を抽出した薬の研究をしている。アズゴア側なのだが、アンダインの味方。しかし人間の味方ではない模様。
アルフィーによって作られたロボット。親切のタマシイを持つニンゲンに止めを刺す。
いせきに住む元女王。原作通り人間の子供に優しく接する。Ganzにニンゲンを守るよう頼むのだが、失敗してしまう。その後に落ちてきたフリスクをとても気にかけている。
反逆者として追われて逃げてきたGanzとUndyneを保護。
ニンゲン
決意のタマシイ保持者
名前はフリスク。7人目のニンゲンで、親切のタマシイを持つニンゲンの妹。兄を探しに地下世界に来た。苦しむGanzを心配してハグをするなど、優しい。
親切のタマシイ保持者
名前はJean。6人目のニンゲンで、決意のタマシイを持つニンゲンの兄。初めはいせきで生活していた。いせきから出た際モンスター達に追われてアンダインとGanzに助けられるが、最終的にメタトンに殺され、Ganzの目の前で死ぬ。
正義のタマシイ保持者
名前はLuke。5人目のニンゲンで、モンスターを信用出来ず銃で撃ち殺していた。アンダインが立ち向かうが左目を撃たれて負傷、Ganzも撃とうとしたところ、背後からのパピルスの一撃で死亡する。
誠実のタマシイ保持者
名前はAllyssa。何人目かは不明。幼少期のGanzと親しくしていたのだが、暴走してガスターを殺そうとしたGanzを止めようとし、刺し殺される。
勇気、忍耐、不屈のタマシイ保持者
詳細は不明だが、既に全員故人。タマシイの力を抽出した薬を作る時に、恐らく彼らのタマシイも使われている。
原作と立ち位置は同じと思われる。詳細は不明。