概説
全編フルカラー、セリフのないサイレント漫画。
元は友人から「中学生・高校生の恋愛漫画は多いのに大学生とかは少ない」という指摘をヒントに、パソコンによるデジタルイラストの彩色の練習も兼ねて始めたもの。
氏の地元である青森県弘前市を舞台としており、市街地の描写には実際のモデルが存在する。
なお、内容は完全な創作(氏曰く「妄想」)とのこと。
最大の特徴は王道かつど真ん中ストレートを投げ込む萌え殺しの数々。
誰もが一度は妄想したであろうシチュエーションを、ばかやろう氏なりのアレンジを加えつつ思い切り書き込んでいるところが魅力的。
毎回のように「もうお前ら結婚しろ」と閲覧者からコメントが飛び交うレベルで、大変に甘~~~~~い光景が描かれるのだ。
青春してるだろ、こいつらまだ付き合ってもいないんだぜ……?
またセリフ用の吹き出しのないサイレント漫画ゆえに、描写されるシーンごとの雰囲気を純粋に堪能できるという美点も光っている。
筋書き
※あくまで一作目の描写からの推察です。
かつて青年には幼馴染がいた。
よく遊び、よくケンカし、昼寝も食事もよく一緒していた。
とにかく仲の良かった二人だが、ある時からパッタリと会うこともなくなる。
それから何年か後、二人は同じ地元の大学へと進学。
連絡先を交換し、幼馴染と再会の約束をした青年の前に現れたのは……
登場人物
青年
本作の主人公。
小学生ぐらいから会わなくなった幼馴染が、超絶美少女に変貌していて脳内処理がパンク気味。
大変色っぽく成長した幼馴染の言動に振り回されつつつも、決して理性は飛ばさない紳士。
運動部か何かだったのか、はたまたバイト筋か、11作目ではなかなか良い腕筋を披露している。
幼馴染
ヒロイン。
「ガキの頃よく遊んでいたアイツが成長して超絶美人になってた」の、その人。
かつての青年からは女子扱いされておらず、幼少期はかなり男っぽく利かん坊だったらしい。
すっかり大人の女性へと変貌してはいるが、昔からの無邪気さやパワフルさは健在。
運動もできるがかなりのゲーマーらしく、『メタルスラッグ5』を完全制覇する腕前を持つ。
14話から登場。
まさかのライバル。
青年とは中学か高校の時の同期生で、元生徒会役員だった。
その時から青年に想いを寄せていたらしく、受講する授業の確認中に訪ねてくる。
人目もはばからず青年に後ろから抱きつきに行くも、同席していた幼馴染に牽制されることに……。
HERO_INパンデミック
このシリーズ、開始直後より大きな反響を呼んでおり、三日後の8月2日のLINEニュースでさっそくその盛り上がりが取り上げられることになる。
その勢いはとどまることを知らず、甘酸っぱいシチュエーションの数々に萌え死ぬ閲覧者が続出。
9月1日のpixivisionで特集記事として取り上げられることに。
10作目「幼馴染と夜食。」でPixivデイリーランキング2位に躍り出たと思ったら、いつのまにか地域誌「弘前経済新聞」から取材を受ける事態に発展。
そして9月下旬、とうとうタイやインドのファンにオマージュされる事態にまで到達。
そしてまさかの……
2018年発行のコミックフラッパー2月号より、
「幼なじみになじみたい」のタイトルで
連 載 開 始。
サイレントからセリフ付きの漫画に変更はされているが、設定や話の大筋、画質等は変更はなく、今までのファンでも楽しめるものとなっている。
また、公式化に伴い、青年と幼馴染に、
「富士見野大助(ふじみのだいすけ)」
「日野まつり」
と、それぞれ名前が設定された。
ちなみに、ばかやろう氏の名前も「新挑 限(あらいど かぎり)」に変わっている。(ピクシブ等では「ばかやろう」名義のまま)