hyde(1969年1月29日~)は、日本の男性ミュージシャン。L'Arc~en~Ciel、VAMPSのボーカル。
概要
和歌山県和歌山市出身。本名、寳井秀人(たからい ひでと)、O型。当初はL'Arc~en~Ciel結成の地が大阪市の難波であることと、当時は和歌山出身というとバンド連中にナメられる風潮があった(東京に対する埼玉出身者のコンプレックスのようなものだと思ってもらえばいい)ため、和歌山市出身ということを隠していたが、メジャーになってから逆に生まれ故郷に愛着が出てきて、2001年頃から公言するようになった。在籍はニューヨークだが、2019年より和歌山市の観光大使を務めており、ファンの聖地となっている。
独特の歌詞世界と表現力でL'Arc~en~Cielの世界観を形作ってきた。
ラルク内での作曲率は2.7割程で、ブレイクの契機となったflowerは本人の作曲である。
もともと画家志望だったこともあり絵が上手く、ジャケットを描いたこともある上、ラッピング電車の監修も行った(なお、諸事情で画家の道は断念した)。
素は非常におっとりした性格。
妻はタレントの大石恵。
なお「土井八郎」(逆から読むとハイド)はラジオでtetsuyaが昔言ったネタ。「見た目に反して本名はイモい」というネタとして広く広がり、今でも一部ではこっちが本名だと思われていたりする。なお、ラジオで一度だけメンバーが本名を漏らしてしまったことがあり、地元民にはけっこう本名は知れ渡っていた。
来歴
1994年にL'Arc~en~Cielとしてメジャーデビュー。
2001年からは「HYDE」名義でソロとしても活動。
2003、2004年には俳優としても映画『MOONCHILD』『下弦の月』に出演。
2008年にはOblivion DustのギタリストK.A.Zとロックユニット「VAMPS」を結成。
現在、結成20周年を迎えたL'Arc~en~Cielとソロ活動を両立しながら精力的に活動している。
音楽
デヴィット・シルヴィアン、デュラン・デュランなどに影響を受けている。
深みのある声質で、対象に合わせて自身を様々なカラーに変化させて演じるように情緒豊かに表現する力に長けており、その柔軟性や透明感が特徴的。
作曲面ではやや不思議・エキゾチックな雰囲気をもつ楽曲と王道系ロックが多め。
容姿
東南アジアチックの美貌ももちろん特徴。本人はインタビューで容姿をほめられた際、自分の顔は敬愛する両親に非常によく似ており、その意味で誇りを持っていると答えたことがある。
ファッション・ヘアメイクによってかなり雰囲気が変幻自在。
凄まじい髪色・髪型の変遷を遂げて来たため頭皮が心配されているが、とても丈夫な肌と髪をお持ちのようでそのせいでとても若く見える。本人曰く若さの秘訣は保水効果のあるワセリンによるものであり、肌の艶だけには常に気を配っていると発言している。
性別もいったりきたりしがち。
40歳を超えた現在もステージでは性別・年齢・国籍不詳の三拍子を発揮する。またコスプレをも嗜み、自身がモデルとなっているクロロ=ルシルフルに扮したことがアニメファンの大きな話題となった。
身長はネタにされていたが、自著にて161cmであることを公表(今は特にコンプレックスだと思っていない)。そして、散々茶化していたネット社会の連中に、散々苦言を呈したコメントを返している。
キャラクターのモデルとして
多数の作品のキャラクターモデルとなっている。
交友関係
Gacktやyasuをはじめ、ややアッー!な雰囲気な友人後輩が目立つのはご愛嬌。清春とは旧知の仲。その他DAIGOやGLAY、西川貴教とも仲が良い。
昔は交友関係があまり広くなく、付き合うのはメンバーと学生時代からの友人のみ、などと言っていたほどだが、最近はかなりフランクになった模様。
また、XJAPANのYOSHIKIとも氷室京介のLAST GIG最終公演を一緒に観に行っており、前日には二人で食事をしていたという意外な交友関係も明らかになった。
画家の金子國義のファンで、交流を持っていた。
イラストレーター天野喜孝とは2013年にコラボ展を開催。
備考
hide(ヒデ。XJAPANのギタリスト)とは全くの別人である。
なお、hydeは当初本名から「hide」と名乗っていたが、Xのhideと被るため「hyde」とした。
関連イラスト
関連タグ
「156」という数値が定着したのは、2ちゃんねるのニュース速報板に2006年1月10日に書きこまれた『ウィキペディアのラルクの項にハイドの身長は156cm、と書くと数時間以内に消される』という言葉で、これに興味を示した2ちゃんねらーたちがウィキペディアで156という数字を書きまくり、ウィキペディアの管理者たちを困惑させた(補足すると、156に限らず別の数字であってもその項目に無関係或いは検証出来ないデータであれば編集者の誰かが消す)。
これに関してウィキペディア側は、『身長記入問題』として、重大な荒らしであると認識した。
一方で、アンサイクロペディアにおいては「156」は神聖数として崇められることとなった。
なお、2012年1月29日に発売された自信初の自叙伝『THE HYDE』にて実際の身長が161cmであることが明かされている。