概要
声:奈波果林
本作の主人公。フランス・パリのフランソワ・デュポン高校に通う高校生(原語版では中学生)。
ミラキュラスを護るガーディアン、マスター・フーからイヤリングのミラキュラスを(こっそり)託され、テントウ虫のスーパーヒーロー、レディバグに変身する。
ミラキュラスに宿るクワミ(妖精)、ティッキーとは共に良好の関係。アドリアンについて恋の相談に乗ってもらうことも。
容姿
瞳の色は青。セミロングの黒髪を耳の下で二つに結んでいる。
胸元に花があしらわれたシャツの上に黒いジャケットを着用、スキニーパンツと足元のパンプスをピンク色でまとめている。
常にピンク色のがま口ポシェットを下げ、中にはティッキーが隠れている。
人物
少しドジだが心の優しく、頼まれた事は断れない性格。平穏に学校生活を過ごしたいと思っており、争い事が嫌いな平和主義者。
生まれ育った街や大切な人達を守りたいという意思が強く、潜在的なリーダーシップを秘めている。
ミラキュラスを託される以前は引っ込み思案で、クラスメイトのクロエにいじめられていたが、
新学期に後に親友となるアルヤと出会ってアドバイスを受け、レディバグとして活動していくうちに強い意志を持つようになり、自分の他に彼女に侮辱された友人を庇うようになった。
夢はファッションデザイナー。大好きなパリの街に日々インスピレーションを受け、彼女の部屋には自身の作品が数多く並び、どれも中学生(言語版)とは思えないクオリティである。そのセンスと実力は一流デザイナーでアドリアンの父であるガブリエルにも認められるほど。
服飾だけでなくDIYも得意とし、日記帳用のケースから、暗証番号機能付きの裁縫箱までさまざま。
クラスメイトでモデルのアドリアンに片想いをしている。好きすぎるあまり、アドリアンが参加するパーティーに招待されていないにもかかわらず変装して忍び込んだり、彼のスケジュールを事細かく把握していたり、誕生日プレゼントを既に25年分準備していたり…と、少々愛が重め。
しかしいざ本人を前にすると緊張してしまい、挙動がおかしくなり、言葉に詰まってまともに喋れなくなってしまう。それでもアドリアンに悩み事があれば真剣に向き合い、冷静なアドバイスを送ることも。アルヤをはじめとするクラスメイトの女子達に応援され、しばしば二人をくっつけようと模索するが、なかなか進展していない。
リラの嘘が効かない数少ない人物の一人。
彼女からは邪魔な存在と思われており、言葉巧みにマリネットの立場を下げる様な言い回しをしたり加害者に仕立て上げるなど因縁を付けられている。リラの本性を周囲の人間に説いても、普段話を真剣に聞いてくれるアルヤですら「アドリアンを取られたくないから嫉妬しているだけ」と軽く流してしまう。
シーズン3ラストでマスター・フーからガーディアンの資格を引き継いでからは、ミラクルボックスを譲り受け、クワミ達の生活が始まった。
それまでティッキーひとりだったのに対し一気に15匹も増えてしまい、好奇心旺盛なクワミ達に日々翻弄されている。
家族構成
- 父:トム・デュパン
- 母:サビーヌ・チェン
- 父方叔父:ローラン・デュパン
- 父方叔母:ジーナ・デュパン
- 母方叔父:ワン・チェン
実家は父が経営している『トム・アンド・サビーヌ・ブーランジェリー・パティスリー』というパン屋。1階がパン屋、2階以上が居住区となっており、マリネットの部屋は3階(もしくは屋根裏部屋)となっている。
パン屋ではお菓子も販売しており、マリネットは時折りクラスにマカロンの差し入れを行なっている。その味はクラスメイト達からも評判のようだ。
変身後
創造と幸福を司るイヤリングのミラキュラスでテントウ虫のスーパーヒーロー、レディバグに変身する。
ミラキュラスの所有者を探していたガーディアン、マスター・フーの横断歩道を渡る手助けをしたことにより、心の優しさを認められ、(こっそりと)ミラキュラスを渡された。
詳しくはリンク先を参照。
- マルチマウス
一時的に鼠のミラキュラスで変身した姿。
ティッキーが敵に囚われてしまいレディバグに変身できなくなり、マスター・フーからミラクルボックスに残っている全てのミラキュラスを借りた。そのうちの一つとして変身したのがこの姿。
同話でマルチフォックス(鼠+狐)にユニファイした。
- レディノワール
マリネットとアドリアンが一時的にミラキュラスを外している最中にアクマが出現してしまった。プラッグとティッキーはミラキュラスを持って自分の主を探すが見つからず、プラッグは途中遭遇したマリネットとえむを得ずといった形で変身した。
※同じ境遇のアドリアンはティッキーに遭遇し、ミスターバグに変身していた。
ミラキュラス・ワールド
『ミラキュラス・ワールド パリ シェイディバグ&クロウノワール』
パラレルワールドのマリネット
お馴染みの現実のマリネットとは正反対の、口が悪く攻撃的なマリネット。
全体的にパンクな雰囲気で、前髪に赤いメッシュを入れ、アイラインが濃い。現実のマリネットの私服をパンクにアレンジした様な服装をしている。
こちらの彼女もパン屋の娘で店の手伝いをしている。パラレルのアドリアンも店に通っている(ただし車の中で待機し、ボディーガードにおつかいさせている模様)。
ミラキュラスを支配するスプリームという人物からテントウ虫のミラキュラスを与えられ、シェイディバグ(Shadybug)に変身し、クロウノワールとコンビを組むが仲が悪い。
ラッキーチャームを制限無く使い続ける事ができるが知らず知らずの内に身体に負担がかかり、顔には大きなヒビの様な傷が浮かんでいる。変身前後共通でメイクで隠している。
ティッキーの口はスプリームによって紋で塞がれてる。
シェイディバグの詳細はこちらの該当項目を参照。
関連イラスト
関連タグ
MiraculousLadybug Ladybug(Miraculous)
以下はMiraculousLadybug第129、130話の重大なネタバレが記されています。
ガブリエル・アグレストとツルギによる『パーフェクト・アライアンス』計画の為に、ガブリエルは自らアクマタイズされ、世界中に悪夢を見せる粉をばら撒いた。人々は悪夢に魘され、目覚めても後遺症に苦しんでいた。それはマリネットやアドリアンも例外ではない。
アドリアンがロンドンにいる事を知らされていないマリネットは彼の無事を確認する為、アグレスト邸にいるナタリーの元へ向かい、レディバグに変身した。
ナタリーを探す途中、彼女の部屋で盗まれたマスター・フーのタブレット端末を発見。続けて彼女のタブレットに呪文の書のコピーやこれまでミラキュラスで変身した人物の情報が入っている事を知る。
そこへ倒れたナタリーを抱き抱えたモナークが現れ変身を解く。レディバグは遂にモナークの正体を知る事となった。
ナタリーにアドリアンの居場所を問うが、それには答えず、代わりにモナークが全人類にレディバグとシャノワールを追わせようとしていることを告げる。アドリアンの母・エミリーのスマートフォンを渡し、変身を解くよう忠告するが、最後まで言い終える前に事切れてしまった。
一方悪夢に苦しむ世界中の人々は、アライアンスから、案内役のアドリアンとカガミがレディバグとシャノワールに誘拐される映像を見せられ混乱し、ガブリエルの支持のままミラキュライズにアクマタイズされ、レディバグ達を襲撃する為、探知能力でアグレスト邸に集結する。
ミラキュライズ達に防戦一方の中、ナタリーの忠告を思い出し、キッチンのシンク下に隠れ変身を解き難を逃れる。そこへアドリアンからミラキュラスを託されたプラッグが駆けつけるが、扉の前でうっかりミラキュラスを落としてしまう。
レディバグを探すモナークにその音を聞かれ、引き摺り出されるが、正体がバレると同時にテントウ虫と黒猫のスーパーヒーロー、バグノワール(Bug Noir)へと変身した。
アグレスト邸で戦うモナークとバグノワール中、カタクリズムの力で床が抜け戦場を地下へと移す。そこでバグノワールは棺に横たわるエミリーを発見。モナークもといガブリエルの願いが『ナタリーを蘇らせる』と知る。
何とかモナークから蝶のミラキュラスを弾き飛ばす事に成功し、自分達の願いの本質がアドリアンの幸せであり、エミリーもそれを願っていた事を気付かせる。ミラキュラスではなく、自分達が持つ人間の力を試してみようと説得する。
バグノワールの変身を解き手を差し伸べるが……
隙をつかれ蜂のミラキュラスの力・ヴェノムで硬直させられ、テントウ虫と黒猫のミラキュラスを奪われたしまった。
ヴェノムが解かれたマリネットが次に目にしたのは、二つのミラキュラスを身に付けたガブリエルと、ティッキーとプラッグが融合した巨大なクワミ・ギミー(Gimmi)だった。
結界の外から止めるよう叫ぶがその声も虚しく、ガブリエルはマリネットに、アドリアンには自分がモナークだった事を知らせないでほしいと告げる。マリネットは、光に包まれながらエミリーを抱き寄せ幸せそうに消えていくガブリエルをただ見ていることしかできなかった。
エピローグ。
奪われたミラキュラスを取り戻したマリネットは、自室でアルヤとスー・ハンに見守られながらある物の制作に取り組んでいた。それは、マスター・フー時代にミラキュラスを託す際に使用していた物と同じ小さな黒い箱。
ミラクルボックスとレディバグのヨーヨーが繋がっている事が仇となった点を反省し、マリネットは信頼出来る人物にミラキュラスを持っていてもらおうと考えていた。これにスー・ハンも笑顔で頷く。
しかし、戦いの最中地下水の中へ落とした蝶のミラキュラスだけ回収出来なかった事を悔やんでいた。どれだけ探しても見つけられなかったのだ。
一方、ダモクレス校長に電話で入学手続きを済ませた人物の胸元で光るロケットブローチは……。