「ギラつく音で、超えて行け!」
概要
2018年8月1日に公式から発表のあった新バージョンで11月7日に稼働。平成最後の弐寺でもあり、新年号になってから初の弐寺でもある。
(この場合は年号をまたぐという意味)
実は、初代beatmaniaが稼働したのは1997年で最初から平成生まれの作品であった。つまり、次作は別の元号で稼働することになる。
なお、「Rootage」には根源と言う意味がある。
前作で追加されたカメラを利用した二次元コードの認識や、オプション面で大きく変更があった。
テーマは音楽の図書館になっており、選曲背景に本棚が見えたり楽曲解禁も図書館の書庫から楽曲を手にしたり本を新しく作る、といった形式になっている(プレー回数を重ねれば解禁出来るのは従来通り)。
オプション面
ハイスピード設定がこれまでの×4.00まで0.25~0.5段階で設定できる方式が、譜面のスクロール速度から設定する1~10段階に変更された。
緑数値が1200(新Hs1)~300(新Hs10)で、100単位で変更され、これはBPMによるハイスピード設定の変更を行う必要が基本的にないという点で、初心者・初級者に向けた設定といえる。
しかし、フローティングハイスピード方式が定着した中でも特定楽曲に対して使用することがあり、特にBPM変化が最初のBPMから速くなるような曲の場合は対処が難しいという難点があり、トッププレーヤーからも賛否両論となっている。
さらに、「5KEYS」オプションが削除となり、必然的に7KEYSでプレーする初のbeatmania作品となった。時代の流れとしては5KEYSをプレーしている人も皆無であると判断されたからか。
段位認定
シングルの八段はアイツがDJT以来の降板になり、代わりにボスがレベル11のコイツに変わったため、9th style以来のレベル12がない八段となった。
九段、十段は共に強い譜面が登場したことで相対的に前作より合格者が減っている。鍛えないと相応の資格は得られないという面ではらしくなったと言えるか。
中伝はかつて皆伝にいた曲から降りた曲が2曲に増えており、且つ相応に難しいため実質難化しているという見方が強い。
皆伝はなんと5作前のSPADAと全く同じ。完成されていると言えば間違ってはいないかもしれないが・・・。
一方ダブルは昔の譜面が九段や中伝に入っていたりとダブルらしい難度の構成はあるが皆伝はなんと1曲目からダブルスのテニスをやらすという異常な難しさになっている。2曲目以降は変わっていないが、この1曲だけで前作から相当な難度上昇は確定だろう。
楽曲解禁イベントなど
前作のAIR RACEにあたるEXTRA専用曲ARC SCOREは今回20周年らしく過去のバージョンを取り上げられており、評価は高め。
しかし、10月からの消費税率引き上げの影響なのか最後だけは雰囲気が台無しになってしまっているというどこぞのバージョンらしい尻切れになってしまった。せめて1年間隔だったバージョンを少しでも長くして他のバージョンも取り上げれば否定的な言葉は減っていたかもしれないが・・・。
20周年祝いとして新曲を4曲連続で選曲して好成績を残すと、ONE MORE EXTRA STAGEとして『X-DEN』(読みは「かいでん」)が強制的に呼び出されるがこちらは初見殺し間違いなしの異常な難しさを誇っている。
蜃気楼の図書館はIIDXの問題だけに集約させたQMAみたいなもので、楽曲のバージョンやシステム面の問題もあれば、 公式サイトを見ないと判らないようなレイヤーのキャラクターについての問題などもあった。楽曲の作者名義や楽曲が収録されたバージョンは紛らわしい選択肢も含まれていたため、引っ掛かった人も多かったと思われる。一応カンニングは可能なのが幸いだろうか。
DELABITY LABORATORYは該当する曲のテーマに合った曲のジャンルやバージョンなどを選曲することで本を造るイベント。BEMANIシリーズ全体でDANCERUSH_STARDOMの曲が初めて移植された。
収録曲(一部)
デフォルト
HEISEI 作者はこの人。次回作でかまぼこ工場長から新しい年号の曲が収録されるとは誰が予想できただろうか
版権
いずれも原曲ではなくアレンジ。(個別記事がないものは作者やアニメ化された作品のタイトルなどにリンクします)
Serious? 物理的に回転する寿司、歩くハンバーガーなど、公式が病気なムービーが話題になった。マジデ?
懐かしい曲から誰も予想できないところからの提供まで様々
蜃気楼の図書館
DRUNK_MONKY 5鍵beatmania 4thの曲。因みにIIDXではCS DistorteDに収録されている
Painful_Fate 作者はこの人
Carmina 作者はHARDCORE_TANO*Cのメンバーのひとりであるこの人。曲調から同メンバーのこの人で間違いないのではないかと思われたがミスリードだったため、驚いた人は少なくなかった。
DELABITY LABORATORY
泰東ノ翠霞 CSIIDX 10thに収録されている曲
Garuda DANCERUSH STARDOMの曲。上記の通り、当該機種に収録されている曲からはこれが初の移植となった。
ARC SCORE
8thの枠。同バージョンのONE MORE EXTRA STAGE「XENON」が元。作者も同じで10年以上の年月を経た楽曲提供となった。8thの曲の続きから数えると16年も経つ
曲のタイトルはグラディウスIIが元になっている
GOLDの枠。作者はこの人。「どうして後ろを振り向くの?」、「なんでお首をかしげるの?」、「サファリ難民」、「AAのAのAAA」(読みは「えいえいのえいのえいえいえー」)など、昔からのIIDX用語が歌詞の一部になっていたり曲の最初に極小音でGOLDRUSHが流れていたりと、色々なリスペクトが含まれている
ムービーの途中で手元が見られるが、これはプロのもの
SIRIUSの枠。楽曲「Red.by Full metal Jacket」が元。曲名もそれの続きらしく、作者も同じ
HAPPYSKYの枠。譜面の難しさで曲の展開が異なるScripted Connection⇒と同じ変化がある曲なので、作者はこの人なのではないかと思われたが、サントラで別の作者だったことが判明した
ムービーはHAPPYSKY当時専用ムービーまたは専用レイヤーが必ず存在するムービー集で、EDENやSigSig、冥もあれば、削除されている曲も含まれている
20周年らしく、過去のバージョンを選曲するのが召喚のトリガーになっており、何かしらに由来しているものが多く、曲名も続編のようなものがある。
ONE MORE EXTRA STAGE
詳細はリンク先へ
キャラクター
3人とも図書館の司書であり、リプンテとスタンパはシステムボイスを担当している。クリープ司書長は行方不明のままだったが、楽曲解禁イベントの蜃気楼の図書館で出会うことになり、その後システムボイスも担当するようになる。
関連タグ
仮面ライダージオウ:平成最後の仮面ライダー。稼働時期次第で新年号をまたぐ部分も類似すると思われる。
CANNON BALLERS(前作)→Rootage(今作)→HEROIC VERSE(次作)