概要
アイテム番号:SCP-231
メタタイトル:特別職員要件
オブジェクトクラス:Keter
SCP-231はシェアード・ワールドSCP_Foundationに登場するオブジェクトの一つである。オブジェクトクラスは最上級のKeterに指定されている。
Keterクラスのオブジェクトと言えばあのクソトカゲやケテルグマなどが挙げられるが、コイツもそのクラスに恥じないヤバいオブジェクトである。
しかし真にこのSCPを有名にしているのが、コイツがSCPの中でも「トップクラスに胸糞悪い」と言われていることだろう。
ではコイツは何なのかというと、SCP-231-1からSCP-231-7までの妊婦の総称である。
この女性たちは「緋色の王の子ら」という宗教団体に捕らえられていたところを警察に助けられたのだった。
この時点でSCP-231は全員身籠っており、SCP-231-1は救出直後に出産。その時に何らかの異変が発生し、3桁に及ぶ犠牲者を出す大惨事を引き起こしてしまった。
どうやら宗教団体はこの惨劇を止めるために彼女たちを拘束しており、救出したことがアダになってしまったようだ。また、胎児の行方は不明だが、SCP-231-1はその時点で死亡している。
その後財団は彼女たちを拘束し宗教団体の残した文献をもとに処置110-モントークを制定した。
その後のSCP-231-2〜7の経過は以下の通り。
- SCP-231-2
- SCP-231-3
- SCP-231-4
- SCP-231-5
- SCP-231-6
- SCP-231-7
また胎児にはそれぞれ個別のナンバーが付けられていることから本来は「生まれてはいけないもの」と思われる。
…さて、ここまで読んだ中で一つよくわからない単語が出てきたと思う。そう「処置110-モントーク」である。
どうやらSCP-231を封じ込めるには有効な手段らしいが、その内容は如何なるものなのだろうか?調査書を見ると…
- ド素人が代役をやっているロッキー・ホラー・ショー
- SCP-231に乾燥したチョコチップクッキーを一皿与えるのです。それもミルク無しで。封じ込め処理に必要な残りの人員全ては彼女を見て笑います。
何なのだこれは!まるで意味がわからんぞ!
と意味不明なものになっている。
だが、前述の通り処置110-モントークに心を痛める者がいたことから残酷なことは間違いなく、おそらく詳細を書くと嫌悪感を催したりSCP-231-6のような件が発生してしまう恐れがあるためこのような書き方なのだろう。
ちなみにこの処置110-モントークについて書かれたTale「ひとりっきりで怯えてろ」によるとこの処置110-モントークを聞いたり見たりしたときに想像した内容こそが処置110-モントークだと述べている。
要はこの記事を読んでDクラス職員がSCP-231-7に身体的暴力を振るったり、罵倒を浴びせるのをイメージしたのだとしたら、それこそが「処置110-モントーク」になるのだ。
もしかしたら今この記事を読んで、大した罪もなくただ自らに宿る命のせいで悲惨な目にあっている彼女たちに同情したり財団にマイナスイメージを持った人もいるかもしれない。
だが忘れてはいけない。「財団は冷酷だが、残酷ではない」と言うことを。
いくら非人道的だと罵られようとも、今日も財団は世界を守るために処置110-モントークを行い続けるのだ。
余談
そんな彼女だが、SCP-999『くすぐりオバケ』のジョークSCPであるSCP-999-JP-J『マスター・くすぐりオバケ』とのクロステストでは、なんと無事に出産。子供にも異常性が無かった。
ジョークSCPとはいえよかったね!
関連タグ
SCP_Foundation SCPオブジェクト
SCP-2317: 7つの封印、その内6個が破損、最後の封印の破損=世界終焉シナリオ、といった様々な部分が共通しているSCP
SCP-001(Tuftoの提言): このSCPと上記のSCP-2317が非常に関わってくるSCP。事前にSCP-231とSCP-2317に目を通してから閲覧することを推奨する。(両SCP閲覧前提の内容なので)