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SCP-396

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とつぜんのいす

SCP-396とは、怪奇創作サイト「SCP Foundation」に登場するオブジェクト(怪異)の一つ。

概要

アイテム番号:SCP-396

オブジェクトクラス:Keter

SCP財団が管理するSCPオブジェクトの一つ。通称「> 突然の椅子 <」。

外観はプラスチックと鉄で構成された何の変哲もない椅子だが、テレポーテーション能力を有しており、統計的にランダムな間隔(通常は1~11ヶ月)で、地球上の何処かにある別な椅子と自身の位置を入れ替える性質を持つ。

つまり、こいつのKeterクラス認定は力で収容を突破するとかそういう方ではなく、収容できないの方のKeterだったのである。(SCP-4999もそんな感じ)

元々とある劇場で発見され、オブジェクトの効果範囲は局所的と想定されていたためSafe分類されていた。その結果、経験の浅い次席研究員らがしばしば担当を割り当てられていたが、近隣の会話を聞くことが可能であり、研究スタッフが言及した場所に自身を転送していると考えられている。その結果、収容プロトコルと分類は、現段階に至るまで徐々に引き上げられて行き、現在は可能な限りエリア-93に収容され、財団職員はエリア-93の外部の場所及びそこで起こった出来事について言及する事は禁じられ、これに従わなかった場合、レベル0職員への降格と、機密情報開示に相当する処分の対象となる。

SCP-396の近くで議論もしくは言及されたことが判明している場所は現在1251ヶ所(※)であり、これら全てがSCP-396の影響を受ける可能性がある。

繰り返し、もしくは細々とした詳細まで言及された場所は、影響対象となる可能性が高いことが示されており、SCP-396の収容初期の記録が不完全であることから、完全なリストの作成は不可能と見做されている。

※本家ではこの部分がスクリプトになっており、「評価が+36以上かつKeterタグがついたページの数」を表示している。つまりKeterオブジェクトが増えれば増えるほど、この数字は増える。

SCP-396の影響を影響を受けている場所

場所詳細
とあるクルーズ船休暇中のブランド次席研究員によって、船のデッキで発見された。ブランドは財団に連絡を取り、分類は再収容時にEuclidへ格上げされた。職務中のブランドに“刷り込み”されて追跡したという仮説が立てられた。
サイト-77、2階の研究室サイト-77から転属した研究員が、前の職場に言及していたことが判明した。SCP-396の異常活動が拡大した原因を特定するに至った最初のリンク。
死刑囚監房実験に割り当てられたDクラス職員は、SCP-396が置かれた実験室で名前と来歴をしばらく述べるように指示された。実験中、D-936816は元々収監されていた刑務所に少なくとも2度言及した。3ヶ月後、SCP-396は自身と当該施設の電気椅子を置換。この転移直前に別の死刑囚の処刑が実行されようとしていたため、記憶処理を必要としない現地エージェントの即時介入が行われたのはこれが唯一の事例である。ここでKeterへの格上げが考慮される(なおその執行される寸前に実験室に転送された死刑囚はDクラスとして補充されたのかは不明)。
エリア-93の洗面所職場環境に関する同僚との議論で、パーク研究員がエリア-93洗面所の最近の改装工事に言及していたことが判明。特筆すべき点として、これはSCP-396の異常効果から安全であると考えられていた防音室内での会話である。
ワシントンDC、合衆国最高裁判所最高裁判事エイブ・フォータスの座席がSCP-396に置換される。置換当時、フォータス判事は裁判所に到着してはいたが、まだ席についていなかった。当日の公聴会が終了した後、フォータス判事が最高裁判所警察のメンバーに妙な事が起こったと報告するまでは発覚せず。事件に関与していた財団職員が事案報告書を傍受し、SCP-396を再収容。
とあるトークショーのセット空の観客席が生放送中に置換されたが、番組の終了後までその存在は発覚しなかった。差し止められた番組の映像には、観客席を向くカメラにSCP-396がはっきりと映り込んでいた。アーカイブにおける映像は直ぐに改竄版と摩り替えられたが、オリジナル放送の録画はその広範性ゆえに完全な抑制が行われていない。
フロリダ州オーランド、“シェイクラー”ジェットコースターコースターの通常運行中に空席を自身と置換した。オペレーターが異常な座席に気付いて管理部に警告したためコースターは直ぐに閉鎖され、エージェントはSCP-396を置換から2時間以内に再収容できた。エージェントはコースターを撮影したお土産写真を差し止めたことで表彰された。
バチカン市国教皇パウロ六世が聖座ごと入れ替えられ、エリア-93に混乱状態で出現した。少量の記憶処理薬が投与され、教皇聖下にあらせられてはこの事件が宗教的体験であったと思っていただくことに成功した。事案の広範な報道を防ぐため、バチカン市国の政府関係者との間に取引が成された。

関連タグ

SCP_Foundation 椅子

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  • SCP財団トレセン支部

    SCP―396

    私です。なんか話が進む度に本文の内容が薄くなっている気がします。 今回はKeterの癒し枠ことSCP―396君です。皆も一緒に叫んでみよう!せーの、      >突然の椅子< 本家の方もなかなかにぶっとんでますので是非。 いつものごとくキャラ崩壊注意(といっても特になんも出ないけど。) あと最後のおまけでも書きましたが、設定を改変しております。ご了承ください。 本家様(英語版) SCP-396 - And Suddenly, Chair by Dr Kondraki その後RJB_Rによって改訂 http://www.scp-wiki.net/scp-396 この作品はクリエイティブコモンズ 表示-継承3.0ライセンスの下に提供されています。
  • SCP財団の博士によるSCP解説と考察

    SCP財団の博士による解説と考察(15枚目)

    椅子と言えども油断は禁物である だって財団だもの 資料はこちら SCP-1475-JP [http://ja.scp-wiki.net/scp-1475-jp] Unwelcome to America! [http://ja.scp-wiki.net/unwelcometoamerica] SCP-396 [http://ja.scp-wiki.net/scp-396]

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