本作品とは別に「PSYCHO-PASS」テレビアニメ1期の舞台化も存在するがそちらは「この記事」を参照。
概要
2019年1月に最初の舞台化決定を発表された。その後は第3弾までシリーズ化された。
第1弾が『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』のタイトルで2019年4月18日から30日まで東京・日本青年館ホール、5月4日から6日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて公演していた。
なお、最終日の最終公演(5月6日17時開演の大千穐楽公演)は、全国62カ所の会場でライブビューイングも開催された。
Production I.G監修の元、脚本はTVシリーズを手掛けた深見真が担当。
舞台用に書き下ろした完全オリジナルストーリーを、TVアニメ第1期及び劇場版で総監督を務めた本広克行が演出を手がけるという豪華仕様。
厚生省公安局刑事課三係を舞台に、オリジナルキャラクター達による物語が展開される。
登場人物
監視官
執行官
分析官
テロ組織「ヒューマニスト」
ボイスキャスト
用語解説(ネタバレ注意)
- ヒューマニスト
元警察官を親に持つ者を中心とした組織である。厚生省公安局刑事課は警視庁・法務省の利権を吸収・消滅し設立された。ヒューマニストがシビュラと敵対しているのはそのためである。
- 中国語の部屋
思考実験の一つである。中国語が理解できない人間と中国語のマニュアルを部屋に入れる。その部屋に中国語で書かれた手紙を入れると中にいる人間が中国語のマニュアルに沿って手紙を送り返す。その結果、一見すると部屋の中に中国語を理解した人間がいるように錯覚してしまうというものであり、しばしば「哲学的ゾンビ」との類似性が指摘される。
劇中では中国語の部屋は「シビュラシステムの廉価版」を指すことが判明した。
- 哲学的ゾンビ
思考実験の一つである、人間と同じ肉体を持ち、人間のような振る舞いをするが感覚や意識を持たない人間ことを指す。
劇中では人間の感情を司る前頭葉を切除するロボトミー手術の上位版を受けた後藤田が当てはまり、これにより後藤田は街頭スキャナーに探知されることなくテロを遂行していた。
- ナンバリング殺人
劇中でヒューマニストが起こしたバラバラ殺人事件。
最も効率的なサイコハザードを引き起こすために計画されたものであり、最も見た者の色相を濁らせる死体の部位を調査するためにナンバリングが施されていたことが終盤で判明した。
- 人工監視官育成計画
監視官の慢性的な人手不足に悩まされており、これを解決するためにシビュラシステムが実行した計画である。
劇中では偽の記憶を植え付けれ、「犯罪係数が規定値を逸脱していれば自分の母親であっても執行するほどシビュラに忠実な人間である」と思い込んでいた九泉と、シビュラによる犯罪係数の偽装により「潜在犯から社会復帰し執行官から監視官に出世した」と思い込んでいた嘉納が当てはまる。
彼らも元警察官の教えに忠実なヒューマニストやロボトミー手術を受けた後藤田のように、脳内にマニュアルがあるだけの哲学的ゾンビであった。
2での登場人物
監視官
執行官
特別自治区 Neo・Nature・Division
2での用語解説
- トロリー・プロブレム
2で登場する。
- 特別自治区 Neo・Nature・Division
2で登場する組織。自然回帰主義者らが暮らすシビュラ社会から隔絶された独立集落である。
外部リンク
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