概要
鹿児島県奄美大島及び徳之島の2島にのみ生息する固有種で餌は草や木の枝、木の実を食べる草食性。
耳や足が短い原始的なウサギで、ジャンプが苦手な代わりに爪が発達しているため穴を掘るのが得意。ウサギの仲間では珍しく鳴き声を出す。
子育ては巣穴の中で行い、子育て用の巣穴は自身の住処から離れた場所に作り、普段は土で蓋をして完全に埋めることで天敵であるハブから子供たちを守っている。
しかし、近年は森林伐採による生息地の破壊、交通事故、野良犬や野良猫、マングースに襲われるなどして個体数が激減し、絶滅の危機に瀕している。