概要
邪悪な悪霊が集合した姿。体色は紫色。
初登場は『ドラゴンクエストⅤ』。
時折2回行動し、「あまいいき」「くろいきり」「たたかいのドラム」「主人公の声真似」を多用する嫌らしいモンスターである。
しかも回避率が高く、呪文抵抗力も高め。
『ドラゴンクエストⅧ』では、テンションを上げてから攻撃しないとダメージが激減する。しかし、「あまいいき」やマヒ攻撃を多用してくるので、非常に厄介。
脅かせば高確率で逃げるので、戦いが長引くようであれば脅かすのも手。
エビルスピリッツ系のモンスター
- デーモンスピリット
エビルスピリッツと同じ紫色の悪霊の集合体。『ドラゴンクエストⅣ』にのみ登場。
回避率が高く、最初から「マホカンタ」がかかっている場合もある。マヒ攻撃を仕掛けたり、「おたけび」をあげたり、「ラリホーマ」「マホトーン」を唱えたり、仲間を呼んだりする。
このモンスターが2匹以上いると、力を合わせ「ふしぎなきり」を発生させる(FC版のみ)。効果はお互いに呪文が使えなくなるというもの。リメイク版では一匹でも発生させるようになった。
エビルスピリッツと同色なのが災いしてるのか、外伝作品含めた他作品への再登場は全く果たせていない…と思われたが、2020年10月に『ドラゴンクエストライバルズ』で遂に再登場を果たした。この作品ではエビルスピリッツと共演しているが、青紫色に変更されている。
- フェイスボール
オレンジ色をした魂。
「あまいいき」「こおりのいき」「どくのいき」「ひのたま」「やけつくいき」などの息攻撃を多用する。このモンスターも回避率と呪文抵抗力が高い。
『ドラゴンクエストⅧ』では系統最上位に昇格。裏ダンジョンに出現する。
「ひのたま」の代わりに「はげしいほのお」、「こおりのいき」の代わりに「こごえるふぶき」を吐くようになった。しかもテンションを上げて攻撃しないとダメージがものすごく減る。裏ダンジョンに出現するモンスターの中で数少ない「おどかす」が効くモンスターの一体。
- あくまのひとだま
発売される事の無かったゲームボーイカラー版『ドラゴンクエストⅣ』の没モンスター。メダルのみで存在が確認されるモンスターなので何色をしていたのかは不明。
しかし「あくま」の「ひとだま」とは何という矛盾したネーミングセンスなのだろうか…
余談
pixivにおいては、顔がたくさん集合したものが描かれているイラストにこのタグがつけられる場合がある。
ドラゴンクエストシリーズのファンである押井守が、2014年に監督・脚本を担当した『TNGパトレイバー』EPSODE5・6「大怪獣現わる」に登場する怪獣の正体の考察で、このモンスターが言及されている。
没になったゾーマの第二形態はフェイスボールを放射状にしたようなデザインであり、この系統のモンスターはその没になったゾーマの第二形態をリファインしたものだと思われる。
関連タグ
ビルス:3DS版『ドラゴンクエストⅧ』でのスカウトモンスターで付けられた名前。紫つながりで某破壊神から付けられたという説もある。