概要
ピンク髪をしずかちゃんのような二つ結びにしており、貧しいためかツギハギだらけのぼろぼろの服を着ている。
母親を早くに亡くしたため、父子家庭。
しかし村一番の漁師である父親も、大地震の日に漁に出ていたため波に飲まれて帰らぬ人となった。
時を同じくして彼女には、村の守り神である大鯨のぬしさまを呼び出す不思議な力が宿った。
ぬしさまは浜に上がるといつも魚や貝を置いていってくれるため、村中の漁師たちが「だったらもう漁はしなくていい」と仕事を放棄してしまった。
村人たちの変貌を見て「こんな暮らしは間違っている」と思いつめ、誰にも相談できず悩んでいたが…。
一連のイベント後には、ひとりで生きていけるようになりたいと決意を胸に、海に出ることを決めている強い子である。
また、エンディング後には「本物」のぬしさまを呼ぶために彼女から「幻の巨大魚を追え!」というクエストが受注できる。
これはぬしさまを呼ぶ正式な巫女の恰好をするために「うみなりのつえ」「みかがみのたて」「みずのはごろも」の3つを用意することが求められるのだが、エンディングを迎えてすぐの時点では買い揃えようとするとかなりの高額。
錬金なども利用してうまく揃えたい。
関連キャラクター
オリガの父親
腕ききの漁師であったが、波に飲まれて亡くなる。
が、死に際に娘のこれからの生活のことを案じると、偶然近くに降って来た女神の果実の力で願いが叶い、ぬしさまの姿になった。
ぬしさまの姿で娘に食べ物を届け続けていたが、それを利用する欲深い村人たちに辟易し、更には村長の横暴への怒りで我を忘れて襲ってくる。
主人公によって倒されると正気に戻り、娘にこんな村を捨てて逃げようと提案するが、一人で生きていけるようになりたいと決意する娘を見て反省し、成仏する。
ぬしさま
こちらはツォの浜近辺に昔から存在する本物の守り神。
前述のクエスト「幻の巨大魚を追え!」で戦うことになるが、オリガの父の方よりはるかに強い。
詳しくはこちら。
ツォの村長
ツォの村の長。公式イラストも存在している。
堕落した村人たちを憂いてぬしさまを呼ぶのをやめようとするオリガを強引に連れ出し、プライベートビーチのような場所へ連れて行く。
そこでオリガの力を利用し、自分のためだけに海に眠る財宝を持ってこさせるように強要するが、これがオリガの父の逆鱗に触れる。
事件後はショックでしばらく寝込んでしまう。欲望のために幼い少女を利用しようとしたなかなかのゲスであるため因果応報ともいえる。
ちなみに妻の名前はヴェラというが、離婚し、親権争いにも敗れたため家を出て行ったとのこと。しかし実は彼女の墓がセントシュタイン城下町にある。
トト
村長の息子。「とと」とは魚を意味する。
欲深い村長とは反対に純粋な性格で、オリガを守れるような強い男になりたいと熱い告白をする。
余談
英語版の名前はJonaであり、これは旧約聖書でクジラに飲まれた預言者ヨナが元ネタと思われる。ただし元ネタのヨナは男性。
『ドラゴンクエストⅩ』に登場するソーミャは、雰囲気や性格、薄幸な身の上がオリガと酷似しており、資料集によると実際にオリガをモチーフに作ったキャラクターとのこと。
同様に『ドラゴンクエストⅨ』のキャラクターをモチーフにした『ドラゴンクエストⅩ』のキャラクターにはフィーロがいる(ナムジンをモチーフにしている)。