概要
攻撃手段、または自衛手段の一つとして用いられる。自分の身体をぶつける、という性質上威力は高く、怪我や最悪の場合死亡の恐れもある為乱りに使用するべきではない。
体当たりの方法は何種類かあるが多いのは肩からぶつかるケースであろう。正面からぶつかるより怪我をするリスクが低く、出っ張った部分をぶつけることから威力が上がりやすい。
他にも正面から体当たりしたり、腹部から体当たりするケースもあるがリスクは高い(怪我をしやすい)。
相手の体格、位置関係などによっては、使用した方がダメージを受けたり、カウンターを食らう場合もあるので注意が必要である。
スポーツ界ではプロレスや相撲を初め、多くの格闘技で体当たりが技として様々な形に派生して取り入れられている。逆に球技ではフットボール等の例外はあるが、基本的に禁止行為であることが多い。
なおスポーツにおいては体をぶつけて相手を弾き飛ばす、いわゆる「体当り」は「チャージ」と呼ばれる。一般的には「体当たり」と同義で使われる「タックル」は相手に組み付く行為を指すため基本的には別物である。
ゲームでの体当たり
ポケットモンスターシリーズを初めとした基本的な攻撃としたものからドラゴンクエストシリーズのような大ダメージと引き換えに自分にも危機的状況が及ぶものまで様々なものがある。
また、主にアクションゲームで移動する敵にぶつかってダメージを負った際にも相手の行動を「体当たり」とすることがある。事前動作を伴った場合は「突進」や「タックル」とされる。
ぶつかれば一方的にダメージを受けるという性質上、体格の大きいキャラクターであるほど厄介な攻撃となる。
海戦での体当たり
実は20世紀はじめ頃まで海軍の戦法として艦艇による体当たり攻撃が有力な攻撃手段の一つとされていた。
もちろん、大砲だの攻撃機だのレーダーだのミサイルだのが整備された現在では完全に廃れた戦法である。
詳しくはラムアタックへ。
ただし、2010年に発生した尖閣諸島中国漁船衝突事件の例もあるように、今でも限定された状況下ならば嫌がらせや時間稼ぎ、ヤケクソ目的で行われる場合もある。