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一念天堂地獄,萬古人慾,譜非命之命;

一睨塵間世外,千秋愛憎,笑無明之明。

概要編集

声:黃文擇(霹靂朝靈闕)、蔡易軒(霹靂戰魔策以降)


霹靂布袋戲」の登場人物。

霹靂玄蒙紀」の主要人物の一人で、最大の悪役として活躍した。


悪の組織・六蝕玄曜(ろくしょくげんよう)の一人「天府座」。

気まぐれでつかみどころがなく、ゲーム感覚で人を好んで弄ぶ。

北武林を中心に譜命寰界(ふめいかんかい)を展開し、その支配者として、内部の発展を興じる。


プロフィール編集

性別
初登場霹靂朝靈闕 第11章
退場霹靂玄蒙紀 第25章
身分六蝕玄曜の天府座、萬願同歸の先代当主、譜命寰界の創造者、噬夢元貘の魂体
同僚太曦神照、神荒子、太玄封羲、一渡微塵、十惡崇黓(いずれも六蝕玄曜)
弟子映芙蓉、伽樓尋紘
部下北隍應、擊空明、宇文鴻心
その他遊師無方、神子雙竹、落花朝、元貘魄尊
武器織命(指甲套

人物編集

六蝕玄曜の「天府座」。譜命寰界の支配者。

登場初期は黒い毛皮のフードと仮面を被り、容姿が確認できず、声も低かった。「霹靂玄蒙紀」に入ると、譜命寰界の中でフードと仮面を外し、容姿が明らかになる。灰髪の青年のような外見で、胸板を露出しており、声もその際に高くなった。


手に付けている指甲套は織命(しょくめい)という名前で、刀剣を防ぐ硬さを誇る。アクセサリーとしてのみならず、爪でひっかく武器として、獲物を翻弄することもできる。また、剣術にも優れており、その神髄は弟子の伽樓尋紘にも引き継いだ。


優雅な立ち振る舞いをするが、気まぐれな性格で、ゲーム感覚で人の心を弄ぶことを好む。藏淵閣(ぞうえんかく)の遊師無方と落花朝を助けたことがある。だがその代わりに、二人の心をたぶらかし、衝突や争いを間接的に引き起こした。


六蝕玄曜の「神州裂變」計画が果たされた後、北武林を中心に譜命寰界を展開する。わざと寰界の内部時間を早送りにして、人々の心や欲望を眺めながら、発展を興じる。談無慾たちを譜命寰界の中に引きずりこみ、命を賭けたゲームの対戦相手として選んだ。


噬夢元貘編集

本物の命君孤羅は、遊師無方と落花朝を助けた時点で、すでに他界した。現在の命君孤羅は本物ではなく、悪獣・噬夢元貘(ぜいむげんばく)の魂が、命君孤羅の遺体を憑りついて活動している。その後、命君孤羅の名義で六蝕玄曜に参加して、映芙蓉・伽樓尋紘たちを弟子にした。


このため、本物と接触した遊師無方と会いたがらず、避け続けた。噬夢元貘の魂は、命君孤羅の肉体に影響され、性格も本物の命君孤羅と同じようになった。噬夢元貘は、人の夢や願望・欲望を糧に生きる悪獣であり、命君孤羅の性格と相乗効果を生み出した。


慾種編集

譜命寰界の中に慾種(よくしゅ)をばら撒き、欲望に溺れた住民たちを次々と、人を襲う慾獸(よくじゅう)に変貌させた。慾獸の退治や解決法を巡って、争乱を間接的に引き起こす。その際に生じた欲望は、すべて命君孤羅の糧となり、力を増幅させた。


命君孤羅は権謀術数をめぐらし、談無慾たち正道と幾度もの攻防を繰り広げる。最後は談無慾に敵わず、敗れて死亡した。死亡の際に、生前に残した計略を発動した。寰界の外にも慾種を拡散させ、中原の各地に慾獸を発生させるつもりである。


雲忘然たちの活躍により、慾種を拡散は中止され、命君孤羅の野望は砕かれた。譜命寰界も同時に解除され、北武林は寰界の障壁から解放された。


関連タグ編集

霹靂布袋戲 霹靂玄蒙紀


談無慾

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