概要
本作は特撮番組『ウルトラマンメビウス』の公式ノベライズであり、『メビウス』内で著者の朱川湊人氏が執筆したシナリオ『一人の楽園』『無敵のママ』『怪獣使いの遺産』をオリ主のハルザキ・カナタの視点から描いた物語である。また、これだけではなく導入部となる『魔杖の警告』と、最終話『幸福の王子』が追加されている。
本作は原作30話でメビウスの正体がバレた後にハルザキがGUYSに入隊した、という設定で始まっており、原作の31話以降とは分岐した世界観と思った方が良い。そのためか、メビウス以外のウルトラマンや暗黒四天王、ボガール一族などは登場していない。
また、ハルザキ(メイン画像の真ん中)はウルトラシリーズの主人公にあるまじきひねくれ者キャラであり、かなり剣呑な人物として描かれているのも特徴的。
登場怪獣
ここでは特撮版メビウスでも登場したソリチュラなどは割愛する。
魔杖
全長100m、直径10mの巨大な「杖」。中央部にはギラギラと輝く一つ目がある。
シルバーシャークすら全く通じない強力な外皮を持ち、地球の自転などを無視し完全に垂直にGUYS基地めがけて降下した謎の物体。
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するサハクィエルに酷似した設定である。
機械龍ナーガ
かつてウルトラセブンと戦った宇宙竜ナースの後継機。三つ首の東洋龍を模した姿をしている巨大ロボット。サーペント星人が操る。
地底怪獣マグラー
メイツ星人ビオが地球を訪れる少し前に山中から出現したが、GUYSにより撃退された。
暗黒星人シャプレー星人
該当項目参照。
核怪獣アルビノギラドラス
ユーゼアル
翼開長200mのコウモリのような姿をした謎の宇宙怪獣。悪意は全く存在せず、宇宙で遭難している人々を母星へと送り届けているという伝説を持つが…。