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図鑑データ
「五月雨っていいます! よろしくお願いします。護衛任務はお任せください!」
いよいよ概要たちの出番ですね!
白露型駆逐艦の6番艦。ゲーム開始時に秘書艦として最初に選べる艦娘の一人。
初期艦娘の中では最も新型の艦であるため、改にまで育てた際に持ってくる装備が他の初期艦娘よりも一段強力なものとなっており、一応戦力的には最強である。微々たる差ではあるのだが。
能力的には駆逐艦として平均的であるにもかかわらず、熱心に贔屓する提督が多く「大事にしてあげたい」という意見をよく聞く。強力な艦ではないかもしれないが、提督諸君には優しい彼女を泣かせないよう大事にしてあげて欲しい。
やったぁ!性格、見ててくれました!?
ひと癖もふた癖もある個性派揃いの艦娘たちの中にあって、明るく優しく健気で前向きでいつも一生懸命、時々ドジっ子で泣き虫と王道ヒロイン属性てんこ盛りであり、それゆえか二次創作の作品ではヒロインとして扱われる事も多い。
元ネタ艦の衝突や座礁のエピソードからか、ドジっ子と言われることにコンプレックスがあるようだ。また衝突や座礁の他にも、ドジに関する話題には事欠かない。
(ブーゲンビル島沖海戦で味方が射線にいるのに気付かず魚雷発射しまったり、第三次ソロモン海戦で比叡に機銃を誤射してしまったり、同海戦で力尽きた夕立を雷撃処分しようとするも魚雷を全弾外してしまったり、ソンソル島沖で海上に煙と気泡が上がっているを発見したのに気に留めなかったらそれが敵潜水艦で僚艦の夕張が撃沈されたり、主力艦隊の護衛中に迷子になって利根が探しに行く羽目になったり)
しかしドジエピソードこそ目立つものの、白露型では時雨に次いで最後まで生き残っており、7つもの名称付き海戦に参加、多くの護衛・支援・輸送・救助活動に従事し、東西南北を駆け回った頑張り屋さんであり、そんなところは努力家な性格に反映されているといえるだろう。
なお2014年5月23日に追加された放置ボイスにて、第三次ソロモン海戦で比叡を誤射したことを覚えておらず、比叡に対する罪の意識だけ感じ続けていることが判明した。彼女の純粋無垢な性格は、あるいは戦争の悲惨な記憶を忘れていることに起因するのかもしれない。(過去の記憶を失っているというのもヒロインにはよくある設定である。)
ちなみに史実においてはメシマズエピソードのある艦だったりするが、二次創作においてネタにされることは少ない。
そもそも駆逐艦は冷蔵施設のサイズが小さいことなどから食材の保存に難があり、特に気温の高い南方ではそれが顕在化するため、全体的にメシマズ気味であったようだ。記録が残っている艦としては五月雨のほか、見るも無残な食事事情の記録が残っている雷などがある。
もっとも、雷が「こんな環境では主計兵が腕を振るいたくても振るえないのだろう」とフォローされているのに対して、五月雨は主計兵の腕の悪さと横着さが露骨に酷評されてしまっていたりするのだが・・・
容姿、そっ……そんなに気になります?
不思議な透明感のある青髪のロングヘアが特徴。前髪側は毛先が淡い金色に、後ろ髪側は毛先が銀色に染まっている。
しかし、正面からの見た目からか、pixivではポニーテールで描かれている絵も目立つ。
絵師が同じ涼風と同じ衣装を着ているが、白露型の中で何故この2人だけデザインが違うのかは不明。あえて言うならば、五月雨と涼風は同じ浦賀工廠で同年に竣工しているため、同い年の年子、といった関係ではある。
春雨の実装によって前期白露型が全員揃い踏みとなったが、春雨の服装は姉たちと同じ黒いセーラー服であったため、前期白露型の中で五月雨だけが違う服装となっている。
また、この2人は駆逐艦娘の中でも暁型4姉妹や朝潮型・陽炎型の一部と並び最も貧乳の部類...つまり無乳(に近いちっぱい)なのだが、「胸がある」ように描かれることも多い。駆逐艦でありながらそれなりのサイズな姉たちの影響であろうか。
カップリングイラスト
同じ絵師の手による涼風と一緒になっているイラスト(さみすず)が目立つ。
上述のように五月雨自身は艦これ内では珍しいほどに純粋無垢な性格のキャラとなっているが、対となる涼風がこれまた珍しい江戸っ子娘であるため、ほのぼのギャグ的な描かれ方も多い。なお艦これ二次創作の通例では五月雨は涼風の姉に当たるが、たいてい双子的な感じで描かれており、五月雨が姉として描かれることは少ない・・・どころか、江戸っ子気質の涼風が純粋で優しい五月雨を(主に提督の)魔の手から守る的な展開のほうが明らかに多かったりする。
しかし、史実において涼風と行動を友にしたエピソードは特に見受けられない。史実においてしばしば行動を共にし、白露型の中で最後まで生き残った時雨とのコンビイラスト(しぐさみ)も無いわけではないが、史実での縁の割には取り上げられることが少ない。
カップリングとしては、軽巡洋艦である夕張とのカップリング(ゆうさみ)が特に人気が高い。
これは史実にて沈没寸前の夕張を最後まで救援しようとしていたのが五月雨であること、また艦これにおいても夕張はその記憶を引き継いでいることがセリフから分かっていることに由来する。そのため、再会ネタなど感動系の描かれ方が多かったのだが、オタク気質の夕張さんが五月雨ちゃんに一方的に片思いする百合ネタも多くなってきているようだ。
護衛艦「さみだれ」として現代に生きる
また海上自衛隊の2代目むらさめ型護衛艦の6番艦には彼女の名が使用されている。
しかし、ドジっ子属性も引き継いでしまったことが最近判明した。
当代にあたるDD-106「さみだれ」は石川島播磨重工東京第1工場で建造され、2000年3月21日に竣工し、定係港は呉である。初代五月雨と姉妹関係にあった村雨・春雨・夕立が、それぞれ同じむらさめ型の1番艦「むらさめ」・2番艦「はるさめ」・3番艦「ゆうだち」として受け継がれたため、2代目となる当代も上記3姉妹と姉妹関係になった。ただし「むらさめ」「はるさめ」「ゆうだち」は当代が4代目になる。
2009年と2013年には、ソマリア沖の海賊対策のために「たかなみ」型4番艦「さざなみ」と共にアデン湾に展開した実績も持つ。
現在、当代「さみだれ」とともに第4護衛隊群に配属されている護衛艦には前述の「さざなみ」のほか、同じ「むらさめ」型5番艦の「いなづま」、イージス艦「ちょうかい」およびヘリ母艦の「いせ」に加え、あのぜかましがある。
うれしい!新しい関連イラスト、お見せします!
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夕立(艦隊これくしょん)&村雨(艦隊これくしょん):白露型の姉で第二駆逐隊の同僚。第三次ソロモン海戦で夕立が"素敵なパーティー(血祭り)"の末航行不能になった際には乗員を託されている。
同じく白露型の姉。第二次ベララベラ海戦において、彼女とともに敵旗艦セルフリッジを大破戦線離脱に追い込んだ。この功績によって、艦長はそれぞれ短刀一振りを賜るという栄誉に浴している。
その他にも様々な海戦で肩を並べた。
同じく白露型の姉。白露・時雨・春雨で第27駆逐隊であったが、渾作戦で編入された。
竣工が同年、かつ同一造船所という、姉妹で最初に縁があった妹。
艦これでのデザインもよく似ている。
「五月雨を集めてはやし最上川」は芭蕉の句ですが、(艦これの)五月雨を集めても最上にはなりません。
名前を継いだ、海自のイージス艦「ちょうかい」、当代「さみだれ」と同型で8番艦の4代目「あけぼの」が、同じ石川島播磨重工業東京第1工場で建造された。石播東京では前述の当代「むらさめ」も建造されている。→石播東京組
もうドジっ子なんて言わせませんから!
- 海自艦「さみだれ」から油流出 タンクからあふれる(インターネットアーカイブに保存されているもの)