概要
艦隊これくしょんの艦娘である五月雨と涼風の組み合わせ(コンビ、カップリング)を指すタグ。
この五月雨と涼風の2人は、二次創作イラストで2人一緒に描かれる事が多い。
2人はそれぞれ駆逐艦娘「白露型」の六番艦と十番艦であり、お互いの言及ほぼなし、後述の史実的要素もあって、艦娘としての立ち位置は結構離れている。しかし他の姉妹艦である一~五・七~九番艦とは容姿・イラストレーター・声優が異なっており、そのためこの二人は、白露型だけでなく艦娘全体で見ても固有の同キャラデザイン&同声優の組み合わせを持つ艦娘仲間となっている。
こうなった理由は定かではないが、五月雨と涼風が初期実装艦で、その間に入る海風・山風・江風が後期実装となったのが影響していると見られる。
よって、このコンビが提督間で定着した主な理由は、2人が同じ組み合わせの担当絵師&担当声優で、何故か同じ制服をこの2人だけで着ている事と、似た青系色ロングヘアーの容姿をしている事、そして仲良くなりそうな性格同士である事、だと考えられる。
五月雨はゲーム開始時に選べる秘書艦(初期艦)の一人でその中での人気も高い。キャラ属性も優しくて頑張り屋で戦闘時は勇ましくなるも生活面ではかなりのドジっこという取っつきやすいものである。
涼風は通常海域の割とどこでもドロップする普通のコモン駆逐艦で、他の多くの駆逐艦娘に埋もれがちだが、元気な性格や容姿を持ち、かつ白露型駆逐艦の一員という要素を持つ彼女のファンは少なくない。
五月雨を好きになった提督が、服装や容姿が唯一お揃いである涼風も贔屓にするケースが多いが、涼風のほうを最初に気に入った提督が同様に五月雨も後で気に入るというケースもある模様。
2人のキャラ属性が、真面目で心優しい五月雨と、ちゃきちゃきの江戸っ子気質の涼風という好対照ぶりも人気の一因であろう。
五月雨・涼風共に、この組み合わせ以外で目立つ他のカップリングがあまり無いのも、この2人が相方同士としてよく描かれる理由だろう。公式4コマでも艦娘寮の部屋割りは2人同室が基本である事を理由に、春雨や海風&江風が転入してきて白露型9人が入り混じったネタが増えた現在もなお五月雨と涼風は同室で、コンビ活動するシーンもよく見られる。
史実では同じ浦賀船渠生まれ(※時雨と山風も同郷)である事以外は特に関わりが無かったため、ゲーム中の台詞でお互いに言及することはほぼない。涼風が2015年梅雨ボイスで「なー、五月雨!」と仲良さげに呼びかけた台詞のみである。
艦これの通例上駆逐艦娘は夕雲型や後期実装の駆逐艦等の一部の例外を除いて、あまり姉妹関係を意識しない事が多く、実際五月雨が村雨達を呼び捨てにしているため、この二人も多分に漏れず双子や親友のような扱いをされる場合が多い。
もっとも、この二人の場合は同じ白露型でも前期白露型と後期白露型(改白露型・海風型)というほとんど別艦型であるためか、史実においては五月雨の所属する第二駆逐隊が解隊された後、移行先である二水戦に存在していた涼風の第二四駆逐隊には参加せずに、別戦隊から移ってきた白露・時雨の第二七駆逐隊に配属されたことから、姉妹という意識はないのかもしれないが。
しかし、涼風の同型の姉である海風と山風と江風は、後期実装であるためか白露達を含めた10人に明確な姉妹の上下関係を付けているような呼称を姉妹艦それぞれに使っているのを白露・時雨・海風・江風・涼風への言及で確認できる。
長らく新規イラストの実装が無いため、Twitter等の噂では「絵師が艦これに関心が無い」あるいは「絵師と運営との間でトラブルがあった」などの噂が流れたことがあるようだが、あくまでも推測の域でしかない。
一方、2016年9月1日にこの二人の担当声優である種田梨沙が病気のため休養に入るというニュースが報じられ、五月雨・涼風提督達の一部は「絵も絶望的なのにボイスまで…」という不安に駆られることになってしまった(種田氏は後に復帰)。