データ
チームデータ
チーム標章 | |
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通称 | 生徒会チーム |
使用車輌 | 38(t)戦車B/C型 → 38(t)ヘッツァー仕様 |
チーム方針 | 目指せ!優勝! |
メンバー
解説
県立大洗女子学園の戦車道チームのひとつで、3年生の生徒会役員3名で構成されるチーム。
本編開始の少し前、学園艦教育局の担当官から、文科省の学園艦統廃合の方針により大洗女子学園の廃校が決定されたこと聞かされ、廃校を阻止するべく実績を打ちたてようと、大洗女子では廃れていた「戦車道」を復活させ、全国大会優勝を目指す。
学園内で唯一の戦車道経験者である転入生・西住みほに目を付け、強引な手段を使って戦車道を履修させようと画策。それ以外にもより多くの生徒に履修させるため、豪華な特典(遅刻見逃し200日、授業の3倍の単位など)を用意した上に大掛かりなプロモーション活動を行った。
3年間を過ごすはずだった学校を失いたくないという思いは大洗チームの中で誰よりも強く、その一方でチームには余計なプレッシャーをかけまいと廃校のことを隠していたが、プラウダ戦で追い詰められたことで切羽詰まった桃が暴露し、廃校回避はチーム全体の目標となる。
大洗チームの中では唯一の軽戦車である38(t)戦車に搭乗。杏が戦車長・通信手ということになっているが、当初の杏はほとんど仕事をせず、砲手・装填手の桃が戦車長と通信手も兼ねていることがほとんど。その桃がトリガーハッピーかつノーコンであるため、全国大会の1回戦まで目立った戦果は上げていない。
しかし、プラウダ戦で杏が砲手としての才覚を発揮しはじめてからはがらりと変わり、ゲリラ戦や敵陣撹乱など、軽戦車の特性を生かした戦闘を繰り広げるとともに、みほの指示する大胆な作戦も、杏の豪胆さと桃の空元気、柚子のおっとりペースを糧に何とかこなしていく。
『エンカイ・ウォー』では、チーム対抗かくし芸大会で白鳥の湖を披露。高度なバレエ技を見せたが、主催した自分達が1位になったこと(おまけに景品まで生徒会仕様であったこと)に他チームは納得いかずに抗議していた。
各人の名前の由来は、地形+果物からと推測される。ちなみに3人とも茨城県水戸市の出身。
『劇場版』では、学園艦下船前夜、生徒会の書類を大切な思い出として出来るだけ持っていこうとした。なお、杏は会長の椅子を持っていくと頑なに宣言していた。
また、大洗チームの戦車が文科省の手に渡るのを阻止するため、偽の紛失届を作成し、ケイに頼んで預かってもらうように依頼していた。
学園艦下船後は、杏が内緒で廃校撤廃に動いている間、桃と柚子は杏を信じて泣きごとを言わずに今まで通りの業務に励み気丈に振舞った。そして、杏が帰還した時は放送で全戦車道チームを集め、大学選抜チームとの試合と勝てば学園艦が奪還出来ることを伝えた。
戦績
校内練習試合戦
- つり橋を渡っているあんこうチームを、カバさんチーム・アヒルさんチームとは反対の岸から挟撃しようと接近。あんこうがカバさん・アヒルさんを撃破した隙をついて突撃するも、砲撃を大きく外してあっけなく撃破された。ふっふっふっ…ここがお前らの死に場所だ!…死に場所になったのはこちらでした。
対聖グロリアーナ女学院戦
- あんこうチームを囮にした待ち伏せ作戦を敢行するも、グロリアーナを引き連れてきたあんこうチームを桃が敵車輌と誤認し、砲撃を開始(この時点で待ち伏せ作戦は意味をなくしている)。撃ちまくっている最中に履帯が外れ、移動するチームから取り残される形に。それでも撃ち続けるのであった。
- 履帯を修理して交戦区域に急行し、あんこうチームのピンチに颯爽と参上。しかし零距離での砲撃も見事に外し、4輌がかりの返り討ちに遭う。桃ちゃんここで外す…?
- 強いて戦果を挙げるなら、逃走するあんこうチームの盾となったことくらいか。試合終了後は敗北の連帯責任ということで、あんこうチームを連れてあんこう踊りで市中を回る。
対サンダース大学付属高校戦
- フラッグ車として参加。敵フラッグ車を追跡しながら自らも追われるという展開になり、後方の追撃部隊に一発ぶちかますも、避けられる。当たってないよ桃ちゃん…。
対アンツィオ高校戦
- 今回もフラッグ車として参加。あんこうチームとカバさんチームに守られながら行動する。
- 終盤、囮になってアンチョビが搭乗するアンツィオのフラッグ車・P40を誘い込み、待ち構えていたあんこうチームに撃破させて勝利に貢献する。
- 今回の砲撃も……察して下さい…。
対プラウダ高校戦
- 後半から砲手を杏に、桃を装填手に専念させるようにポジションを変更し、さらに他チームを逃がすために自ら囮役となって単独突撃。
- 敵陣地の突破時には先頭を走り、杏の読みと柚子の的確な回避行動で擦れ違い様にT-34を1両撃破。さらに本隊が逃げるための時間稼ぎに3両のT-34とIS-2を相手取り、IS-2を除くT-34を2両撃破、1両を走行不能にする活躍を見せる。乗員それぞれが本領を発揮した局面であり、視聴者にも「生徒会無双」として印象の強い場面。
- 目の覚めるような活躍の直後、本隊に合流しようと撤収したところへノンナの長距離砲撃を受け、車体をひっくり返され撃破されるという見事なやられっぷりできっちりオチをつけた。
対黒森峰女学園戦
- 決勝戦の黒森峰戦では、集まった義援金で改造キットを購入し、38(t)をヘッツァー仕様に改造(※)。みほが率いる本隊とは離れてゲリラ戦術をこなし、「おちょくり作戦」で黒森峰チームの陣形を大きく掻き乱す。
- 超重戦車マウスが現れた時は、マウスの下に潜り込んで車体を浮かせるという無茶苦茶な作戦に従事。さらには自身を踏み台にアヒルさんチームの八九式を登らせ、マウスの回転砲塔を封じ込めることに成功する。
- あんこうチームによってマウスの撃破に成功するが、さすがにマウス(188t)と八九式(12.7t)合わせて約200tの超重量に耐えきれず、エンジンが煙を上げてリタイア。後事を残存するチームメンバーに託す(もっとも砲塔もひしゃげており、もし耐えられたとしても戦闘参加は不可能だったが…)。
- 余談ではあるが、普通乗用車(約1~1.5t)の少なくとも10倍以上の重量を持つ戦車や重機が上に乗ったら、普通乗用車は紙風船を拳で潰すかのように簡単にペシャンコになる。ヘッツァーは15.75tなので、上記の作戦中は単純に考えて、自身の約12.7倍の重量がのしかかっていたことになる。これに耐えられたのは搭乗員保護用の車内のカーボンコーティング(実際のカーボンと比べると異常なまでの高性能を度々発揮している)があってこそだろうが、さすがにヘッツァーでマウスを浮かせ、そこに八九式も乗っかって攻撃を封じ込めるという予想の斜め上をいくケースは想定外だったからか、カーボンがボロボロはがれている。
大洗エキシビションマッチ
- 今回は再び砲手を桃に戻し、杏は戦車長に戻ってサボりに徹する。桃のノーコンは健在で、ヘッツァーでは不可能な方向に砲弾を飛ばすなどしていたが、それでも包囲していたグロリアーナが攻勢を強めるや撤退を即決するなど、実戦ではだいぶ冷静に振る舞えるようになった。
- 大洗町役場の防衛線崩壊後は、カモさんチームと協力してヘッツァーの上にルノーB1bisを乗せて俯角をとらせ、トンネル下を通過するアリクイさんチームを追っていたT-34/76を上から砲撃させて撃破するといった奇策を披露。
- 試合終盤には、大洗チームの砲手で唯一撃破記録がないことに焦る桃が、執念のような気迫で闇雲に撃ちまくる有り様。あらぬ方向に飛んだその中の一発が、あんこうチームを倒そうと飛んで来たローズヒップのクルセイダーに命中し、なんだかんだで念願の初撃破を達成する。
余談
38(t)戦車とヘッツァーは足回りが非常に似てはいるものの、シャーシサイズや転輪など各部品の大きさが違うだけでなく、自走砲用にレイアウトをリアエンジンからミッドシップに変更したM型シャーシ(この頃はすでに軽戦車として完成する38(t)式はなく、最初からヘッツァーやグリレの共通シャーシとしての生産だった)になっていた。このため実際に38(t)戦車からヘッツァーに改造された車両は存在しない。
というか魔改造にもほどがある(まぁ彼女らの腕なら理解できなくもないか?)。
メンバー構成
とりわけ大事なことなので、説明せねばなるまい。実はこの3人のメンバー構成は、『タイムボカンシリーズ』の三悪がモデルとなっており、事実悪いことはしないものの、彼女たちの立ち位置や負けっぷりは、どこかあの三人組を思わせる演出が多い。実際に、キャラクター原案の島田フミカネ氏が、その様に述べている。
だとすれば、その『タイムボカンシリーズ』の三悪の中で最も人気の高いドロンボーで、この3人の立場を例えるなら、
といった感じになる。
なお、ニコニコ動画では、この事をネタに、タイムボカンシリーズのOPとEDのパロディ動画が公開され、かなりの人気を集めている。その動画の視聴はこちらから。
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三悪 - この3人の実のモデル