小説仮面ライダー剣
しょうせつかめんらいだーぶれいど
講談社キャラクター文庫から発売された宮下純一のライトノベル。同名の特撮番組の後日談。
概要
宮下純一によるライトノベル。原作『仮面ライダー剣』の後日談であり、最終回からそのまま繋がっている(『仮面ライダーディケイド』とは分岐している)。言うなれば、あの衝撃の最終回から「繋がっているかもしれない未来」の可能性の一つである。
世界観
本作は300年後の未来を描いており、地球温暖化などの影響で荒廃し、地表の殆どが海に沈んだ世界となっている。貧富の差は増大し、残り少ない人類の居住区の1つである南極の「天蓋都市」では提督と呼ばれる統率者が人々を支配している。大半の民衆は提督を中心とした一握りの上流階級のためにカースト制度の下で牛馬の様に働かされている。
3代目提督の命令により、提督に反旗を翻した一族は囚人島と呼ばれる監獄島に投獄されるか"箱舟"と呼ばれる巨大客船に押し込まれて南極から追放され、今なお海を漂っている。剣崎がたどり着いたのも、そんな箱舟の中の一つであった。
登場人物
4人の仮面ライダー
- ケンザキ・カズマ:仮面ライダーブレイドに変身する青年。なぜか記憶喪失の状態で漂流しているところを発見される。その正体は300年の時を生きる不老不死の生命体ブレイド・ジョーカーであり、暴走するとブレイドからブレイド・ジョーカーに変身してしまう。
- ハジメ:仮面ライダーカリスに変身する青年。天蓋都市のスラムの介護施設で働く。
- タチハラ:仮面ライダーギャレンに変身する能力を得た脱獄囚。勿論橘朔也ソックリである。もとは海賊だったが、提督に捕らえられ囚人島に送られていた。サエコの導きによりギャレンに変身する力を得る。
- サツキ:仮面ライダーレンゲルに変身する能力を得たガーディアンの隊長。身寄りがない幼少期に提督に引き取られ、彼を兄のように慕っていた。勿論上城睦月にソックリである。