概要
ここで述べられるレッテル( 蘭:letter )とは、商品に貼りつけるラベルのことをさす言葉である。
その意味より、自分や自分達と関わりのある人物や物事を、時には偏見に基づいてカテゴリーに分類し、わかりやすい名称でそれらを呼ぶことであり、特に批判の意味を持って用いられる。個人、集団により貼る場合も貼られる場合も存在する。
この行為は、複雑な現実を敢えて一面化して一言でまとめることで、自らの抱いている世界観を他者に分かりやすく伝える行為となり、レッテル貼りをすること自体は悪と言うわけではないが、単純化のため第三者がそれらをステレオタイプな見方しかできなくなる、あるいは偏見や過誤により正しくない決め付けが行われている事例が存在する。
なお、ある個人や集団が、他者やある出来事にどのようなレッテルを貼り付けるかを観察することで、該当する個人や集団がどのような世界観を抱いているかがよくわかることがあるが、その世界観を一言で表すと該当に対するレッテル貼りになるという無限ループとなる。
アメリカカリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏は、2015年に著書『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』出版した際に、大変反響を呼んで多くの読者から激励をもらった一方で、一部から「ケントはネトウヨ!」「このレイシスト!」「アメリカに帰れ!」といった、ケント氏曰く『罵声のつもり』と思われる言葉を浴びせられたという。
ケント氏は、真っ当な批判の中には新しい発見や学びがあることもあり、それによって自身も成長し議論や理解を深めることができるとしている。
しかし、上述したような発言は、ただ単に「自分とは違う意見が気に入らない」という子供じみた感情をぶつけているだけであり、学ぶところが何も無いと語っている。
彼曰く、意見が気に入らないといってそうしたレッテル貼りをしてくる人間の共通点は『勉強不足』『怠け者』と考えられるとしており、日本では望めばいくらでも正しい情報を収集でき、そんな自由のある国に住んでいながら、単純で明白な事実さえ自分の目で確かめようとせずに、学校で習ったことやメディアが流す情報のみを鵜呑みにし続けるのは「あまりにも不勉強」あり、それ以外の意見を頭から拒絶するという態度は「怠け者」以外の何者でもなく、喩えれば中学生レベルの数式を理解できない人同士が「相対性理論は絶対に間違っている!」とか「量子力学って笑えるよね」などと言っているようなものだとしている。
レッテル貼りに使用される用語の例
皇族芸人 マスゴミ ステマ 情弱 放射脳 キモオタ 自治厨 ネトウヨ ブサヨ プロ市民 草食系 池沼 脳内お花畑 2ch脳 ネットde真実 自演乙 厨房
老害 おっさん ゆとり ガキ スイーツ ビッチ ババア リア充
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