TCG『WIXOSS』は裏面が白いカードで構成される「ルリグデッキ」と裏面が黒いカードで構成される「シグニデッキ」を使い分けて対戦するのが基本ルールであるが、このうちルリグデッキの方に属するプレイヤーキャラクターがルリグである。
名前の由来は「GIRL」の逆さ読みと言うのが定説。
ルリグの種類
5色のデッキに対応したルリグが存在する。順序はTCG登場順。ハイティ、ララ・ルー、ソウイ、フタセはレベル1以上のカードが登場していない。
白
上記の他、TCGに登場していないルリグにミヒロ(漫画『stirred』)、サクヤ(selector battle with WIXOSS)がいる。
赤
上記の他、TCGに登場していないルリグに時緒(漫画『-Re/verse-』)、紅羽(selector battle with WIXOSS)、パルテア(同)、紫音(同)、シャノン(同)、フミオ(アニメ『spread』ブルーレイ/DVD特典ブックレット掲載小説)がいる。
青
上記の他、TCGに登場していないルリグにアリス(selector battle with WIXOSS)、クロエ(同)がいる。
緑
上記の他、TCGに登場していないルリグに青葉(漫画『-Re/verse-』)がいる。
黒
上記の他、TCGに登場していないルリグに漫画『peeping analyze』)の終盤でピルルクが対戦した名称不明のルリグがいる。
無色
融合
いずれもレベル5のみ。
このうち漫画作品(後述)から登場したリメンバ、アルフォウ、ハイティはスターター(構築済みデッキ)が無く、ブースターとプロモカードでデッキを組む必要がある。ミルルンとアンのスターターは単体では発売されておらず、ブルーレイ/DVDの初回限定特典でユヅキは第1期2巻、ミルルンは第2期1巻、アンは第2期2巻に付属する。
ウルトラジャンプ連載の外伝漫画『peeping analyze』(ピルルクが主人公)に登場するリメンバはアニメには登場していない。第4弾のアンとミルルンはアニメ2期『selector spread WIXOSS』から登場。第3弾に登場するウムルと第6弾に登場するタウィルはキャラクターとしてではなく『spread』最終話にカードとして登場していた。
サシェ、ミュウ、アイヤイ、ララ・ルー、ソウイは漫画『selector stirred WIXOSS』に、リル、メル、ナナシ、あーやはアニメ第2シリーズ『Lostorage incited WIXOSS』に登場する。
アニメ『selector』および『Lostorage』における設定
以下はアニメ『selector』と『Lostorage』における設定である。
selector
アニメ『selector』シリーズでは、WIXOSSに勝ち続ければあらゆる願いを叶える能力を手にする“夢限少女”の候補者であるセレクターがデッキを手にした際、その中に入っていた意思を持ったカード。小湊るう子の場合は兄からもらったスターターデッキにタマが入っていた。
普段はカードの中に封印されているが、セレクターと会話することは可能である。セレクター同士の対戦時にはカードから解放され、ルリグ同士で戦うことになる。
バトル中はグロウを行うことによってルリグのレベルを上げ、より強力な攻撃を行うことが可能である。また、勝利した際に特定の条件(セレクターによって異なる)を満たすとルリグが進化するが、この進化はTCGにおけるグロウとは異なるものとされている。
セレクターが3敗して“夢限少女”の候補者としての資格を失った場合、セレクターはWIXOSSに関する記憶の一切を失って賭けていた願いとは正反対の状況を招来してしまうが、ルリグの場合は封印されていたカードから解放され、ゲームマスターである「白い部屋」の主・繭の元へ戻って行く。
なお、かつて「クロ」と呼ばれていた「はじまりの少女」の1体(後のイオナ→ユキ)はオリジナルの浦添伊緒奈から「ルリグ」と呼ばれていたが、固有名が無かったので伊緒奈との初対面に際して「私はルリグ」と名乗ったのを伊緒奈から固有名と誤認されてそのまま「ルリグ」と呼ばれるようになったものである。
Lostorage
『selector』から数年後を舞台にした『Lostorage』でも前シリーズと同様に「ルリグ」と呼ばれる超常的な存在が登場するが、前シリーズの「元・夢限少女」ではなく全て同じ姿をした素体から引き当てたセレクターに応じて異なる容姿を得る形となっているらしい。
雑記
『WIXOSS』と同じメーカーの商品で同時期にスタートした『プリパラ』のプリチケには「年頃の少女の手元にカードが届く」と言う共通点がある。そのため、ニコニコ動画のコメントなどで「良い子にはプリチケ、悪い子にはルリグが届く」と言うネタが書き込まれる場合がある。