「感染した。じきに新しい仲間が増殖する」
「回りくどい…!一気に叩き潰す!!仮面ライダーを消し全人類を乗っ取ればバグスターが世界の支配者となる!」
CV:町井祥真
概容
■身長:206.0cm
■体重:107.5kg
■特色/力:不明
『仮面ライダーエグゼイド』に登場する敵対勢力「バグスター」の幹部で隊長格。同じ幹部のパラドからは「グラファイト」と呼ばれている。
特徴・姿
全体は、『ドラゴナイトハンターZ』をモチーフとした緑色のドラゴンのような姿をしている。右腕にはゲンムと同型のガシャコンバグヴァイザーを装着している。普段はこのアイテムを使ってバグスターウイルスの散布や感染した人間の監視を行なっている。また、バグスターバックル(後のゾンビゲーマーレベルXと同じもの)を腰にしている。
戦闘時は、龍の牙のような双刃の武器「グラファイトファング」を駆使する。必殺技は、その武器にエネルギーを溜めて十字の剣戟を放つ「激怒竜牙(げきどりゅうが)」。
第5話では人間態“グラファイト”の姿を明かし、それ以降はその姿で仮面ライダー達の前に現れる事も多くなっている。怪人態になる時は「培養」の掛け声と共に、ガシャコンバグヴァイザーを右腕のグリップパーツに装着することで変身する。なお、怪人態の時に体にノイズが入るような描写がある。
出自
5年前、バグスターウイルスとして鏡飛彩のかつての恋人・百瀬小姫に感染。飛彩の勉強を邪魔したくない余りに小姫がゲーム病の発症を黙っていたことと、当時の“オペ”を担当した花家大我こと仮面ライダープロトスナイプがこのオペを失敗したことで、小姫の肉体を完全に取り込んで完全体へと覚醒した。
第3話の描写から分かるように、この結果医師免許を剥奪された大我とは因縁が生まれ、第6話で実体化の経緯を知った飛彩からも敵視されている。この為、大我と飛彩が対立する切っ掛けを作った張本人でもある。
また、完全体となった事で宿主である小姫の記憶をセーブデータとして受け継いでいる事が第28話で判明した。
ダークグラファイトバグスター
◾︎身長:206.0cm
◾︎体重:107.5kg
◾︎特色/力:剣技、格闘
グラファイトが『プロトドラゴナイトハンターZガシャット』のデータを取り込みパワーアップした姿。身体データそのものは通常のものと同じ。変身時の掛け声は同様「培養」。
「ダーク」の名の通りメインカラーが緑色から黒に変わり、右腕も赤から黄色に変化している。独特の形状だったベルトもさらに変形した。
戦闘能力はさらに強化されている他、通常と同じ「グラファイトファング」を武器としている。必殺技は、漆黒の波動を放つ「ドドド黒龍剣(こくりゅうけん)」。強化された「ドドドド黒龍剣」もある。
本編での活動
- 第1話
パラドとともに初登場。バグスターウイルスを散布し、颯太に感染させることに成功する。
- 第2話
実際にウイルスを散布するシーンが描かれ、後にアランブラバグスターが誕生した。
- 第3話
久しぶりに大我と再会。彼の事を「ヤブ医者」「彷徨える屍」と評して自らの手で葬ろうとしたが、パラドに介入されたことで彼と共にその場を去った。
- 第5話
上記の人間態が登場。「ガシャット泥棒」兼「ゲーム病患者」の「人間男性」としてドクター達に接触した(その際他の感染者にはない“炎”の印が聴診器に映し出されていた)が、すぐに逃げ出した。その後、乱戦の中ガシャコンバグヴァイザーでグラファイトバグスターに変身し、仮面ライダースナイプを圧倒した。
- ネットムービー「ヴァーチャルオペレーションズ」第5話(本編第5話と第6話の間)
本編第5話でライダー達に正体を現したことが彼の独断専行であった事が判明。そのせいで、檀黎斗が抱いていた「仮面ライダーゲンムの正体をグラファイトと思わせる」という図式を乱した事で彼の怒りを買い、シミュレーションシステム内のヴァーチャル空間内にいた所を襲撃され、ライダーキックを放つ彼に立ち向かった。
- 第6話
大我から実体化の経緯を聞いた飛彩と戦闘になるが、レベル3へ変身したブレイブ相手に劣勢に陥り「必ずこの手で潰す」と宣告、逃走した。なお、同話ではバグスター怪人を増やす事より仮面ライダー達のデータ収集を優先するパラドや黎斗の方針に逆らう等、前話で見せた様な独断専行気味な言動が増えてきている。
- 第7話
前話での独断専行を咎められて黎斗にガシャコンバグヴァイザーを没収されてしまった。
- 第8話
パラドと黎斗の会話を盗み聞きし、プロトガシャットの持つ力に目を付け、黎斗の留守を狙って『プロトドラゴナイトハンターZガシャット』を盗み出す。そして、自分の身体に突き刺しその力を取り込んで、新たな姿ダークグラファイトバグスターへと変貌を遂げる。なお、ガシャットを盗み出す現場をパラドに目撃されている。
- 第9話
ガシャコンバグヴァイザー無しでもガシャットのみで変身が可能となり、自身の野望である「バグスターの軍団をつくる」為に、民間人にウイルスを感染させていく等、独断で行動を開始する。
- 第10話
足並みのそろわないライダーたちに大ダメージを与え野望の成就に近付くも、永夢に焚きつけられライダーたちが一堂に会すと同時にドラゴナイトハンターZの力を獲得。グラファイトの打倒という共通した目的のために戦うライダーたちの力には及ばず敗北、爆散した。
プロトドラゴナイトハンターZガシャットはパラドが回収し、彼が敗れた事を悟ったパラドは「ご苦労さん…グラファイト。」と笑顔のままそっけなく呟いた。
なお、彼がプロトドラゴナイトハンターZガシャットを盗み出す事はパラドや黎斗にとって想定の範囲内だったらしく、盗んだ時点で彼等からは捨て駒のようにしか思われていなかったと思われたが…。
- 第24話
パラドがガシャコンバグヴァイザーで放出したバグスターウイルスの中から復活を遂げる。グラファイト自身も自分が生きてることに驚いたが、この時、彼は完全体である為に何度でも復元可能であることがパラドの口から明かされた(このことから、第10話でパラドが告げた「ご苦労さん」という台詞は「お前はもう用済みだ」という意味ではなく、「今は休んでくれ」または「下がって大人しくしていろ」という意味合いだったと思われる)。そして、『ドラゴナイトハンターZ』のバグスターとして、ポッピーピポパポや他のバグスターと共に『仮面ライダークロニクル』にエントリーした。
- 第26話
人間態の姿で大我とニコに接触。グラファイトが復活していた事に驚く大我に対し「『仮面ライダークロニクル』を攻略し、俺のレベルまで勝ち上がってこい。その時は俺と勝負だ」と告げてその場は立ち去った。
- 第28話
エグゼイドレベル99のリプログラミングを受けた影響で宿主の記憶が呼び起こされたポッピーに、人間の体を乗っ取ったバグスターは宿主の記憶をセーブデータとして受け継ぐ事を説明した。
本編以外での登場
『仮面戦隊ゴライダー』では、黒幕が開発したゲームの影響で復活を果たしたバグスターの一体として登場。
いくら倒しても復活を繰り返し、他のバグスターと共にブレイブとスナイプを追い詰めていくが、ゲームの世界が消滅した事で復活出来なくなり、消滅した。
余談
鉛筆の芯の原料などに使われる鉱物の一種「グラファイト」の名を冠しており、モチーフは狩猟ゲーム。
ライダー達の因縁を生み幹部としての存在感を放ってきたグラファイトだが、たった10話という短い期間での退場となった。そんなグラファイトの声及び人間態を演じた町井祥真氏もこれにてオールアップとなった・・・が、第24話にて再びレギュラーとして復帰する事となった。
なお、町井氏は30分前の世界の第3話にもゲスト出演している。
関連タグ
どんな名前だ...主にドドド黒龍剣に関して。