「檀正宗は 人としての命を終えた... クロノスとゲムデウス両方の力を手に入れたこの私こそが... 仮面ライダークロニクルの運営にして 真の...ラスボス」
CV:貴水博之
概要
仮面ライダークロニクルの運営にして真のラスボス。仮面ライダーエグゼイドTV本編におけるラスボスでもある。
第42話の終盤で、仮面ライダークロニクルを終わらせないために、檀正宗が自らの手でゲムデウスを葬り去り、そのデータをガシャコンバグヴァイザーⅡへと収集。
さらに、それを自分に突き刺して自らがゲムデウスウイルスに感染し、ゲムデウスと文字通り融合。人間としての生涯を終え、バグスターとして転生した事で誕生した。クロノスと異なり「仮面ライダー」の名は冠していないが、テレビ朝日公式ではクロノスの派生形態の1つとして紹介されており、似たような存在とは対照的に各種スペックについても記載されている(本編では「ゲムデウスクロノス」とは名乗っていないためか、第44話冒頭のあらすじのナレーションでは「仮面ライダークロノス」と呼ばれていた)。
一方、装動の公式ブログでは厳密には「ライダー」ではなく、怪人とされている。
変身時は通常のクロノスと同じくクロニクルガシャットをガシャコンバグヴァイザーⅡに挿入して変身。通常のクロノスの変身エフェクトにくわえ、金と黒の禍々しいオーラ、そしてゲムデウスの影が重なるという何とも物々しい演出がかかり、まさに真のラスボスといった雰囲気。
外見はクロノスの緑色の部分が赤と金色に彩られ、目の部分は血走ったような赤い線が見える他、下半身のローブも形状が変化しており、色も金色になっている。
武器はゲムデウスと同じく宝剣「デウスラッシャー」と宝盾「デウスランパート」を装備する。
スペック
パンチ力 | 119t |
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キック力 | 124t |
ジャンプ力 | 108m(ひと跳び) |
走力 | 100mを0.89秒 |
戦闘能力
通常のクロノスの能力はそのままに、ゲムデウスの持っていた全てのバグスターの能力を行使することのできる能力や自己再生能力を継承し、スペックも若干上昇するなどより強力な存在となっている(装備の関係上、ガシャコンウェポンとの連動機能は無くなっている)。
その強さはなんとクロニクルゲーマーをも初敗北に追い込んだエグゼイドムテキゲーマーに加え、ブレイブ、スナイプの最強フォーム3人をまとめて地につけるほど(ムテキゲーマーは自身の能力で変身解除にこそならなかったが、これまでの戦闘では無敗を誇っていた)。
また、自身がウイルスその物であると同時に感染者でもあることを利用した、攻撃を受けることで感じるストレスでウイルス=自分を活性化させ全能力を強化する、平たく言えば被ダメージによるバフ能力まで追加されており、この能力で更なる戦闘形態へ変身することも出来る。更にはこれまでライダー達と戦ってきたバグスター怪人を召喚する事も可能で、劇中ではソルティ、アランブラ、リボル、カイデンの4体を召喚している。
劇中ではデウスランパートを用いて、なんとマキシマムマイティクリティカルフィニッシュを無効化している。ちなみに、当たったが最後、強制的に効果が発動する仕様のため、劇中でこの攻撃を防御できた前例はない。(そもそもリプログラミングするべきものがなかったため不発に終わった例ならいるが)このことからも、ゲムデウスクロノスがいかに規格外の存在かが窺い知れる。劇場版のラスボスが最終的にムテキゲーマーとの真っ向勝負で敗北している事を考えると、単純な戦闘力ではエグゼイド最強の怪人と言える。
しかし、そんな最強の存在であるゲムデウスクロノスには思いもよらない弱点が存在した。それはバグスターウィルスの進化と戦闘の激化によって出番をなくしていた各仮面ライダーのレベル1。ゲムデウスクロノスは肉体と精神が完全にデータ化しバグスターとなった檀黎斗、九条貴利矢とはちがい、あくまで檀正宗の肉体とゲムデウスが融合したことで誕生した存在であるため、定義としては最初期のバグスターユニオンに近く、その為人間の身体からバグスターウィルスを分離させるレベル1の攻撃はこれ以上無いほど効いてしまう。
必殺技
- クリティカルクルセイド
足元に巨大な時計を投影し、針の回転を模した反時計周りの回し蹴りを繰り出す。
ドライバーのBボタンを2度押すことで発動。必殺技炸裂後の音声は「終焉の一撃!」。
第43話では花家大我が変身したクロノスと同じ技で対決、力の差を見せつけた。
劇中での主な動き
第43話の冒頭から、貴利矢を含む多くのゲムデウスウイルスに感染した患者達のゲーム病を再発(ウイルスの抗体を手に入れた黎斗は無事だった)させる。
そして全てのガシャットロフィーを集めたライドプレイヤーであるニコをゲームエリアに拉致し、彼女を抹殺しようとするが、クロノスの変身資格を得た大我に阻まれ、1対1の一騎打ちで彼を変身解除させ追い詰める。
しかしその後、黎斗の手助けにより永夢と飛彩もゲームエリアに入ってきたため、3人のチーム医療を前に敗北。パンデミックも収まる筈だったが……
なんとゲムデウスクロノスも強化されており、ゲーム病感染はさらに広まってしまったのである(具体的には、ウイルス感染者が戦闘員としてのバグスターウイルスに変化し、更には戦闘員が触れた人々はゲムデウスウイルスに感染していなくてもバグスターウイルス化してしまうというもの。二重の意味で完全にバイオハザードである)。
更に自身はゲムデウスの巨大形態・超ゲムデウスに変貌した。
しかし、第44話ではポッピーの犠牲により全ての感染者が治療され、自身はレベル1に変身したCRのライダー達のチーム医療、そしてパラドの捨て身の行動もあり、檀正宗の中からゲムデウスが分離してしまった。
なお、パラドが分離した後も永夢の中にパラドの残滓(=天才ゲーマー「M」の人格)が残った時のように、ゲムデウスが分離した後もゲムデウスの残滓が正宗の中に少なからず残っていた為か、最終話では姿こそクロノスに戻っているが、デウスラッシャーとデウスランパートは引き続きクロノスの武器として使用されている。
余談
いわゆる、ゲームクリア後などに明かされる隠しボス(あるいは裏ボス)ともいうべき存在とも言える。
また正宗自身が言っていたように、第二戦や第二形態が存在するラスボスでもある。