概要
具体的には映画として作られた映像作品のうち、実際にカメラを回して撮られた実写映像を使って作られる作品を指し、映画の表現方法としてはもっとも多い形式であることから「映画化」という場合、多くの人間はこちらを思い浮かべると思われる。
ある種の対義語として「アニメ映画」がある。ただし『メリー・ポピンズ』や『ロジャー・ラビット』のような実写とアニメを組み合わせた作品、またハリウッドを含む大作洋画には実写映画でありながらCGで画面を埋め尽くすようなSF・ファンタジー作品も少なくないため、厳密に分けることができない領域も存在する。
pixivでは「アニメ・漫画・ゲームなどの二次元作品を原作に実在の役者をキャスティングして制作された映画作品」を指すタグとして機能している。オリジナルの実写映画の場合、わざわざ「実写」と付ける必要がないためである。
しかし先述したとおり、本来は映画界の大半を占める広い意味を持つ言葉である。
小説や漫画など元は別メディアの作品を実写映像化する形で作られた実写映画に関しては実写化および 実写映画化、そして実写版の項目を参照。
興行収入上位の実写映画
代表的な実写映画の例として、ここでは歴代興行収入ランキングの中から実写映画を抜粋したものを記載する(括弧内はアニメ映画を含めた順位)。
この順位は2017年9月時点のランキングである。
日本
1.『タイタニック』1998年(2)
2.『ハリー・ポッターと賢者の石』2001年(5)
3.『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』2003年(8)
4.『ハリー・ポッターと秘密の部屋』2002年(9)
5.『アバター』2010年(10)
6.『ラストサムライ』2003年(12)
7.『E.T.』1982年(13)
7.『アルマゲドン』1998年(13)
7.『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』2004年(13)
10.『ジュラシック・パーク』1993年(16)
11.『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』1999年(17)
12.『美女と野獣』2017年(18)
13.『アリス・イン・ワンダーランド』2010年(20)
14.『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』2015年(21)
15.『南極物語』1983年(22)
16.『マトリックス・リローデッド』2003年(23)
16.『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』2005年(23)
18.『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』2007年(26)
19.『インデペンデンス・デイ』1996年(28)
20.『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』2004年(29)
世界
1.『アバター』2009年(1)
2.『タイタニック』1997年(2)
3.『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』2015年(3)
4.『ジュラシック・ワールド』2015年(4)
5.『アベンジャーズ』2012年(5)
6.『ワイルド・スピード SKY MISSION』2015年(6)
7.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』2015年(7)
8.『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』2011年(8)
9.『美女と野獣』2017年(10)
10.『ワイルド・スピード ICE BREAK』2017年(11)
11.『アイアンマン3』2013年(12)
12.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』2016年(14)
13.『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』2011年(15)
14.『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』2003年(16)
15.『007 スカイフォール』2012年(17)
16.『トランスフォーマー/ロストエイジ』2014年(18)
17.『ダークナイトライジング』2012年(19)
18.『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』2006年(21)
19.『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』2016年(22)
20.『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』2011年(23)