概要
幻夢コーポレーションが5年前に開発したライダーガシャットのプロトタイプ。
殆どの仮面ライダーが現在、使用しているガシャットはこれを改良したもの。底知れない力を秘めており使用者に強大な力を与えるが、使い続ければその身を滅ぼすらしい。
全部で10本とされていたが、後にプロトガシャットより前に開発された「最初のガシャット」が発見され、それを合わせた計11本が存在している。
本体は黒色で、ラベルがモノクロである点が特徴となっている(プロトマイティアクションXのみ本体が紫でラベルに色が付いている)。
本編の5年前にゼロデイを引き起こしたアイテムでもあり、本来は破棄されるべき存在だったが、本編開始時点では幻夢コーポレーションで密かに保管されていた。このガシャット内には、各プロトガシャットから生じたウイルスで消滅した人間のデータがセーブされているため、破棄できなかったと思われる(黎斗の母親のデータも保管されているのも要因の1つだろうが)。
また、第6話の回想シーンに登場した灰色の仮面ライダースナイプはこのプロトガシャットを使用して変身した姿である。
第22話にて黎斗の隠れ家を捜索した衛生省職員の手で10本が押収され、その後は衛生省にて厳重に保管されていたが、第32話で檀正宗に盗まれてしまう。第35話では仮面ライダーレーザーターボが正宗から「報酬」として受け取った一部のプロトガシャットを使用している。
しかし第36話にて、プロトガシャットを取り返すために敢えて悪役を演じていた貴利矢によって10本全て取り返された。
ただし、消滅した人達のデータにはロックがかかっている為、正宗が所持しているマスター版の仮面ライダークロニクルガシャットがなければプロトガシャットからデータを取り出す事はできない模様。
その後、第40話ラストで正宗が発動したリセットにより、ハイパームテキガシャットが完成する前まで時間が巻き戻された影響でプロトシャカリキスポーツガシャットとプロトジェットコンバットガシャットを除く8本のプロトガシャットが再び正宗の手元に戻ってしまった(プロトシャカリキスポーツガシャットとプロトジェットコンバットガシャットの2本はハイパームテキガシャットが完成する前に手に入れていた為、リセットが発動した後も貴利矢の手元から離れる事はなかった)。
しかし第44話では仮面ライダーゲンムがプロトマイティアクションXガシャットを使用していたため、全て取り返された可能性がある。
最終話の後日談ではCRが全てのプロトガシャットを厳重に管理している。最終決戦で正宗が所持していたマスター版ガシャットが破壊された為、消滅者達のデータをプロトガシャットから取り出す方法が失われてしまっているが、永夢は消滅者達のデータをも命と認識し、後の記者会見で「たとえ今は救えなくても、消滅者達を救い出す為の治療法が見つかる可能性は決してゼロじゃない」と語っている。
なお、正規版にガシャコンウェポンが存在するもののうち、プロトマイティアクションX、プロトタドルクエスト以外は同じものが出現したがそれ以外については不明。
該当ガシャット一覧
ガシャット | 変身する姿 | 使用者 |
---|---|---|
プロトマイティアクションXガシャット | アクションゲーマー | 檀黎斗 |
プロトタドルクエストガシャット ※1 | クエストゲーマー(プロト) ※5 | 鏡飛彩 |
プロトバンバンシューティングガシャット | シューティングゲーマー(プロト) | 花家大我 |
プロト爆走バイクガシャット ※4 | バイクアクションゲーマー、バイクゲーマー(プロト) ※5 | 宝生永夢、九条貴利矢 |
プロトゲキトツロボッツガシャット | ロボルバグスター、ロボットアクションゲーマー(プロト) ※5 | 来瀬荘司、永夢 |
プロトドレミファビートガシャット ※2 | ビートクエストゲーマー(プロト) ※5 | 飛彩 |
プロトギリギリチャンバラガシャット ※3 | ギリルバグスター、チャンバラバイクゲーマー(プロト) ※5 | 武田上葉、貴利矢 |
プロトジェットコンバットガシャット | プロトコンバットバイクゲーマー | 貴利矢 |
プロトシャカリキスポーツガシャット | プロトスポーツアクションゲーマー※4、プロトスポーツバイクゲーマー | ゲンム、貴利矢 |
プロトドラゴナイトハンターZガシャット | ダークグラファイトバグスター、ドラルバグスター | グラファイト、竜崎一成 |
プロトマイティアクションXガシャットオリジン | アクションゲーマー(プロトオリジン) | 黎斗 |
※1 『ガンバライジング』で同ガシャットが当たる抽選を期間限定で実施。
※2 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』のLoppi限定グッズ引換券付前売券に玩具が付属。
※3 『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』のサウンドトラック初回限定版に玩具が付属。
※4 スピンオフ作品『【裏技】仮面ライダーレーザー』に登場。
※5 『ガンバライジング』における形態。
最終話で判明した、プロトガシャットでデータ化されている人間(ネタバレ注意)
・クロニクルの消滅者
辻健二郎(第25話に登場したライドプレイヤー。仮面ライダーパラドクスに敗れて消滅)
麻生圭佑
泉涼平(第31話に登場したライドプレイヤー・泉照代の息子)
木下晋作
大島真司(第35話~第36話に登場したライドプレイヤー・都築隼人の友人)
一之宮麗子
中村哲秀
野宮翔
この内、麻生・木下・大島・中村・野宮の5名は辻と同じくパラドクスに倒されて消滅した5名と思われる。また辻を含めた6人の内1人は第27話で登場したライドプレイヤー相田望の恋人であると思われるが誰かは明言されていない。
・ゼロデイ、その他の消滅者
高岡晴雄
上杉玄太(第21話に登場したウイルス感染者の刑事・上杉平次の息子。ゼロデイの犠牲者)
牧治郎(花家大我のかつての同僚。プロトバンバンシューティングに保存されていると思われる)
百瀬小姫(飛彩の恋人。グラファイトに感染し消滅。ゼロデイの犠牲者。プロトドラゴナイトハンターZに保存されている)
九条貴利矢(仮面ライダーレーザー。黎斗に消滅させられるものの、正宗の手により復活。プロト爆走バイクに保存されていたと思われる)
檀黎斗(仮面ライダーゲンム。パラドに消滅させられるものの、ポッピーの助けで復活。プロトマイティアクションXオリジンに保存されていた)
檀正宗(仮面ライダークロノス。最終話で消滅したプレイヤーを復活させないため自ら消滅。どこのガシャットに保存されているかは不明)
檀櫻子(黎斗の母親。ポッピーピポパポに感染し消滅。プロトドレミファビートに保存されていると思われる)
関連イラスト
当タグは主に二次オリ作品に使われている。
関連タグ
驚愕の事実(この先『スナイプ エピソードZERO』のネタバレが含まれます)
セーフティ機能により適合者以外は起動できないライダーガシャットだが、それは現行ライダーたちが使用する「完成品」のみの仕様であり、プロトガシャットは誰でも起動が可能。
ただし適性が無いと変身そのものが不可能な上に代償として使用者にはかなりのバックファイアが襲い掛かる。
この事実を知っているのは、黎斗・パラド・ポッピー・大我のみと思われる。
特に大我は自身が放棄したガシャットだったため、彼の心に暗い影を落とすことになる。