概要
小田急電鉄が1974年に開通させた路線である。1971年から順次入居が開始された多摩ニュータウン。当時近隣に鉄道は無く、バス通勤通学を強いられていた。この状態を解決すべく建設された背景がある。
現在では多摩センター・永山~新宿間は京王電鉄にも別の路線がある(京王相模原線及び京王線)。開通直後は多摩丘陵の山々を通るローカルな雰囲気漂う路線であったが徐々に開発が進み、沿線の緑は減少している。
使用車種もかつては本線系統からのお古ばかりであったが、平成以降は新車も本線系統と同様に運用されている。現在では千代田線直通電車の多くは当線に乗り入れる。
現在の使用車種
小田急
※ここに載っていない車両も臨時運転等で入線することがあります。
他社線
運行種別
急行と多摩急行は、主に東京メトロ16000系とE233系2000番台が使用される傾向が強い。
特に多摩急行は、平日上りの小田急車の運行が基本的に存在しない。
2016年3月のダイヤ改正で平日・土休日共に日中の多摩急行が急行へと変更となり、運転間隔も30分に1本から20分に1本へと大幅増便された。多摩急行は朝夕のみの運転となった。
営団6000系は2017年5月12日をもって小田急直通運用から撤退し多摩線への入線も消滅した。
朝には8両編成の急行 新百合ヶ丘行きが設定されている。
各駅停車は6両.8両.10両で運行されている。
2018年(平成30年)3月17日からの改正では新たに快速急行・通勤急行が追加される一方、日中の千代田線直通と多摩急行は廃止される。
※詳細な停車駅については以下の表、または小田原線の種別の項に詳しい。かつては多摩線にも特急ロマンスカーの運行があったが、2016年3月改正で廃止。
停車駅
(各停は省略)●=停車、レ=通過
駅番号 | 駅名 | 読み | 準急 | 急行 | 多摩急行 | 乗り換え路線 |
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一部列車が新宿、及び東京メトロ千代田線綾瀬、同線を経由しJR常磐緩行線我孫子まで直通 | ||||||
OH23 | 新百合ヶ丘 | しんゆりがおか | ● | ● | ● | 小田原線 |
OT01 | 五月台 | さつきだい | ● | レ | レ | |
OT02 | 栗平 | くりひら | ● | ● | ● | |
OT03 | 黒川 | くろかわ | ● | レ | レ | |
OT04 | はるひ野 | はるひの | ● | レ | レ | |
OT05 | 小田急永山 | おたきゅうながやま | ● | ● | ● | 京王相模原線 |
OT06 | 小田急多摩センター | おだきゅうたませんたー | ● | ● | ● | |
OT07 | 唐木田 | からきだ | ● | ● | ● |
延伸計画
長らく多摩線では相模原方面への延伸は町田市と米軍基地が原因で出来なかったが、米軍基地の一部の返還が可能になった為、相模原駅まで延伸が計画されている。