CV:湯浅かえで
概要
アイゼンテック社の社長:愛染マコト(厳密には彼に憑依しているチェレーザ)の秘書AI。
正式表記は「D.R.L.N.」で、名前は「Digital Response Language Network」の頭文字をとったもの。
愛染の「ハイ、ダーリン」という一言に反応して起動し、様々な指令を実行する。
ドローンのような小型無人機(メイン画像)を介してロッソとブルの戦いを密かに監視したり、怪獣クリスタルを回収するなどしており、文字通り愛染の手足となって様々なサポート活動を行っている(ちなみに、このドローンは怪獣クリスタル等の小物を回収する他にも、中に紅茶を入れて直接カップに注いだり、孫の手を伸ばすなどかなり多機能な代物である)。
また、ガーゴルゴンが本社の近くに出現した際には、社員全員に対して避難指示を出している。
常に敬語で話し、マコトの「愛してる」という言葉に対して「Me too!」と返したり、愛染の発言に対して律儀に相槌を打つなど、マコト同様にフランクな言動の持ち主だが、それまでに得たデータから、ウルトラマンロッソ(湊カツミ)を「球を投げればいいと思っている野球バカ」、ウルトラマンブル(湊イサミ)を「小器用だがメンタルが弱いお子ちゃま」呼ばわりする等、愛染(に憑依しているチェレーザ)以外の者に対しては割と辛辣な発言をしている。
また、7話ではグルジオボーンに変身してロッソと戦闘してきた愛染に対して、「止めを刺して変身アイテムを奪うチャンスだったのに」と具申したり(ちなみに愛染からは「外道な宇宙人がよくやる姑息な作戦」と一蹴されてしまった)、8話では愛染が“オーブオリジンクリスタル”を覚醒させるべく、拉致した人々のエネルギーを吸収させる装置を作動させた際に、「これ以上の出力は被験者(拉致した人達)の命に関わる」と一度警告しながらも、それでも構わないと強行を命じた愛染の指示通り、装置の出力を最大限にまで上げるなど、目的のためならば手段を択ばない、良くも悪くもAIらしい冷徹なまでに合理的な一面も窺える。
その一方で「ウィーン」や「ポリポリ」等の擬音を一々口にしたり、要求の細かい愛染に「めんどくさいなぁ…」とぼやいたり、愛染の発言の仕方を真似しながら格言を登録したり等、変なところで人間臭い面もある。
第14話を境にチェレーザから美剣サキに鞍替えしたが、その理由は不明。
サキの命令に応じチェレーザが変じたグルジオキングにすら即座にアイゼンテック社屋の対怪獣拘束システムを起動させるなどかつての主人への情はないようであるが、対怪獣拘束システムの解除を命じられた際は激しく反対するなどサキに盲従しているわけでもないようである。
しかし、対怪獣拘束システム解除に反対した理由に「アイゼンテックの信用失墜」を挙げるなど前述の良くも悪くも冷徹で合理的な、どこか倫理観が欠如しているか歪であるようにも取れるような面は変わらないことが伺える。
余談
声を担当する湯浅かえでは、『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』で道理サチコ/ザンドリアス役を演じたことがきっかけで大のウルトラシリーズファンとなり、それがきっかけでこの役に抜擢された模様。『怪獣娘』とウルトラシリーズ(新世代ヒーローズ)本編の両方に出演した声優は、飯田里穂、潘めぐみ、三森すずこに次いで4人目である。
ちなみに、基本的に湯浅の収録は愛染マコト役の深水元基とは別に行われることが多かったため、実際に対面できたのは第10話の収録が初めてだったのだという。
『ウルトラマンR/B』でのオーブの扱いから、「ダーリンとはダークリングの略称であり、鞍替えもそれに関わる」とネタにされることもある。
関連項目
レム - ウルトラシリーズにおける人工知能繋がり。因みに、こちらも中の人が『怪獣娘』に出演している他、本作のEDも担当している。
パーテル - ウルトラシリーズ(それもオーブの関連作)において、悪役をサポートする人工知能繋がり。こちらも中の人が『怪獣娘』に出演している他、主人以外の人間には辛辣な一面も共通している。