シコルスキー(バキ)
ばきのしこるすきー
外洋
CV:小野大輔(2016年OAD版)/津田健次郎(2018年TVアニメ版)
彼は強靭な指の力を持ち、もし悪事に手を染めなかったらロシアにいくつもの 金メダルを渡していたとまで言われる。
ある日「敗北」を知りたくなったシコルスキーは鏡のようにツルツルなミサイル発射孔を登り切り、大雪原を突っ切って『ロシアの英雄』アレクサンダー・ガーレンを叩きのめして一路日本に向かった。
日本に着くや否やプロレスラーの猪狩完至(とその部下)を襲撃して重傷を負わせ、徳川光成の引き合わせで格闘家との対決を誓わされた。
直後に復讐に燃える猪狩がその部下2名と共にシコルスキーを襲撃するが返り討ちにし、放尿してその場を立ち去る。
ここまでが絶頂期であり、その後彼の壮絶な転落人生が始まる。
その後、範馬勇次郎に依頼されて松本梢江を襲撃し、拉致。怒り狂った範馬刃牙と戦闘になり、あやうくビルから蹴り落とされそうになるが、お得意の手の力で壁面に掴まり事なきを得る。しかし逃走した先で着替えていた所を刃牙に追撃され、金的をされた上にバケツで視界を遮られてボコボコに殴られ、挙句ビスケット・オリバの手にかかり捕縛されてしまう。
これでおとなしくなったかに思えたが懲りずに脱獄、怨嗟骨髄に染み渡る刃牙と戦う柳龍光に加勢するも、花山薫の干渉もあり逃げられてしまう。
その後ジャック・ハンマーに出くわし、公園での激闘の末に失神させられて地下闘技場に送り込まれる。衆人環視の中ヤケクソになってジャックに襲い掛かるが軽くいなされ、挙句バトンタッチしたガイアの環境利用闘法にメタクソにやられ「私の負けだァ~ッ!!」と絶叫、完全に敗北した。
このように、シコルスキーと言えば「ヘタレ」「弱虫」「雑魚」などといったマイナスイメージばかりが付きまとうが、実力は決して低いわけではない。
恐ろしいまでの握力に加え、人体を引き裂く「尖った拳」を持ち、蹴りで救急車のドアを叩き潰し、更に人類の反射神経を越えた速度の拳を掴んで止められる刃牙にすら視認できないほどの短距離移動速度を持つなど、実際はかなりの強キャラなのだ。上には上がいるだけで。