プロフィール
名前 | 紺野純子 |
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生年月日 | 1964年9月2日 |
没年月日 | 1983年12月9日 |
享年 | 享年19歳 |
血液型 | A型 |
身長 | 155cm |
体重 | 40kg |
スリーサイズ | B80/W55/H84(Bカップ) |
趣味 | 釣り、ヨガ、ピアノ |
好きな食べ物 | 納豆、和食 |
嫌いな食べ物 | トマト、レバー |
好きな色 | 白 |
CV | 河瀬茉希 |
概要
1980年代、アイドルブームの火付け役となった伝説の昭和のアイドルであり、初の九州ツアーのため飛行機で佐賀に向かっている最中の墜落事故で死亡した。
ゾンビィとして覚醒した当初はフランシュシュの活動を否定的に見ており、水野愛とは別に屋敷を脱走し東京へ戻ろうとしていた。
しかし、伝説的美少女アイドルだったはずの自分の姿を見た通行人の男たちが感激どころか恐怖するさまを目の当たりにし、警察官Aからは発砲までされたことで、ゾンビが一般社会になじめないことを思い知らされるとしぶしぶ舞い戻る。
その後もほとんど練習しない状態でセカンドライブに臨むが、源さくらがやけっぱちのラップで叱咤したことには心を動かされていた模様。その後も必死で練習に打ち込むメンバーたちの熱意を見て、心を開いていく。
人物像
公式サイトによれば享年19歳だが、セーラー服を着ている(当初は21歳とされたが、その後19歳に変更された。おそらく設定ミスと思われる。それでもメンバーの中では二番目に年長)。
髪の毛は白髪で後ろで2つに束ねており、全体的に線が細い印象を与える。他のゾンビィメンバーに比べてつぎはぎが非常に多いことが特徴で、顔や首筋、脚に至るまでつぎはぎだらけで、左右の手の色も違う。
これは先述の飛行機事故にて、原形を留めない状態で逝去したことに起因すると思われる。
事故との関係は不明だがゾンビィになっても乗り物酔いしやすい体質であり、第9話では車酔いを起こしていた。
また、ジメジメとしたところに長く居ると、昭和期のマンガ表現の如く体にキノコが生えてしまう。
芸能生活が長いためか、常に敬語で話す礼儀正しい女性。
昭和アイドルらしく、歌唱力はメンバー中随一。歌声は話すトーンとは異なり、かなり低く力強い。サガロックの際には、本番前日のたった一晩で歌と振りを完全にマスターしているなど、努力家タイプの愛とは対照的に天才型であることが伺える。一方でソロ歌唱主体だったためダンスは少し苦手らしい。
清純派アイドルを地でいく、控えめかつ内向的で、ところどころ自虐的な性格。引っ込み思案なきらいがあり、巽幸太郎の勢いに圧されたり、噛み癖のある山田たえを怖がってよく逃げ回っている(当のたえ自身は純子がお気に入り?なのか、そんな彼女をしょっちゅう追い回している)。飛行機事故の経験から、高所恐怖症に近い症状を患っている。
ちなみに、内向的な性格とは裏腹に脱走したり、幸太郎の言いつけを聞かず温泉に浸かりに行ったりするなど、思い切った時は大胆な行動に出る娘でもある。
一方でアイドル活動に対する姿勢は真摯で真面目。当初、フランシュシュの活動に対して否定的な視点を持っていたこともそれに起因しており、第3話で翌日にゲリラライブを行うと幸太郎に宣言された際は「自分はソロでしか活動したことがない」とグループ活動への不安を言及したほか、「アイドルは徹夜でどうにかなるものじゃない」「(中途半端に練習したものを)お客さんに見せるべきじゃない」「希望的観測はやめて、謙虚に1歩1歩進むべき」と、アイドル活動に対するプロとしての誇りともとれる発言を残している。なお平成のアイドルのスタンダードを作ったのは秋元康なのだが、彼が初めてプロデュースしたおニャン子クラブは、それまでのアイドルとあまりにも相反しているとして当時かなりのバッシングがあった。純子はおニャン子が現れた1985年を待たずに世を去っているため、平成のアイドル像との違いに戸惑うのは無理もないことである。
第5話で明かした、アイドル水泳大会系の番組にはどういう心持ちで出演していたのだろうか。
その後のゲリラライブも最初は参加せず見守るだけであったが、メンバーの熱意に打たれたのか歌詞を忘れたさくらを見かねて歌を引き継いで加わる。その後「今日のライブは散々だった」と言いつつも、「一人じゃないのも思ったより悪くなかった」と、同じく否定的な立ち位置を見せていた水野愛にこぼした。
「アイドル=ステージなどのファンとは違う場所に立つ、お茶の間の偶像的存在」という昭和の考え方・矜持があるため、衣装やパフォーマンスのクォリティーに一番こだわりがある他、ファンとアイドルが極端にお近づきになる類のイベント (チェキ会など) には参加しない方針を貫いている。
そのことが原因で平成アイドルの考え方・矜持を持つ愛と激しく対立する一幕もあったが、巽から「誰かを笑顔にしたい」というアイドルの本質そのものは時代を経ても変わっていないことを説かれた上で、「無理に今の価値観に合わす必要なんてない。それをお前のキャラとすればいい」と諭され、サガロックを経て愛と和解している。サガロック以降はチェキ会に参加しない代わりに私生活ブロマイドが配布されている(後述)。
なお、上記の考え方はアイドルを志す少女のそれと似通っているためなのか、さくらとは気が合い、一緒に行動することが多い他、唯一自分の死因を打ち明けている。
ジェネレーションギャップ
生きていた時代が1964~1983年と完全に昭和時代なため、昭和という時代全体を象徴する描写がふんだんにされるキャラである。アニメ本編ではライブ活動のことを「コンサート」、テレビを「ブラウン管」、一般家庭を「お茶の間」、チェキを「ポラロイド」と呼び、第6話では松田聖子の「渚のバルコニー」の歌詞そのまんまの背景を歩いたり、第7話では学生運動事件を彷彿とさせるバリケードを作って立て籠もりをしたり道路に大の字で立ちはだかって自動車を止めようとする当時のドラマのような演出があった。
視聴者やさくらたちと感覚を共有できる現代人でありながら、その感覚のズレから"タイムスリップ"的なジェネレーションギャップの数々を見せてくれるシチュエーションに、本作のゾンビ設定が活きているといえよう。これが前々世紀、120年以上前からやって来たゆうぎりになると、あまりに異世界過ぎて見るもの全てが初めて、という具合になってしまうのだが…。
pixivでもいろいろなジェネレーションギャップに関するイラスト・漫画が投稿されている。
ちなみに1964年生まれとは、もしも逝去しなければさくら・愛・リリィの3人のそれぞれの親と同世代でもおかしくなかったぐらい (2018年なら54歳) の生まれ年を意味している(本人曰く、「本当ならもうオバサン」)。また、1980年代前半に一世を風靡した実在の伝説の昭和のアイドルとは2歳違いである。
また、実質35年間も寝ていたせいで芸能界における憧れの先輩方や昭和の大スターの悲報・訃報をあられもない形の事後報告として知ることも多いようだ。
リアルでも人気No.1
第6話のチェキ会にて「アンタんとこ(純子の列)、一番多いのよ!?」と愛が発言していることからもわかるように、劇中でフランシュシュNo.1の人気を誇っているのは他ならぬ純子である。
そして、それは現実世界でも同じであり、アニメのキャラクターグッズが発売されれば真っ先に純子のグッズが売り切れ、感想まとめサイトで「Q. (チェキ会で)誰の列に並ぶ?」という投票が置かれればぶっちぎりの1位を獲得し(外部リンク)、そして何よりpixivにて投稿されているイラスト数がメンバーの中でぶっちぎりに多く、2018年11月28日現在でイラスト投稿数が他のメンバーに200近い差をつけている(なお、次点は主人公のさくらなので、彼女の人気っぷりは最早否定のしようがない)。
さすがお茶の間に夢を届けるためには努力を惜しまない伝説のアイドル…恐ろしい娘…
私生活ブロマイド
前述の通り、チェキ会参加を断る代わりに私生活の一幕を映したブロマイド販売が本編中では行われている。その中身は純子が雅に紅茶を嗜むものからたえに頭を齧られているものまで様々で、これで毎回完売するんだから彼女の人気は底知れないものなのだろう…
なお、私生活とは銘打っているがゾンビィ形態での撮影は当然NGのため、日中のメイクしている姿のみで寝間着姿はない。惜しいな…
余談
第7話では雷雨に怯えながらもステージを成功させたい一心で頑張る愛を救い、「大丈夫、私がフォローします」と前話のケンカ展開が嘘のように吹き飛ばす一枚が描かれていたが…
純子が飛び出す直前にほとんど歌えていなかったパートは実は純子のパートを代わりに歌っていたことがBlu-ray特典の完全版より発覚した。
まぁ、かっこよかったのでいいですが…
関連イラスト
関連項目
山口百恵 : 実在する伝説の昭和のアイドル。容姿と歌声のギャップから共通点を指摘されることがあり、実際に純子の歌声を聴いた楽曲プロデューサーがイメージモチーフとしたことが語られている。
中森明菜 : 実在する伝説の昭和のアイドル。「ダウナー系」「歌唱ボイスはパワフル系」などキャラ的に共通点が多く、こちらもイメージモチーフにされている。1965年生まれで純子の年代的にはこちらが近い。
星輝子 : こちらは別作品に登場する架空のアイドル。「ダウナー系」、「ステージ上では豹変する」、「キノコ」など共通点が多い。