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この世界のどこかにつくられた超巨大総合動物園「ジャパリパーク」。

ある日の現象をきっかけに、動物達は次々と「アニマルガール」へと変身。

セルリアン」と「サンドスター」――そのふたつの不思議な現象を調べる間にもアニマルガールの仲間は続々と増えていき、ジャパリパークの新たな主として、にぎやかに暮らしはじめたのでした。

(プロジェクト公式サイト「けものフレンズ」って?より抜粋)

概要

『けものフレンズ』とは、けものフレンズプロジェクトによってゲーム・コミック・アニメ等の媒体で展開されているメディアミックス作品である。

主に動物を中心に擬人化させた「フレンズ(アニマルガール)」達が集まる動物園「ジャパリパーク」を舞台としている。

NEXON版が初出のためよく原作と誤解されているが、各メディアの原作は「けものフレンズプロジェクト」である(ただし梶井斉と福原慶匡のインタビューによれば、原作は(各フレンズの元となった)「動物」とのこと)。

「けものフレンズプロジェクト」にはファミリーマートテレビ東京KADOKAWAなどが参画している。

タイトルに「けもの」と入っているが、登場するのは獣耳しっぽがついた女の子という、動物の萌え擬人化であり(獣耳に関しては大半が四つ耳表現。NEXON版ではアニマルガールにはヒトの耳が必ずある事が明言されている)、いわゆるモフモフのケモノではない。

最初のアプリが公開された当初、とある個人ブログでの紹介記事中にケモナーという語を用いていたことに対し「こんな擬人化でケモノを名乗るな」との批判もあった(ケモノが人を選ぶジャンルであり、誤用を避け棲み分けるべきだという背景もある)。しかし、プロジェクトでは一貫して「人間が動物の外見をとったもの」ではなく「動物が人間の外見をとったもの」と設定されおり、そうした意味では一般的なケモナー向け作品とは趣旨が異なる。

2014年頃にプロジェクトが始動し2015年の初めに本格的な登場を果たしたものの、2017年1月のアニメ放送開始直後まではそれほど注目されていなかったが、明るい雰囲気に似合わぬSF設定と重厚なストーリーによってアプリ版は根強いファンに支持されていた。

その後、アニメの「すっごーい!」「たーのしー!」「君は○○なフレンズなんだね!」といった優しい世界を示す特徴的なフレーズと後半からクローズアップされたポストアポカリプスを思わせる世界観などが大きな話題を呼び、結果2月6日を境に人気と知名度が急激に上昇、遂には2017年流行語大賞にノミネート(残念ながら受賞&トップ10入りはならず)したり数々の賞を受賞するなど、一大サクセスストーリーを歩む事となった。

メディアミックス展開

各メディアのまとめはけものフレンズプロジェクトを参照。

ゲーム

かつてNEXONが開発提供していたアプリゲーム。

公開はAndroid版が2015年3月16日iOS版が3月19日

2016年12月14日限りでNEXON版のサービスが終了した。

この他2017年8月に『けものフレンズあらーむ』『けものフレンズぱびりおん』が発表され、前者が8月中に、後者が2018年1月26日に配信された。

詳細はけものフレンズ(アプリ)を参照。

コミック

フライ氏による漫画『けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-』が、少年エースより2015年7月号から2017年3月号まで連載された。

ジャパリパークの飼育員「菜々」が主人公。

この他2017年3月26日以降にはアニメ版(後述)を元にしたアンソロジーコミックが順次発売されている。

詳細はけものフレンズ(漫画)を参照。

テレビアニメ

2017年冬アニメとして、AT-Xテレビ東京テレビ大阪テレビ愛知より放送。

前述の通り人気急上昇によって、同年8月14日から29日までテレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知にて再放送(同時に残りの系列局3でも初放送)がなされた。

さらに、各地方局や海外でも放送されている。

ジャパリパークに現れた正体不明の存在「かばん」とフレンズ達の物語。

詳細はけものフレンズ(アニメ)を参照。

ステージ

2017年6月14日から18日まで品川プリンスホテル クラブexで公開。メインキャストはアニメ版と同じ声優を起用している他、舞台オリジナルのストーリーが展開された。

また、2018年1月13日から21日までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて再演が公開された。

その他、あにてれと=LOVEのコラボによるステージプロジェクトも展開される。

詳細はけものフレンズ(舞台)を参照。

各メディアの時間的繋がり

2017年3月~8月に全6巻発売された公式ガイドブックにより各メディア(コミック、NEXONアプリ、アニメ)の時系列が明らかになり、第1世代がコミック、第2世代がNEXONアプリ、時を経て第?世代がアニメと判明した。

このため、大小様々な違いはあれど展開するメディアによってフレンズたちの性格が異なっており、声優もアニメ版ではNEXON版から一新されている。

ただ、直接的に時系列が繋がっていると仮定すると、矛盾がいくつか発生する。

  • 例1:コミックでは中堅?クラスだが、NEXONアプリでは新人のミライさん
  • 例2:アニメ9話映像サーバルをNEXONアプリ世代とすると、温泉を知らないことが矛盾する。

しかしながら各メディアの時間的繋がりを分断する確固たる証拠とは言えず、例えばパラレルワールド等も考えられ、繋がっていることも繋がっていないことも可能性の1つである。生物の可能性は無限大という事だろうか。

ただ、第3世代が必ずしもアニメ世代ということではない。第3世代~アニメ世代までは2017年現在、未だ不明である。

二次創作について

大変大きな話題になった作品だけあり、その活動は活発。

さらに公式から「二次創作に関するガイドライン」が公表されており、規約の範囲内であれば歓迎するとしている。

このためpixivの他、二次創作を許容するカクヨムなどに作品が投稿されている。

pixivでの扱い

独自のネタタグが発案されたり、著名・マイナーを問わず様々な作品とコラボさせた作品が投稿されるなどしている。

詳細はけものフレンズ(二次創作)を参照。

人気が過熱したのがアニメ放送後であるため、アニメに登場するフレンズやアニメに関連するイラストが多い。現在では各媒体で看板娘的な扱いをされていたサーバルや、アニメ版主人公であるかばんのイラストが多いが、最古のイラストはメキシコサラマンダーであった。

関連タグ

メディアミックス

擬人化(萌え擬人化/動物擬人化/鳥擬人化)

別名・表記ゆれ

けもフレ - 公式の略称でもある

その他

たつきショック - アニメ版成功の果てに、このような悲しい結末が待っているなど誰も予想してなかったし、したくなかった。

吉崎観音 - 原作者。

ケロロ軍曹 - 原作者の代表作 。

アニア_アニマルアドベンチャー - 本作に便乗したCMやラインナップを発売したことにより話題を集めた玩具シリーズ。

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