ネタバレ注意
「この力と、俺の力が融合すれば今度こそ! 平成ライダーの歴史は終わる……!」
「ライダーは俺一人だ……俺だけが笑顔であればいい!!」
「闇だ……闇だ闇だ闇だ!! 究極の闇で、世界を包み込んでくれる!!」
CV:大東駿介
概要
仮面ライダークウガアルティメットフォームの力を宿したアナザーライダーであり、『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』のラスボス。
スーパータイムジャッカーのティードが再度起動したアナザークウガウォッチを特異点の久永シンゴに埋め込み、自らと融合する事で変身した。アナザーライダーの中では初の最強フォームの力を宿した個体である。
容姿
アナザークウガを更に歪めたような外見。強化前からさらにサイズアップしており、建物を見下ろす姿は完全に怪獣。
ボディは全体的に黒く染まり、長い腕は2本から4本に増加している他、頭部の角も更に肥大化し、背中には巨大な翅が生成されるなど、より昆虫に近い容姿となっている。
この時点で、既に本来のモチーフであるクウガの面影は顔とベルト以外ほとんど残っていない。しかしこれほど邪悪な存在でありながら、複眼は五代雄介と同じレッドアイである。こちらの反転という可能性もあるが、クウガ本編のレッドアイは優しい心と理性を保っている証であることから、道さえ間違えなければティードは本物の仮面ライダーになれる素質があったと考えることもできる。
能力
口から黒紫の禍々しい破壊光線を放つ事ができる他、噴き出した黒い煙から大量の戦闘員怪人を生成する力を持つ。これらの力はそれぞれン・ダグバ・ゼバとン・ガミオ・ゼダを彷彿とさせ、まさに究極の闇と呼ぶに相応しい凶悪な怪物である。
活躍
最終決戦にてジオウ・クウガアーマーが操縦するジオウ機、ビルドが修理して乗り込んだゲイツ機による2機のタイムマジーンとの戦いに敗れたティードがアジトまで逃走。
最後の手段として、クウガ以外の平成ライダーの記憶を持たない特異点の久永シンゴにアナザークウガウォッチを埋め込み、自身と融合する事でこの形態へとパワーアップ。アジトを破壊して外の世界へと飛び立つと街を光線で蹂躙しつつ怪人を生み出し、全世界を究極の闇で包み込もうとする。
しかしジオウとビルドを始めとした平成ライダー達の活躍により、自身が生み出した大量の怪人は1体残らず殲滅され、自身は不利を悟り空高く飛び上がったところをゲイツとクローズが乗り込んだゲイツ機のタイムマジーンによって撃墜される。
その後は平成ライダー達が繰り出したライダーキックを次々と喰らっていく羽目になり、龍騎のドラゴンライダーキックを皮切りにオーズ、ゴースト、フォーゼ、エグゼイド個別のキックからアギト・ブレイド・響鬼、W・ディケイド・電王のトリプルライダーキックを二連続で喰らい、ウィザード・キバのダブルライダーキック、ドライブのスピードロップ、鎧武の無頼キックに間髪入れずファイズ・カブトの同時キックで貫かれ、最期は正面からクウガの繰り出したマイティキックと背後からジオウ&ビルドの繰り出したダブルライダーキックを前後から挟み撃ちの形で叩き込まれ爆散。変身者のティードごと討ち滅ぼされる事となった(シンゴはライダー達に助け出され無事に生還している)。
余談
- 今作は展開に関するネタバレがかなり伏せられており、パンフレットの内容も厳重にネタバレを隠すものだったが、この怪人のみ誕生の経緯と倒され方がしっかり載せられていた。
- CMなど一部媒体では、アナザークウガアルティメットとも呼称されている。
- アナザークウガの単純なフォーム違いではないことから、「同じライダーの力でもフォームごとに個体としてのアナザーライダーが違う」とも取れる。
- 後に本編の第41話にて、これと同じようなケースのアナザーライダーとしてアナザージオウⅡが登場している。
関連タグ
ゲノムス、バイカイザー:これまでの平成ジェネレーションズ作品のラスボス達。