データ
- 身長:2〜60m
- 体重:120kg〜3万2千t
- 別名:侵略星人
- 出身地:宇宙
CV:村松康雄
概要
第43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」に登場。
宇宙の遊牧民族ガラガラ星人たちを従える「大王」である。
武器は鋭い切れ味を誇る青竜刀「爆裂青竜刀」で、これを地面に突き刺すことで地を這うエネルギー光波を放つことができるが、地面に突き刺さなくとも使用することができる。
ウルトラの星へ侵攻した時に息子を失いその復讐のため、手始めにウルトラの星の王女であるユリアンとウルトラマン80を抹殺するために地球に来訪(80としてはとんだ迷惑である)、最後は80と壮絶な大立ち回りを繰り広げたのち、ウルトラダブルアローで青竜刀を折られ、サクシウム光線で倒された。
後年になって若い頃にあのザムシャーと互角の斬り合いを演じたことがあるという設定が付け加えられ、少なくとも全盛期は宇宙でも最強クラスの剣豪であったことが判明している。とはいえ結局80ただ一人に勝てなかったのであり、そもそも対80にしても本来は暗殺計画であり、直接対決はその失敗によって仕方なく強いられたものである。強力な宇宙怪獣(軍団)を引き連れているわけでもないから、無数のウルトラ戦士たちがいるウルトラの星を侵略するなどやはり身の程知らずと言うべきだろう。あるいは統率しているのが宇宙の「遊牧民族」ということから、実際の遊牧民族がそうであったように侵略目的は「征服」ではなく「略奪」だったのかもしれない。いずれにせよ侵略を仕掛けた相手が悪い。
派生作品
ウルトラマン超闘士激伝
第2回銀河最強武闘伝で優勝候補として鳴り物入りで登場したが、闘士レッドキングに手も足も出ずやられた。
その後日談のWEBコミック『ウルトラマン超闘士激伝新章』では、80にボロ負けした後に改心して激しい修業を積み、闘士ガルタンとして登場。第4回銀河格闘トーナメントにて、グレゴール人を破り2回戦に進出、ゴモラを撃破してベスト4入りした。
実家にはウルトラマンのポスターやフィギュアが並ぶなど、格闘技オタクと化している。
手下のガラガラ星人からは「グローザムと顔が似ている」と言われている。
なお、既にガシャポンフィギュア化している。『大怪獣ラッシュ』にすら出なかったのに…。
ウルトラ怪獣擬人化計画
2018年5月30日発売の電撃G'sマガジン7月号にてラインナップ入りされた。
デザイン担当は、ブラックキングとナックル星人を手がけた黒銀氏。
『80』出身のキャラクターとしては、ザンドリアス親子、ノイズラー、メカギラスに続いて5体目の加入となる。
外見は甲冑を身にまとった武人風の女性となっているが、その甲冑が大変過激なデザインになっており、へそと胸の周辺がガバッと大きく開いている上、特に胸はその殆どが隠しきれていないという実にけしからんことになっている。
正直なところ、これで甲冑としての役割が果たせるのか、甚だ疑問が残るところである。
こういうデザインのため、「大王」というより「戦姫」や「女騎士」と言った方がしっくりくる雰囲気となっている。
こんなあられもない姿にされてしまった自身の姿を本人が見たら一体どう思うことやら…。
また、爆裂青竜刀をよく見るとガラガラ星人の頭部を模したアクセサリーが付けられているというちょっと可愛いところもあり、掲載誌では「じつは部下想い!?」と言われていた。
ちなみに…
実をいうと、発表の1年ほど前にまだ開設して間もなかった擬人化計画公式サイトにうっかり掲載されてしまったことがあった。当然内容はすぐに削除されたが、それっきり長い間音沙汰がなかったことから、ファンの間ではそのままお蔵入りになってしまったのではないかと心配する声も上がっていたが、ようやく発表することと相成ったようだ。
デザインを手がけた黒銀氏も「だいぶ前に描いたやつですが」と発言していることから、デザイン自体はかなり前から既に決まっており、本当はもっと早く発表する予定だったらしいことが窺える。