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八神庵の編集履歴

2019-12-28 23:01:01 バージョン

八神庵

やがみいおり

八神庵とは、『THE KING OF FIGHTERS』シリーズの初代ライバルキャラクター。

「全てを終わらせてやる!俺のいらだちも、キサマの命もだ!!」


プロフィール

格闘スタイル八神流古武術+本能
出身地日本
誕生日3月25日(20歳)
身長182cm
体重79kg('95)→76kg('96以降)
血液型O型
趣味バンド活動
大切なもの彼女(名前不明。'95)、クロムハーツの指輪('95)、ポール・スミスの時計('95)、ガボールのチェーン('96)、リッケンバッカーのベース('97)、デイトナのエキゾチックス('98)、新しい彼女(名前不明。'99、2000、CVS、NBC)、無し(2001以降)
好きな食べ物
嫌いなもの暴力
得意スポーツ全部
CV安井邦彦星野貴紀(XIV以降)
初出作品KOF'95

概要

KOF'95より草薙京のライバルキャラとして登場。ビリー・カーン如月影二らと共にライバルチームで出場し、それぞれ主人公チーム、餓狼チーム極限流チームと敵対する関係となる。


制服らしきコスチュームを着ているが京とは違って高校を卒業しており、現在はバンド活動をしながらアメリカで一人暮らししている。そのためか彼のチームステージは大体アメリカである。

格闘をやるのにパンクファッションな紅いボンテージパンツを履き、股ベルトで拘束された両足がトレードマークの一つ。

開けない足で放つしゃがみ大キックのポーズは初登場時から「マグロ」と呼ばれ続ける。

もっとも、足を開くのに不自由している描写はなく、開脚すれば相応にたるみを残して伸びる謎のベルトとなっている。

八神庵庵誕2014

KOFバトルDEパラダイスによれば名称の由来は「赤毛のアン」らしい。

ファンからの愛称は「いおりん」で、現在同じ愛称を持つキャラクターが三人存在。

その中でも初代いおりんとなるのが、八神庵である。


人物

普段は無口で感情を全く見せないが、極めて冷酷で残虐な性格と言動の持ち主で、そして暴力的な格闘スタイルの使い手である。


嫌いな物が「暴力」というのは、傍から見れば矛盾しているように見えず、'95の時から話題になった。解釈としては『戦い以外の場で、相手に力を振るうことを好まない』ということのようだ。

実際、これまでのストーリーでも庵が何も悪い事をしていないごく普通の一般人に一方的な暴力を振るう様な展開を見せた事は殆ど無く、あったとしてもそれは暴走状態にあった時等と言っても良い。

ただし、しつこく自分に絡んで来ようとする相手に対しては、誰であろうとも容赦無い形で追い払おうとする事はある(『XI』における矢吹真吾の時等)。


チームメイトとの協調性も無く、『'95』『'96』『2001』『XI』と、エンディングで何度もチームメイトといざこざを起こしている。しかし明確な自分の意志でチームメイトを攻撃したのは『'95』におけるビリー及び影二のみで、『'96』と『XI』ではオロチの血が暴走したため。『2001』ではヴァネッサたち3人から手を出している。


また、理由は不明だが軍人が嫌いと言っている。怒チームとの関係は不明。

レオナとはオロチ絡みでの関係を持っている。


家族では両親と妹がおり、ともに健在とのことであるが、その詳細は出てきたことはない(その妹の事に関しては美形会議こいつらに弄られている。)。


『XI』のストーリーでは知人の墓参りに行くなど意外な一面も見せたほか、森気楼のイラストや携帯アプリ『Days of Memorys』では子猫にミルクを与える姿が見られたり(ただし「性格上絶対しない、むしろ猫を殺している」とする開発者やファンからの意見もある)、『2000』では京の彼女であるユキを結果的に助けたり(彼女が京の彼女だということは知らなかった上に、庵を狙っていたネスツの人間の近くに偶々ユキを狙っていたネスツの人間がいたのと、どうでもいい相手だったが目障りだったという理由で一緒に倒しただけ)、さらには『EX2』の八神チームエンディングでは興味をあまり示さない京とは異なり天羽忍のことを気遣ったりと、ゲームで見せる凶暴性が庵の全てというわけではない。


そのルックスや設定から、女性ファン・女性プレイヤーが(格ゲーにしては)非常に多いのも特徴。


京および草薙家との対立

主役

本来八神の家系は草薙の家系と共にオロチを討つ者として協力関係にあるのだが、八尺瓊の裏切りをきっかけに両家は分裂。以後永きに亘る対立関係になってしまう。

しかし、庵は草薙の家系よりも草薙京個人へ対して異常なまでに執着。たとえ利害関係が一致していたとしても草薙京であることを理由に共闘を断ることがある。

と言いつつも、2003ではちづるの説得の結果で、XIでは互いの意思でチームを組むなど、全く協力しないわけではないらしい(ただし、「その前に(=京との決着の前に)片づけなければならんこともある」というテンプレのような台詞つきな上に、チームのエントリー自体は一緒に組んだ真吾が勝手にしたものだったが)。


活躍

オロチ編

KOFシリーズの第二作である『95』にて初登場。この時はアメリカに在住。

自らが敵視する京がKOFに参加する事をビリー・カーンから聞かされ、彼と如月影二の二人とチームを組む形でKOFへ初参戦となる。

しかし、折り合いは非常に悪かった様で、エンディングでは用済みとなった二人を容赦無く叩きのめしている。当然ながら、以降はビリーと影二の二人から激しい恨みを買う事になっている。


『96』では京を狙ってなのか日本に帰国していたらしく、古寺に在住。ルガール・バーンシュタインの秘書であったマチュアとバイスの二人に誘われる形で、京を狙うべく参戦する。しかし、マチュアとバイスの二人はオロチ八傑集のメンバーで、裏で暗躍していたゲーニッツから監視を命令されていたのだが、とっくに気付いていた庵はそれを黙認した上で二人を手駒として利用している。最終的に二人は自分につく形でゲーニッツを裏切っているのだが、ゲーニッツの死後に庵の中に流れるオロチの血が暴走。本能の赴くままに庵は二人を殺害するのだった。

一方、京、神楽ちづるの三人で組んだ『三種の神器チーム』では、京に協力する形でオロチ四天王の一人であるゲーニッツを倒すのだが、その際に庵の中の「人間としての本能」がオロチの血の呪縛を勝り、ゲーニッツの動きを封じる時に放った炎の色は青ではなく赤となっていた。


『97』では正式に参戦していないという設定。オロチの血の苦しみから徐々に命が蝕まれる状態となっており、プレイヤーチームが優勝した後はオロチの血に支配され、『ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ』という以前よりも遥かに深刻な状態で暴走。プレイヤーチームに襲い掛かる。前作と同じ京、ちづるの二人で組んだ『三種の神器』ではオロチとの決着が描かれ、オロチの意によって暴走しかけるも、庵は強靭な自我によってオロチに抵抗。京、ちづるの二人と共にオロチの再度の封印に成功するも、京と共に消息不明となった。

ちなみに本作では、庵のやっているバンドのライバルチームである「ニューフェイスチーム(七枷社シェルミークリスの三人)」が、庵の打倒を目的に参戦しているのだが、実は彼等三人もゲーニッツと同じオロチ四天王であり、最終的にはオロチ復活の暗躍をする中で死亡している。


ネスツ編

『97』で庵のオロチとの宿命の戦いは終結したが、京との個人的な戦いは未だに終わっていなかった。

『99』では、オロチとの戦いから生き延びた後よりずっと京の行方を捜していたようで(異世界に飛ばされたりもしていたが……)、その過程で彼が犯罪組織であるネスツに捕まっているのを知り、なんと自力で京の捕まっていた拠点を探し当てて殴り込みをかけるという信じられないまでの行動力を見せている(ハイデルンを含む怒チームのメンバーやマリーも実現出来ていない)のだが、自身が怒り狂ってネスツの戦闘員や京のクローン達を相手に虐殺しまわっている隙を突く形で京には逃げられている。一体どうやって探し当てたのかは明かされていないが、庵専用のエンディングのやりとりからも京と同様にネスツから狙われていたらしく、おそらく庵は襲い掛かってきたネスツの戦闘員達を返り討ちにする中で京が捕まっているのを知り、この行動に至ったのだと思われる。

ニアミス等によって結局京を見つけ出す事は出来ず、『2000』に至るまで執念深く京を追い続けている庵によって被害が拡大化するのを恐れたのか、さすがのネスツも庵の捕獲を諦めている模様。


『2000』では、偶然京の彼女であるユキがネスツの戦闘員に狙われている現場に出くわしており、庵は彼女と今日の関係を全く知らないのだが、「ネスツの戦闘員の行動が目障りだった」のを理由に彼女を助けている。しかし、彼女の言葉と自分と同じくネスツに狙われていた事実から、庵は本能的に京の恋人であると推察している。

この時の行動が幸運(?)を呼んだのか、個別エンディングでは、遂に念願であった京との再会を果たし、早速『殺し』に掛かっている。


『2001』では、セスヴァネッサラモンの三人に雇われる形で京をエサにチームを組んで参戦する。

しかし、彼等との信頼関係は皆無どころか、実は最重要人物として狙われており、エンディングでは掌を返される形で襲撃される事になる。その後の経緯は描かれていないものの、難無く庵が撃破する形で終わった模様。


アッシュ編

相変わらず京との因縁は続いているようだが、新たな勢力『遥けし彼の地より出づる者』の暗躍や新・主人公アッシュ・クリムゾンの性質の悪いちょっかいによって京との戦いを邪魔される事になる。


『2003』では、『97』以降久しぶりに京、ちづるの二人と『三種の神器』を組んで参戦。オロチの復活を目論む遥けし彼の地より出づる者の一人である無界と対決した後、突然現れたアッシュによってちづるの力が奪われ、次は自らの力を奪うと宣告される。


『XI』では、ちづるの頼みを受けた矢吹真吾に京との三人でチームを組むようせがまれ、度々殺そうとする形で追い払っていたが、京との戦いに遥けし彼の地より出づる者やアッシュが目障りであると考えたのか、しぶしぶと組む形で参戦する。

しかし、遥けし彼の地より出づる者のメンバーである紫苑禍忌によってオロチを呼び覚ます為の儀が行われた結果、エンディングで血の暴走を引き起こしてしまい、疲労していた京を負傷させ、真吾も重傷を負わせてしまう。その直後、隙を伺っていたアッシュによって、宣告通りに自らの力の源となる「八尺瓊勾玉」を奪われてしまう事になった。


『XIII』では、アッシュに力を奪われた影響で炎が出せなくなってしまったが、京への執念や、自身に辛酸を舐めさせたアッシュへの復讐心は一切衰えておらず、前作での終盤の影響なのか、蘇って来たマチュア、バイスの二人と再びチームを組んでの参戦となる。

エンディングでは、アッシュが消滅を迎えた後、660年の長い年月によって「八尺瓊勾玉」が既にオロチとの血の盟約から分離出来ない事をマチュアとバイスの二人から聞かされるも、庵はそれにかまう事無く勾玉を再び取り込む道を選んでおり、炎の力を取り戻した庵はその後、日本チームのエンディングで京を襲撃。彼との一騎打ちによってアッシュ編の大会の幕は閉じる事になった。


性能

格闘ゲーム的な意味での三種の神器(飛び道具、対空技、突進技)を備えたキャラクター。

主人公である草薙京に相対する存在として似たような性能の同名の技などが宛がわれていたが、シリーズが進むごとに性能が大きく変化していった草薙京とは対照的にシステム周りがどれほど変化しようと基本スタイルを崩さず、炎を失ったXIIとXIIIを除き、格ゲーの王道を貫き続けている。


ワンチャンスから一気に体力を奪える連続技を持っており、シリーズを通して上位近辺をキープ。

挙動にクセが多少あるものの、通常技を適当に振っているだけでもある程度闘え、慣れてくれば連続技で封殺も可能と、初心者から上級者まで使い手は多い。

KOFでは最も技の変更、削除の少ないキャラクターであり、基本を押さえれば(必殺技が総入れ換えになったXIIとXIIIを除けば)どの作品もほぼ同じ感覚で動かせる。


ジャンプ攻撃は全体的に強く、パンチが飛び込みに、キックが空対空でそれぞれ使いやすい。

連続技の要である葵花は強制ダウンを奪えるため起き攻めに移行でき、攻勢を維持しやすい。また弱葵花は小技以上に発生が早く反撃性能が非常に高いため、わずかな隙をついて一瞬で攻守を入れ替えることができる。


追撃可能なコマンド投げの屑風やめくり専用の特殊技である百合折り、低いジャンプ力を利用したガード崩しが強力で、機動力も高く、座高が低いために防御面も強い。


ツキノヨルオロチノチニクルフイオリ(以下暴走庵)

八神庵


上に記した「オロチの血が暴走した」というのは、庵の先祖であり三種の神器の一人である「八尺瓊(八神と名を改める前の名前)」がオロチを「封ずる者」でありながらオロチに唆され、オロチの力に手を出してしまった事に由来している。

中でも庵はオロチの血が特に濃いため、暴走の危険性をはらんでいる(ただしオロチが封印されている間はその危険性も治まるが、96やXIのようにオロチの封印が薄くなると危険性が増すという感じで、日常的に暴走するおそれがあるわけではない)。

しかし血の暴走を引き起こしてしまうと自我は完全に崩壊。草薙京への純粋な憎しみと殺意に囚われ、その他は草薙京殺害への障害物と見なして無差別な攻撃を繰り出す。


ゲームでも何度か登場しているが、その殆どで最上位を狙えるバランスブレイカー。通常状態の庵でさえ訳のわからないまま倒されるいわゆる「わからん殺し」が対初心者でならありえたが、こちらではブーストされた機動力により、上級者が封殺される事も。

また攻撃力も跳ね上がっているので、完全に対応しきれないと通常庵相手にした時よりも短い時間で屠られるハメに。


そしてどういう訳か、この暴走庵が出た作品は「バランスは投げ捨てる物」と言われる作品が多く、人によっては暴走庵を見ただけで拒絶反応を示す事も。

ただしKOF'97ではジャンプ高度が極端に低くなった代償として、ジョー・ヒガシにハリケーンアッパーを連発されると超必殺技の八酒杯を撃たない限りハメに近い戦いを強いられることになる。


爪庵

庵

KOFXII、XIIIに登場。炎を操る能力を失い、引っ掻き技を携えた庵の通称。XIIIでDLCで追加できる「炎を取り戻した庵」通称「炎庵」との区別で使われるようになった。

炎が出せないため炎を使用した技が一切使えなくなっているものの、こちらはこちらでまた違う強さを持っていたりする。


元々、炎が蒼紫色である理由はもともとオロチの力によるものだったので、八尺瓊一族の力のみだと炎は京と同じく赤い('96の三種の神器エンディングより)。これは草薙と八尺瓊はずっと辿ると同じ流派だったことにも由来しているものだが、八尺瓊はオロチとの血の契約によって蒼紫色に変化し、オロチの力を得ることができたが代々短命となった。

そんな八神の一族である庵がXIにてアッシュに八尺瓊の力を奪われてしまうことになるのだが、血の契約を果たして660年という非常に長い時間によって八尺瓊の力とオロチの力が不可別のものとなっており、結果的にXIIとXIIIの庵は八尺瓊一族の「封ずる者」の力だけでなく、オロチの力をも失っている。


オロチの力を失った、この爪庵としての格闘スタイルこそが(炎を使えないことは置いておいて)本来の八神流(八尺瓊流)なのではないか、という説もある。

実際劇中では何人かの登場人物に「炎があった頃より強いのでは」と称され、XIIの公式ストーリーでは草薙京から「炎が出なくなったってわりには元気いいじゃねーか。……そいつが本来の八尺瓊流ってヤツなのか?」という発言がある。


俺が悪いのか?!

美形会議ネタ


近年の庵は美形会議により、別の意味でのファンを増やしている。

そもそもはKOF代表美形キャラとして二階堂紅丸が呼ばれていたのだが、面倒くさがった紅丸から会議への出席を押し付けられた、と言う設定で登場。

会議での役割はずばり「最後の良心」であり、「最強のツッコミ要員」。KOF本編に比べてかなり良い人に仕立てられているのが特徴。

よく橘右京を刺激しては吐血させ、ロバートアンディから「謝れ八神庵!!」「右京さんに謝れ!!」と理不尽な非難を喰らうのが会議の名物となっている。


弄られキャラが定着している美形会議の中では、何故か「美形会議の八神庵」と「KOFの八神庵」が同時に登場しているものもあり、どっちも自分を本物だと言い合うなど色々とややこしいことにもなっている。


なお公式でのイジられようも中々に酷く、蕎麦屋の主に扮し「喰え!啜れ!!そして死ねぇっ!!!」と代表的なセリフを改変させられたのはまだ大人しい方で、「ほのぼのファミリードラマ」で「草薙京の憧れの先輩(手芸部の部長)」として女装させられた挙句恋人役を演じさせられたこともある(「そういう本を読んでいるみたいだった」とコメントされた)。

中でもひどいのがミスX。詳しくは該当記事にて……と思われたのだが。


ちなみにテリースマブラ参戦ムービーではヒラヒラ落ちてきた招待状をつかみ損ねて哀愁溢れる三段笑い。

一方の京は手だけの登場であった。


関連タグ

KOF 三種の神器チーム 八神庵の異世界無双

草薙京:宿敵

ビリー・カーン如月影二:'95でのメンバー。目の敵にされる

オロチ:1800年前から続く怨敵

八神英二ダンボール戦機の登場キャラクター。偶然にも同姓でしかも中の人がXIV版と一緒だったりする。

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