概要
東京都心部からさいたま市(浦和・大宮)、熊谷、伊勢崎、前橋、越後湯沢、長岡、三条燕、新潟を経由する国道。ただし国道17号としての実質的な区間は長岡までで、以北は国道8号と完全重複となる。
東京~高崎間は中山道を通り、高崎~新潟間は三国国道を経由する。
東京~渋川伊香保間は関越自動車道から離れており、この区間の関越道は国道254号線を経由する。更にこの区間の多くはバイパスを含めて片側2車線以上で整備されており、新大宮バイパス、上武道路、前橋渋川バイパス等で構成されている。(但し、バイパスではない区間は片側1車線も存在するので要注意。)
東京日本橋を起点とする国道の一つでもある。(他には国道1号、国道4号、国道6号、国道14号、国道15号、国道20号が該当する。)
主なバイパス
新大宮バイパス
東京都練馬区の国道254号交点から埼玉県さいたま市西区の国道16号宮町ICを結ぶバイパス。
都内は国道254号から首都高速5号池袋線と合流するまでは2~4車線、それ以北~埼玉県内は6車線で運用されている。
埼玉県内は一部立体化されているものの、信号の繋ぎが悪いせいか渋滞が頻発しているので注意が必要。
早く行きたければ金取られても首都高速埼玉5号大宮線与野ランプを利用した方が早い。
又、宮町IC付近までは大宮線が延伸する計画も存在する。
上尾道路
埼玉県さいたま市西区宮町ICから同県鴻巣市箕田交差点を結ぶバイパス。
国道17号の道路事情の改善及び、圏央道連絡を向上する為に計画・整備された道路となっている。
地平区間と専用区間があり、地平区間の一般道路は片側2車線、一般道路の上下線間に高架で片側2車線の自動車専用道路、国道の両側に市民生活用のサービス道路と緑地帯を整備する事になっており、道路幅はおおむね50mを超える。
自動車専用道路は、現在の首都高速埼玉大宮線を延長する形で建設されるが、事業主体は首都高速道路となる。
宮町IC~圏央道桶川北本ICまでの区間は、埼玉県道57号さいたま鴻巣線の小藪谷(西)交差点~埼玉県道12号川越栗橋線の川田谷(狐塚)交差点までが暫定2車線である事を除き、4車線で運用されている。
最もこの区間に関しては立体化を積極的に進めた方が利便性向上になるが果たして…。
尚、現時点では桶川北本ICから鴻巣市箕田交差点までは未開通となっている。
完成した場合、熊谷バイパスと一本で繋がる。
熊谷バイパス
埼玉県鴻巣市箕田交差点から同県熊谷市玉井ICまでの約18kmの区間を結ぶ、国道17号のバイパス。
片側車線で構成されており、やはり自動車専用道と一般道区間で分かれている。
ただ、ここは交差点の立体化を進めた方が建設費を抑えられ、自転車専用道を整備できる利点があるが…。
深谷バイパス
埼玉県熊谷市玉井ICから同県深谷市 四拾坂下交差点を結ぶバイパス。
起点の玉井ICから上武ICまでは暫定4車線、上武ICから四拾坂下交差点までは暫定2車線区間となっている。
一部区間が上武道路として組み込まれている。
将来的に4車線にする予定。
上武道路
上武IC(深谷バイパス分岐)から群馬県前橋市田口町へ至る国道17号バイパスである。埼玉県内と国道50号・今井町以北は暫定2車線の区間がある。
但し、群馬県内は暫定2車線と言えども、立体化されている場所が多く、比較的楽に移動できる。
やはり4車線化が必要な区間と同時に立体化も急がれる区間となっている。
前橋渋川バイパス
群馬県前橋市田口町から同県渋川市半田を結ぶバイパス。
全線が暫定2車線且つ、歩道も所々しかない。
その為、渋滞が蔓延化している。
しかし、ほぼ立体化した上に信号がない為、却って早期4車線での整備が必要となる区間となっている。
渋川バイパス
群馬県渋川市半田から、同市阿久津を結ぶバイパス。国道291号・国道353号(一部)の重複区間の上、一部区間は国道17号の指定が外されている。
渋川伊香保ICはこのバイパスに存在し、上記のバイパスを利用すれば早く移動する事が可能となる。
上記の道路は東北自動車道と関越自動車道の中間に位置する為、高速道路のない地域の補完や首都圏の渋滞を避ける為の別ルートとして利用される。
主な接続国道
日本橋に接続する国道を除く。(東京都心部に近い順。)