基礎データ
他言語版の名称
英語 | Slurpuff |
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イタリア語 | Slurpuff |
スペイン語 | Slurpuff |
フランス語 | Cupcanaille |
ドイツ語 | Sabbaione |
進化
ペロッパフ → ペロリーム(「ホイップポップ」を持たせて通信交換)
概要
『ポケットモンスター X・Y』で初登場したポケモンの1体。
ペロッパフの進化系。フレフワンとは対の関係になっている。
名前の由来は「ペロ(舌を出す擬音語)」と「クリーム」からきていると思われる。
わたあめのような進化前とは異なり、小さなケーキのような見た目をしている。
また、2頭身になって手も生えた。一方で尻尾はなくなっている。
体毛は進化前同様にふわふわで、多量の空気を含んでいるため触り心地は柔らかく見た目よりも軽いらしい。実際に「たかさ」はペロッパフの2倍になっているのに対し「おもさ」は1.5kgしか増えていない。
人間の1億倍以上という嗅覚を持ち、空気中に漂うわずかな匂いでも周りの様子がすべてわかる程。そのなかでも特に甘い匂いに敏感なため、パティシエの手伝いをしている個体もいる。
また、相手の体臭から心身の調子を嗅ぎ取ることも可能であり、これを医療に応用できるのではないかと期待されている。
通常色はイチゴホイップ系の色合いだが、色違いはチョコベリー系の色合いに変化。
イメージ的にもバレンタインが良く似合いそうである。
対戦における性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
82 | 80 | 86 | 85 | 75 | 72 | 480 |
可もなく不可もなく、を体現したような平均的な種族値を持つ。
希少な特性「スイートベール」は 味方全体の眠り状態を防ぐというもの。
単フェアリー仲間と比較するとピクシー・フラージェス・ニンフィアあたりに見劣りしてしまいがち。
その代わりとしてなのか、技のレパートリーは妙に豊富。
何故かムーンフォースを覚えないのだが、サブ技はエナジーボール・かえんほうしゃ・サイコキネシス・なみのり・10まんボルトとなかなかに幅広い。
特にはがねタイプに対抗できるかえんほうしゃの存在は大きい。
補助技もあくび・コットンガード・はらだいこと有用なものが揃う。
隠れ特性の「かるわざ」なら、はらだいこ→オボンのみで体力回復→かるわざ発動のコンボができるが、物理技がじゃれつく・ドレインパンチ程度しかないのが難点か。
第7世代でねばねばネットを取得。ドーブルという例外を除けば、むしタイプ以外では初の習得者であり、なかなかの個性となった。これによって味方のサポートをする形も増えつつある。
『ソード・シールド』にも続投。
本作では何とペロリームとタイプ・通常特性・モチーフまでもが同じなポケモン「マホイップ」が登場した。
固有特性だったスイートベールを明け渡した上に、特殊方面のステータスではアチラに負けてしまっている。が、コチラにはマホイップが覚えないユニークな補助技の数々や、前述のはらだいこを駆使した物理型という選択肢があり、立場が危ぶまれることは無かった。
……と思いきや、なんと物理型の要であったはらだいこが没収されてしまった。
これにより物理アタッカーの道はほとんど閉ざされたと言える事態に。
かなりの痛手を受けたのは間違いないが、一方で新技ミストバーストを習得。貴重な自主退場技を得たことで、サポート性能は大きく上昇した。
光るものはあるが今一歩の要素も多いポケモンなので、やることをきっちり決めて器用貧乏に陥らないようにするのが運用の肝になるだろう。
主な使用トレーナー
・ラケル(劇場版ボルケニオンと機巧のマギアナ)