『ウルトラセブン』に登場したオリジナルについてはこちらを参照。
データ
別名: | 特空機2号 |
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身長: | 65メートル |
体重: | 2万3千トン |
タイプ: | スピード型 |
出身: | 日本 |
概要
正式名称は「対怪獣特殊空挺機甲2号機」、略して「特空機2号」。
予算が止まったために開発が一旦ストップしたがゴモラの一件で予算が認可され、第4話にて完成。しかし各部のパーツを別々の企業に発注したことで電力ロスがひどく、起動のための充電に4日を要するという有様だった。(それだけでなく当初の設計と異なる作りになってるらしい)
そこでオオタ・ユカによって、冷蔵庫に保存してあったネロンガの角の破片から電力を増幅する方法で問題をクリア、実戦投入に至った。
1号機であるセブンガーに比べて軽量化されており、スピードはセブンガーの2倍。各部に空いた穴からジェットを噴射することで飛行や高速移動ができる(ただし、飛行する際は噴射が脇から出る)。
実戦投入後、ネロンガの電⼒増幅の仕組みを応用した急速充電・高出⼒・大容量のバッテリーが開発され、活動時間も(後発機だけあって)5分に延長されている。
本体の馬力によって怪獣と真っ向切っての格闘戦を得意とするセブンガーと異なり、額から放つ『レーザーショット』や各部の穴から発射するミサイル『20式対怪獣誘導弾』など、飛び道具も駆使して様々な状況に対応できる。また、格闘戦に於いては両拳をドリル状に回転させての連続パンチ『高回転硬芯鉄拳』や背面からの噴射による姿勢回復→からのエアクッション走法による突進を見せている。
主にナカシマ・ヨウコが搭乗していたが、キングジョーストレイジカスタム配備後はお下がりの形でナツカワ・ハルキが搭乗する事も多くなった。
劇中での活躍
- 第4話「二号ロボ起動計画」
ユカの機転で遂に起動。東京に出現したテレスドンと交戦するウルトラマンゼットベータスマッシュに加勢する形でヨウコが搭乗して出撃。テレスドンを追い詰めたものの突如としてテレスドンがエリマキテレスドンに変化、反撃にあい機能が停止したがその後再起動してエリマキテレスドンのエリマキを毟り取り、そしてアルファエッジのゼスティウム光線発射と同時にミサイルを大量発射してテレスドンを倒した。
- 第5話「ファースト・ジャグリング」
ヨウコが搭乗してペギラと交戦するもペギラのパワーと冷凍能力の前に苦戦し最終的にはコクピットのヨウコもろとも氷漬けにされてしまった。その後ハルキが搭乗したセブンガーの背部のブースターの炎で解凍されヨウコもハルキによって救出された。
- 第6話「帰ってきた男!」
冒頭、『制限時間以内にいかに早く怪獣を制圧できるか』を課題としたセブンガーとの模擬戦にヨウコが乗り込み参加。
機動性でセブンガーを相手に一時優位に立つも馬力で押し切られる一進一退の攻防を繰り広げるが、デビルスプリンターの影響により復活したギルバリスの乱入により急遽戦闘となる。
セブンガー共々不意打ちの攻撃を避け、その後ギルバリスを追って乱入して来たウルトラマンジードの戦闘を見守り、ギルバリスを破ったその強さに感心していた。
中盤でギルバリス撃破の為に行われた『AI騙して一気に破壊だ大作戦』で再びヨウコが搭乗して出撃、ユカによって流された偽の情報におびき出されたギルバリスの本体を捕獲し破壊しようとするもボディを実体化され失敗。しかし、その後ユカのアイデアによってミレニアム懸賞問題のデータをギルバリスに流し込んで動きを封じゼットとジードの勝利に貢献した。
- 第8話「神秘の力」
セブンガーと共にトライキングを迎え撃つが圧倒されてしまう。
- 第9話「未確認物質護送指令」
防衛軍に回収されたウルトラメダルの護送任務に際してハルキが操縦する。
山道を進むバンを飛行しながら護衛していた最中に現れたキングジョーを何とか食い止めようとするが、力の差は歴然としていた上、抑え込もうとした最中に頭部のパーツだけ分離するという奇策を使われた事で取り逃がしてしまった。
もっとも、この作戦自体が陽動作戦であったため目的自体は果たしている。
- 第12話「叫ぶ命」
グルジオライデンと二度に渡り交戦。
一度目はヨウコが搭乗。セブンガーと共に戦うも圧倒されセブンガーが先に活動停止、セブンガーを放棄したハルキが変身したゼットに助けられる。
二度目はヨウコがキングジョーストレイジカスタムに搭乗したためハルキが搭乗。
キングジョーストレイジカスタムの攻撃に気を取られた隙を突いて頭上から降り立ち、ワイヤーとペグで拘束する事に成功するがあっさりと抜け出され、逆にライデンブレスターで機能停止に追い込まれた所に腹部を抉り出されエネルギーを吸収される憂き目にあった(ユカ曰く「ウインダムを食べてる」)。
余談
過去の個体と違い生命体ではなく完全なロボットで、現時点では関連性は無い模様。上述したように各部の穴をジェット噴射機構と解釈したりと、ロボット怪獣だからこそ光る描写も追加されている。
改造次第でファイヤーウインダムになれたりするのだろうか?
オリジナルが機械生命体、メビウス版が電脳再現体、そしてZ版がロボット怪獣とカプセル怪獣の中でも考えうる全ての状態で登場した稀有な存在となった。
ちなみにゼットはボイスドラマでゼロからウインダムについて「ロボットみたいな生命体」である事を教えられている。
また、特別編『特空機シークレットファイル』においてゼットの口からオリジナルとそっくりなことが言及されている。ゼット自身は疑問を持ちつつも「他人の空似」と流していたが、今後はその類似点も焦点になると思われる。
田口監督曰く、『ウルトラマンZ』に防衛チームを登場させるにあたってウインダムの着ぐるみが残っていたことから「ウインダムで怪獣と戦う防衛隊を出そう」という案で説得したとのこと。
関連タグ
メカゴジラ:本来は生物だったがリメイクによるロボットへの設定変更は、ロボット(初代)から機械生命体(3式機龍)となったこちらとは真逆である。