「バクロォーッス!!」
データ
他の言語では
英語 | Spectrier |
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概要
ポケモン剣盾の冠の雪原から登場した、黒い馬の姿を持つ伝説のポケモン。
氷の白馬・ブリザポスとは対になる。
よく見ると四肢の球節に当たる部分が無く、脚と蹄が分離している、まさしく幽霊馬とも言うべき不気味な出で立ちの持ち主。また、後脚の霊毛は長く棚引いている。
右目は前髪に隠れているが、左目も常に閉じており、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて様子を探る。
孤独と静寂を好み、闇夜を駆け抜け、寝ている者の生命エネルギーを吸い取る他、その脚に蹴られると魂がすっぽり抜けてしまうという。
薄暗い墓所にしか育たない特殊な「くろいニンジン」が大好物。
気位が高い自分勝手な性格でもあり、大昔はカンムリ雪原一帯を荒らす厄介者として知られ、脅威を感じた相手には近寄らない狡猾さも秘めている。
だが、当時そこを修めていた豊穣の王・バドレックスによって調伏された結果、その愛馬として長らく力になったとも云われ、主が跨る時人馬一体の姿となって真なる力を発揮する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
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100 | 65 | 60 | 145 | 80 | 130 | 580 |
種族値はちょうどゲンガーの上位互換のような数値をしており、シャンデラと同じ特攻145に加え素早さも130と、まさしく高速特殊アタッカー向けの種族値をしている。
特性は専用特性であるくろのいななき。相手のポケモンを倒すことで自身の高い特攻を更に上昇させることができる。早い話が特殊版じしんかじょう。
しかし単純に高速特殊アタッカーとして使う場合だと、シャドーボール、たたりめ、あくのはどう、バークアウト、りんしょう、スピードスター、いびき、はかいこうせん、マッドショットとあまりにも狭い技範囲が大きく足を引っ張る。
安定して使える技はシャドーボールとあくのはどうとなるがタイプ相性がモロに被ってしまっている。
その他の技は威力や反動によって使い勝手が悪い。
だがこれらの問題はダイマックスすることで大きく緩和される。
はかいこうせんは弱点をつけるタイプはないとはいえゴースト技との相性補完に優れ、ダイアタックとして使うことで反動を消しつつダイジェットによる素早さ逆転を防ぐことができる。
マッドショットはダイアースとして使うことで威力が倍の110まで跳ね上がり、ゴースト、ノーマル技両方を半減するバンギラスに対する打点となる。また意外と高めの特殊耐久を更に高めることで殴り合いに強くなるのも利点。
悪技もまたダイアークとして使うことで相手の特殊耐久を下げることができるため、相手の受けを崩壊させるのに役立つ。特に特性てんねん持ちへの対策として有効。
145という高い特攻を自身の特性やわるだくみで上昇させれば一致技のゴリ押し主体とは言えそう簡単に止まることはないだろう。
サポート型として使う場合素早さ130を活かし先制で物理相手にはおにび、特殊相手にはバークアウトを使うことで相手の火力を大きく削ぐことができる。禁止級を除けば最速のバークアウト使いである。
防御種族値は60とはいえHP種族値は100と高水準であり、おにびと合わせれば努力値である程度補える。ゴーストタイプであるためからげんきが無効なのもおいしい。
相手の有効打を潰すかなしばりや積み技、起点作成を封じるちょうはつを絡めれば相手の動きを制限できる。
状態異常の相手に対し威力の上がるたたりめなどで負荷をかけそのまま突破してもよし、じならし、こわいかおで相手の素早さを削いだ上で退場すればダイジェットを積むいい起点となるだろう。
またくろいきりを覚えるため、積みエースに対しきあいのタスキで耐えるなどして、能力変化をリセットしたうえで上を取れれば逆に相手を裏のポケモンの起点にすることもできるだろう。
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