CV:南央美
概要
銀色の長い髪をツインテール(TV版では中分け、劇場版ではV字前髪、漫画版ではパッツン)に纏めた金色の瞳を持つ少女。
わりと常に無表情で、丁寧語で話す。
愛称はルリルリ。
11歳(TV版当時)にして卓抜した頭脳を持ち、ナデシコのオペレーターを務めていた。
初めは色物ぞろいのナデシコクルー相手に「バカばっか」と呟いていたが、
次第に彼女も感化されていき、そう発言することも無くなる。
ただし、ゲームに登場した場合は、ファンサービスの一環として発言することが多い。
普段から非常に無口なうえ登場人物の中でも最年少(敬語を使う回数が多い)のでわかりづらいが、モノローグでは女言葉を使用している。(劇場版では全く使用しない)
TV版の身長は122㎝とかなり小柄。劇場版でも148㎝。
出生
お姫様
前身はギャンブルOKのテーマパークである永世中立国家「ピースランド」、その初代国王の孫夫婦である国王と妃の長女、つまり王女様である。
しかし、二人の間に長らく子供が設けられず医学的に子を儲けることになった試験管ベビー。
後述の通り受精卵の段階で爆破テロに巻き込まれたため、国王夫妻は長らくルリが死んだものと思っていた。
その後、国王は銀髪と金髪の五人の王子たちに恵まれており、ルリが11歳の段階での生存が確認された時は両親と共に姉を歓待していた。
遺伝子提供者が日本人と判断されてルリは「瑠璃」の名を与えられたが、これは父の国王が日系人であることを示している。
また母親の目の色はうれし涙を流していたため不明だが、王子たちの目の色が青いため、銀髪碧眼と考えられる。
しかしルリは後述の遺伝子操作の影響で黄金の目を持つため、母親の色白の肌と銀髪と相まって妖精染みた容姿となっている。
英才教育
自身を含めた多くの受精卵が預けられていた医療機関が、爆発テロに巻き込まれてしまった。
しかし、奇跡的に難を逃れた所をスカンジナビア半島の施設の所長の手によって、遺伝子に更なる操作を施されて誕生を受ける。
施設で自身と同じく誕生した子供達と共に英才教育を施され、最初にできた友達がコンピューターでよくチェスをして遊んで過ごしていた。
(自身の出生と両親を知るべく施設跡を訪れた時に出会った男に『貴方が、私の・・・父?』と訊ねると男がリモコンを操作したことで赤子の時の記憶にあった言葉や声の正体を知ることになる)
寝る前には近くの川を流れる水音を子守唄替わりに聞いていたため、時折遡上する鮭を「命の音」と思い、深層心理でその音を愛していた。
ヒューマンインターフェイス・プロジェクト
4歳の頃に日本の国籍を取得し、ネルガル重工傘下のアカツキ電算開発研究所に勤める星野智、幸枝夫妻によって養子として引き取られて生活をしていた。
養父母はMIT卒業後にAKATUKI入社、15年間「ヒューマンインターフェイス・プロジェクト」のチーフとメンバーとしてクラスAAA被験者のルリに訓練を施した。
更に5歳の頃当時、建造中だった機動戦艦「ナデシコ」のオペレーターとして選出され、宇宙船飛行訓練などのカリキュラムを施された後に11歳でネルガル重工へ引き渡されて現在に至る。
空白の三年間 -The blank of 3 years-
『身寄りがないルリちゃんをどうしようか?』とユリカとミナトが話し合った時に、最初はユリカの家で生活をしていた・・・が、ユリカとコウイチロウの親子喧嘩の末にユリカに連れられてアキトの家で厄介になっていた。
その中で、ナデシコBの艦長に就任しアキトにそっくりな人と出会い彼の手助けもしていった。
自分とアキト、ユリカの三人で生活を送っていくと感性豊かな少女へと成長をしていく(その中で、アキトとユリカが夫婦になった。)
しかし・・・その矢先、テンカワ夫妻が飛行機事故に巻き込まれたニュースを聴くと深く塞ぎこんでしまっていた。
それを知ったミナトに引き取られミナト、ユキナと三人で生活していた。
また、小説版では語りを担当。周囲の人物に冷静に突っ込んでいる。
彼女の視点で語られるので、心情描写も豊富である。
キミノオモイデニ、サヨナラ
三年後の世界を描いた劇場用作品「Prince of Darkness」では16歳になっており、アニメ版のアキトに代わって主人公として活躍。
元木連軍の三郎太と連合軍に所属するマキビ・ハリと出会ったことで復活し、ミナト達の下から離れて連合軍に復帰。機動戦艦ナデシコBの艦長に就任・活動している。階級は少佐。
火星の後継者が現れた事で、【現在のナデシコの強化が必要】と判断し、かつて初代ナデシコに所属していたメンバーの家などを訪れ新型戦艦【ナデシコC】への参加を頼み込んで回った。
ミナトと墓地に向かった時に、アキトと出会う。彼からある真実とあるものを受け取った後、ナデシコCへ乗艦し、最強の敵火星の後継者に立ち向かっていく。
イネス・フレサンジュの協力で火星の後継者の本拠地にボソンジャンプ後、すぐさまナデシコCで本拠地のシステムをダウンさせる。アキトは無事に北辰を倒し、ユリカを救出する。その後、すぐにアキトは出て行ってしまったが、ルリはいつかアキトを迎えに行くことを誓う。
だってあの人は、大切な人だから
スパロボでは
当然ながらナデシコが参戦した際には『DD』を除き必ず登場。
劇場版参戦時には、図鑑のコーナーでアキトの方が先に登場することが多い(これはあくまでスーパー「ロボット」大戦ゆえと思われる)。
『V』ではキラ・ヤマトと同じスーパーコーディネーターだと判明した(同作では北辰も最後のメガノイドという扱い)。
人気
放送当時から本作でダントツの人気を誇り、何なら「ナデシコは全く知らないけど、ホシノ・ルリは知ってる」って人が続出したくらいである。実際、放送終了から既に20年以上経過したpixivにおいても、2位のユリカの7倍もの枚数の作品が投稿されている。ちなみに『機動戦艦ナデシコ』タグのうち、ルリは3/4弱を占めている。
TV版の主役回3回はいずれも首藤剛志が脚本を執筆しており、高い人気を誇る。
第19話「明日の『艦長』は君だ!」では、彼女がオリジナルソングを披露した直後にキングレコードの電話回線がパンクした。
劇場版では警視庁とタイアップして交通安全ポスターが発行された(盗まれたこともあったとか…)。
大張正己はルリが大のお気に入りであり、後に首藤がシリーズ構成を務めた『獣装機攻ダンクーガノヴァ』ではルゥ・リルリというキャラを出している。
関連イラスト
関連タグ
機動戦艦ナデシコ ホシノルリ ルリ 極上のルリ 電子の妖精 オモイカネ 天才 ロリ おねショタ
綾波レイ:元ネタ?