概要
1516年にイギリスで出版されたトマス・モアの著作を由来としている。
モアの作中では現実世界とは隔絶された架空の島での政治や社会、風俗を三部構成で記した物語である。この書物で描かれる社会は、福祉制度、安楽死、宗教の自由など、当時の時代背景からするときわめて先進的な面を含んでいる。
「ユートピア」はラテン語で「どこでもない場所」という意味で、SFにおいて現実の社会や世界に対する批判的意識として用いられることが多い。
対義語はディストピア。ただ、現在の価値観からするとモアの「ユートピア」も画一的な管理社会でディストピアのように見え、ユートピアはディストピアの一種であるという見解もある。
動物戦隊ジュウオウジャーなど物語がハッピーエンドを迎えた結果、作品世界がユートピア化する作品も多く存在する。
関連タグ
ユートピア・理想郷の一覧
「ユートピア」を含む言葉
びっくりするほどユートピア - ネットスラング、AA
ユートピア・ドーパント - 特撮ヒーロー番組『仮面ライダーW』に登場するドーパント(怪人)
UTOPIA最後の世界大戦 - 藤子不二雄の最初で最後の描き下ろし単行本。日本でも有数のプレミア価格が付いた漫画作品。推定価格は初版で数百万円以上。
Number 39:Utopia及びその系統 - 海外版の遊戯王OCGより。反面、No.93はディストピアではなかった。