潔癖症
けっぺきしょう
概要
元来人間と言うのはある程度の真面目と清潔を愛するものであるが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言う言葉にもあるように、何事も行き過ぎは良くないため、加減が必要である。
そして加減を弁えない人間に対して贈られる侮蔑語が潔癖症である。
しかしながら、この加減が人によって違うのが難しいところで、潔癖症と呼ばれるような人間も、本人なりのほどほどを維持しているつもりだったりもする。
文化や慣習によっても真面目、清潔の基準は異なってくる。ある国では土足で部屋に上がる行為がとても汚いことだったり、別の国では全然問題なかったり。
お互いの妥協点を見つけ、上手く付き合っていきたいものである。
2000年以降、それまでの食中毒問題や食品の衛生管理問題などに関する事件が多発したこともあり、衛生管理の一環としてアルコール消毒を中心とした、家庭用消毒液の流通が拡大化された。
同時に子供に対する衛生管理への厳格化も社会現象化し、特に乳幼児に対する殺菌・滅菌への徹底が喧伝されるようになった。
同時にそれまで表に出てこなかった「隠れ潔癖症」と言い得る性格を持つ人も、表立って潔癖であることを表明するようになり、人によっては誰かが触った時点で殺菌消毒しないと無理という、重度の潔癖症も珍しくなくなってしまった。
だた一方で、社会全体の潔癖症が子供の免疫力の低下を招いているという風説もあり、医学的見地からも「ある程度は雑菌に触れて抵抗力を付けなければ免疫力が育たない」と、極端な潔癖に対して警鐘を鳴らす医師や学者も登場している。
言動に明確に表れやすい性格のため創作物への登場頻度も多い。
真面目を意味する潔癖症は、キャラクターの思想信条に深く関る。
一方綺麗好きを意味する潔癖症はコミカルなキャラ付けとして使われることが多く、几帳面だからと必ずしも厳格ではなくそれどころかチンピラやゴロツキのような素行不良の輩もいないこともない。
関連イラスト
関連キャラクター(ほとんどは1の意味)
主な"潔癖症"なキャラクター
- 市河菱靖(変ゼミ)
- ウルトラマンゼアス※後に克服。
- 風間くん、マサオくん(クレヨンしんちゃん)
- 草加雅人(仮面ライダー555)
- 佐久早聖臣(ハイキュー!!)
- サリーヌ(ヒミツのここたま)
- 斜堂影麿(落第忍者乱太郎)
- ジャーク将軍(アニメ版仮面ライダーSD)
- 城谷忠臣(テンカウント)
- 治崎廻(僕のヒーローアカデミア)
- チョロ松(おそ松さん)
- デス・ザ・キッド(ソウルイーター)
- テリ(おかしなガムボール)
- ナイチンゲール(Fate)(Fate/GrandOrder)
- 羽柴泉水(HIGHSCORE)
- パリーヌ(ヒミツのここたま)
- フクスロー(ポケモン)
- ブルー将軍(ドラゴンボール)
- ブルーン(機界戦隊ゼンカイジャー)
- ペチュニア(ハッピーツリーフレンズ)
- 魅上照(DEATHNOTE)
- ラリティ(マイリトルポニー)
- リヴァイ(進撃の巨人)
- ルチア(とある魔術の禁書目録)